久高島へのおすすめの行き方
久高島までのおすすめの行き方を書いておきます。これは私のように時間の融通がある程度効く人で、できるだけ安く移動して、そのために時間が余計にかかるとしても、そこで別の楽しみを見つけようと思ってしまう方向けの情報です。
久高島に行くには本島南部の南城市にある安座真(あざま)港から船で行く以外に方法はありません。安座真港まではレンタカーまたは路線バスでいくことが出来ます。このあたりは別記事に詳しく書いておきました。
久高島に行くのに私がベストだと思うアクセス方法です。
・夕方以降に那覇着の飛行機で飛ぶ
・那覇で前泊する
・翌朝路線バスで安座真港まで移動する
・安座真港から船で久高島に渡る
詳しく見ていきます。
夕方以降に那覇着の飛行機で飛ぶ
東京エリアから飛ぶ場合の話です。他のエリアも便数は少ないでしょうが、基本同じように思います。13時から16時くらいの時間に羽田か成田を出る便が、大抵の場合に中途半端なのでいちばん安いのです。言うまでもなくLCCで。そして後述するホテルを利用すると、ホテル代を払ってもトータルコストを下げられて、翌日の行動をすぐに開始できます。久高島には日帰りするだけで泊まらない場合であって、那覇前泊がおすすめです。
夕刻以降に那覇に着いたら、どこかで食事をします。那覇はあくまでも前泊地という位置づけですが、空港からここに直行して、安くて美味しい、あまり観光客目当てでもない沖縄料理を堪能して、ホテルには寝るだけのために移動するのがいいです。
那覇で前泊する
今回、こういうケースにとても都合がいいホテルを見つけました。ホテルストーク那覇新都心です。ここには12時間のデイユースというコースがあって、20時から8時、22時から10時までどちらも3,060円なのです。この値段でシャワーとトイレ付きの個室です。普通に1泊しても3,460円です。
この金額では逆に安すぎて不安になると思いますが、それは全くの杞憂です。事前に公式WEBで部屋の様子を確認したのですがあまり具体的にはわからなかったのですけど、この写真ならわかると思います。なんとシャワー、トイレの上にロフトベッドが乗っているという、強烈に大胆なレイアウトです。
ものすごく狭いですが、私のような寝るだけであれば何の問題もない、と思える人は少なくないと思います。眺望がないですけど窓はちゃんとあります。ですが、おそらく年中エアコンでしょうから、寝るだけの場所と割り切れば、カプセルホテル並みの低料金で、神レベルのホテルです。あくまでも久高島に行くことが目的であって、那覇のちゃんとしたホテルに泊まるという選択肢は別の機会の話、ということです。
さらに24時間ソフトドリンクが無料、夜はうどんが無料、朝はトーストが無料、膨大な数のコミック読み放題、WiFi快速、セキュリティーも清掃状態も何の問題もありません。隣にはなんとファミリーマートもあります。
2人で泊まることも出来ますが、それはさすがにちょっと狭いので2部屋取ったほうがいいと思います。しかしそれだと価格メリットが薄れますね。
ホテルから国際通りまでは歩いて10分、おもろまちまで13分で、そこからゆいレールやバスを使ってあちこちに行くことができます。今回の趣旨とは違いますが、名護、今帰仁、国頭方面にもバスでアクセスできます。ちなみに国際通りは鎌倉の小町通りみたいなもんで、観光客をやりたい場合を除いて立ち入るべきところではないと思います。
翌朝路線バスで安座間港まで移動する
ホテルから港までは、ダイヤ上は平日であれば7時41分に到着するバスがあります。始発のフェリーは8時30分なので、渋滞があってもたぶん大丈夫です。
次の船は10時ですが、時間が遅くなると通勤通学ラッシュでバスの乗り継ぎや渋滞が起きるので、7時にはホテルを出ることを勧めます。
ここではバス停にあるQRコードでバスの位置情報を読み取り、遅延がある場合の乗り継ぎ対応などを臨機応変にする必要があります。遅延が原因による乗り継ぎルートの変更をせざるを得ない場合には、次のバスまで1時間以上来ないというケースも予測できるので十分に注意してください。
安座真港から船で徳仁港着
前述の通り、船のダイヤは次の通りです。
8時発だと8時半には久高島に入れます。この時間でも自転車を借りることはできます。島内には日陰は少なく、やってるお店も限定的で、飲み物自販機は島内に3、4台しかないので知らないと探すのも大変です。島に渡る前に最低限の飲み物は用意しておくことを強く勧めます。
宿にチェックインできなくても、どこも荷物は預かってくれる気がします。
朝の8時半に島に着いても、というか何時に着いても同じですが、やることはそもそもありません。いわゆるアクティビティー、ショッピング、グルメというものを求めると完全に外します。パワースポットとか言ったところで、何回も書きますが、ここ久高島は実はそんなに強くはないです。
日差しや雨の問題がなければビーチで過ごすか、港とロマンスロード東屋あたりには屋根付きの場所があります。
航空券について
ではついでに沖縄までの航空券の話もしておきます。なお東京エリアからの情報のみを記載しますので、他のエリアの方はごめんなさい。
たとえばですが、2024年7月21日の執筆時点で9月の往復最安値の日を探すと、9月24日発、26日着が出てきます。これはスカイスキャナーなどで探します。スカイスキャナーのいいところは、日程未定で月単位での最安値を探せるところです。ヒマに人にはもってこいです。
するとピーチのこの成田発着のフライトが17,276円で最安値です。
同じ日の他社の料金を見てみると、続いてスカイマークのこちらが24,700円です。これは羽田発着です。
ANAの羽田発着は26,300円です。
JALの羽田発着は36,860円です。
これらは往復で検索していますが、片道で検索して成田か羽田か、LCCかFSCかを組み合わせるのもいいと思います。
私はJALのJGCプレミアでデルタのゴールドメダリオンだった時期もありますが、コロナ前から特定のエアラインのマイレージを貯めるのは一切やめています。その時に最も安いものを選びます。
マイレージというのは結局は自分のお金であって、航空会社のプレゼントではないということ、どの航空会社もマイレージ制度は改悪を続けているということ、ラウンジは混みすぎていて、タダ酒とタダ飯は全然無料ではないということ、他のサービスと異なり機体の違いなどない(事実上ボーイングとエアバスの2社独占)こと、技術の進化によってLCCとFSCとの運賃に見合う差異は少なくとも国内線レベルではほぼないこと、LCCも含めて乗客が慣れていること(特にスカイマーク)がなどその理由です。
上記の日程の例でも、ピーチの2倍を超える価値がJALにあるとは、冷静に考えると到底思えません。国内線の優先搭乗のために無駄に並んでいる、カンパニーエクスペンスの上級会員のおじさま達を見ていると、哀れにすら思います。こういう人たちこそ会社辞めたら大変だろうなあと。マンションの管理組合なんかで無駄な議論を熱くしていそうですよね。
LCCが飛んでいる路線ではLCCがおすすめです。ただし首都圏であれば成田までの時間と交通費をちゃんと計算した上で、です。沖縄線のような2時間を超えるようなフライトでは、足元が広い非常口座席を選択するのもアリです。
LCCはセールを頻繁に行うので、それを活用するのも大事です。個人的には羽田発着のスカイマークがアクセスも良く、無題な優先搭乗もなくて、窓際から順番に入れるという合理的な搭乗方法が好きです。客層も会員組織がないので慇懃無礼なおっさんがいないのは心地よいです。
ということで、また年内に久高島行こうかなあと思い始めています。