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次回「定例イソラジ」(20201105)のためにビゼーの曲を選曲

 オペラ「カルメン」で有名な作曲家ビゼー。
彼はフランスで活躍。そして何と若いころに交響曲を書いていました。

「あの作曲家も交響曲書いていたの?」シリーズの1人となります。
その第2弾として取り上げますが、番組として組み合わせる曲が必要です。

 そこで、まずは歌劇「カルメン」のアリアの聴き比べをしました。
本当なら、この機会に歌劇全曲を聴いておきたいところでは、ありますが。
今夜は主人公が歌うアリア3曲を、贅沢にも二人の歌手で聴き直しました。

その2人とは、ソプラノのカラス対メゾソプラノのカサロヴァ
ソプラノと少し低いメゾソプラノの違い。これがミソとなりそうです。

ちなみに、あまり知られていない主人公の正式な名前は、カルメン・シータ。
作曲者ビゼーが指定した、その主人公カルメンの声種はというと、、、。
「メゾソプラノ」か「ソプラノ」となっています。

 前置きはここまでにして。肝心の曲目は次の3曲とします。

 1.セギディーリャ「セビリアのとりでの近くに」
 2.ロマの歌「にぎやかな楽の調べ」
 3.ハバネラ「恋は野の鳥」

マリア・カラス(sp)は、ジョルジュ・プレートルの指揮。
 各曲の演奏時間は1(04:32)、2(04:17)、3(04:20)です。

元々が清楚で、か細い乙女のイメージがあるソプラノという声種。
カラスの声は、そうではなくて、もっと力強いのが特徴ですよね。

しかしながら、カルメンといえばカラスの歌唱で馴染んできたもので、、、。
こういうものだと思い込んでいた私です。これが、しっくりとくるのも確か。

・ヴェッセリーナ・カサロヴァ(ms)は、ジュリアーノ・カレッラの指揮。
 各曲の演奏時間は1(02:04)、2(04:48)、3(03:26)です。

1の演奏時間が短いのは、テノールが絡んでくる個所から後の演奏が無いためです。
メゾソプラノによるカルメンは、その妖艶さが、ソプラノより際立ちますね。

これならテノールのホセ役が、惚れて入れ込んでしまう気持ちが分かります。
そして、最後には受け入れてもらえずに、ホセはカルメンを刺し殺してしまう。

オペラの舞台のラストで、殺人シーンを見せられた初演当時の観衆は、、、。さぞかし驚愕したことが想像できますね。

 明日はホセ役テノール歌手3人による、同じアリアの聴き比べを予定しています。一緒に「カルメン」に関する管弦楽曲も選曲しておきましょう。

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