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日本では馴染みの薄いタルタルステーキにまつわるよもやま話

知らなかった。めっちゃ勉強になった。

私はタルタルステーキが大好きです。鮎の塩焼きの次に大好きです。ここで使っている3枚の写真は全部パリで食べたタルタルステーキの一部です。多分パリだけでも10軒以上は行っているように思います。

タルタルステーキとは、まあ100%ビーフハンバークを生で食べるというか、ユッケみたいなものです。ただしそれらとは味がぜんぜん違って、香草類がブレンドされていて、少しの塩気(岩塩です)と酸味がある店もあります。

先日noteにこのタルタルステーキの話を書こうと思って、調べ物をしていました。前からずっと気になっていた、タルタルステーキのタルタルと、牡蠣フライなんかにかけるルタルソースのタルタルは同じなのか否か。これらは似ていると言えば似てなくもない。

そこでChatGPTしてみたところ、

「タルタル」は、通常、特定の調味料やソースを指す用語として広く使われています。この用語の起源はフランス語で、元々はタルタル人(タタール人)に由来しています。彼らは中央アジアの遊牧民族であり、ヨーロッパにおいては異国情緒を感じさせる存在とされていました。
料理の文脈では、「タルタル」が使われると、通常は以下のような意味を持ちます

タルタルソース:最も一般的な使用法の一つは、「タルタルソース」として知られるものです。これは、マヨネーズベースのソースで、主に刻んだピクルス、玉ねぎ、ケイパー、香草、マスタードなどが混ぜられています。このソースは、魚料理や揚げ物、肉料理などに添えられ、風味を豊かにするために使われます。

料理に添える調味料:また、「タルタル」は、特定の料理に添える調味料やソースを一般的に指すこともあります。例えば、「タルタルステーキのタルタル」とは、ステーキに添えられる特定の調味料やソースを指すことがあります。

総じて、「タルタル」は料理において特定の風味を持つ調味料やソースを指し、その具体的な成分や用途は文脈によって異なります。

タタールは、北アジアのモンゴル高原とシベリアとカザフステップから東ヨーロッパのリトアニアにかけての幅広い地域にかけて活動したテュルク系民族に対して用いられてきた民族総称だそうです。日本では、中国から伝わった韃靼(だったん)という表記も用いてきたようです。

ちょっと粗挽きで噛みごたえがあります

そして韃靼といえば韃靼そばです。これも語源は同じところにあるようで、モンゴルに住んでいたタタール民族によって古くから栽培されてきた「苦そば」。これが日本では韃靼そばと呼ばれるようになったそうです。

ここは超有名店。専門店ではなくビストロです

こんな話をSNSに上げていたら、クラシック畑の友人から「ダッタン人の踊り」っていうボロディンの名曲を思い出しました^^ノスタルジックな名曲です。」というコメントがきました。

曲のタイトルは知りませんでしたけど、この曲はもちろん知っています。


数年前までは西麻布にパリの有名なステーキ店が店を出していて、そこでは和牛ではない現地の牛を輸入したタルタルステーキを提供していましたが、閉店してしまいました。いまでも日本でタルタルステーキを出す店はなくはありません。

パリで一番好きなお店のタルタルです

私は粗引きというか、実際には引くのではなく切る、叩いているのですけど、粗目で硬めの方が好きです。その方がたくさん噛むことになり肉の味をしっかり感じられるからです。生肉系は得意ではない方もいらっしゃると思いますが、焼肉屋のユッケとは全く別物の味ですので未体験の方は機会があればぜひ。

パリのどの店だったか不明

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