見出し画像

noteにはなぜか吉野家の鰻の記事がないので

noteに書いたか忘れましたが、私の母方は鰻屋です。その地では有名店です。そのため小学生の頃は月に2回くらい行っていたので、普通の人が一生で食べる鰻の10倍くらいを、この時点で消費したんじゃないかと思います。事実中学の頃は鰻が嫌いになりかかりました。

そんなうなぎ屋の家系としては食べないわけにはいかん、吉野家さんの鰻です。

2枚盛りを注文したのですが、この下にまだ半分隠れています。

下に載せた吉野家さんのサイトにあるこれが2枚盛りだと思っていたら、よく見ると開いた状態の身が2枚見えますが、うなぎの数え方ってこれで1枚なんですね。うなぎ屋系なのに知りませんでした。ていうかそもそも1枚2枚なんて数えないですもん。

つまりこの公式の写真は1匹の頭側の半身で、これで1枚ということのようです。私はこれで2枚だと思っていました。

ではお味について。

これは細かく崩して混ぜて、ひつまぶし状態にして食すべし。ちょうどお店にはスプーンというかレンゲみたいなのが置いてあるのでそれを使う。そうすれば店で焼かなくても、焼きがいい加減でもこうして誤魔化せます。みんな大好きひつまぶしとはそういうもの。

そしてうなぎ自体は驚くほど大きくて肉厚。1枚で十分かも。これは吉野家に限りませんが、特に東京の鰻はほぼ例外なく、どこもタレが甘いです。これは鰻だけではなく、関東は全ての味付けが甘いと思います。東北は辛すぎですが、関西は出汁が効いた薄味ではあるけど甘くはないです。

鰻重牛小鉢セットの2枚盛りにしたわけですが、牛小鉢というのがいわゆる牛丼のアタマ、牛皿です。これはうなぎの比べると全然甘くない。甘くないどころか辛いとすら思えます。お新香も塩辛いですから、つまりこのセットであればうなぎのタレの甘さはトータルで見るとさほど気になりません。

鰻重牛小鉢セット2枚盛り

やはりお店で焼いていないので、超重要な焦げがありません。うなぎだけをテイクアウトできるので、自宅で焼き直したらいいのかもしれません。そして味噌汁はうなぎには全く合わないのも分かりました。不思議なものです。

これまたうなぎに限りませんが、食の好みは人それぞれです。最近巷で話題のこのうなぎ記事。これも試食者の皆さんの食のバックグラウンドによって判断は変わってくると思います。僕から言わせればうなぎを蒸すなんて、クリープを入れないコーヒー以上に正気とは思えないですもん。


吉野家さんのうなぎは、トータルでは話題の鰻の成瀬より遥かに満足度は高いです。好みはそれぞれだとしても、日本中あちこちにある吉野家さんで、あっという間のこのレベルの鰻がこの値段で食べられるのは最高だと思いました。機会があればすき家さんや松屋さんのうなぎも体験してみようと思います。

値段の価値は十分あると私は思いました

それにしても、noteに吉牛のうなぎ記事が殆ど見られないのがとっても不思議です。noteな方々はみなさんもっといいうなぎを食べてるのかなあ・・・


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?