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音源って、なに?

前回、音色の事を書いているうちに、新しい「音源」という言葉を使ってしまいました。なので、少し話が戻りますが「音源」について書いておきましょう。

「音源」は英語で書くと「トーン・ジェネレーター」で、音を生成するという意味です。ここが生の楽器演奏とは違う発想で、コンピュータで音を作ってしまおう、という事です。

大きく2つに分けて、ハード音源とソフト音源があります。
それぞれに特徴があり、得意な分野、苦手な分野を持っています。

☆ハード音源
得意:コンピュータからシーケンサーソフトを使ってMIDIデータを送ってもらい、この装置で発音させて音を鳴らすことにより、コンピュータの負担を減らすことが出来、「音のもたつき」が無くなります。ゲームで例えると、画像処理部分をグラフィックボードに担当させるのと同じですね。
苦手:音の出口の数(ポート数、普通は16ポート、機械によっては倍の32ポート)や同時発音数(普通は64音色)に制限がある。この辺の数字の違いには意味がありますので、後程くわしく書きますね。

☆ソフト音源
得意:音源として機械を購入しなくても良いので、気軽に始められる。中には無料のもあるから、なおさらですね。
苦手:シーケンサーを使ったMIDIデータ送出から音の生成から発音までを、一台のコンピュータで同時にこなさなくてはならないので、それなりの処理能力が必要となること。というのは昔の話で、今のパソコンであれば、この辺はクリアしていると思われます。以前に試しに使用してみたところ、「音のもたつき」に我慢出来ないほどになってました。

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