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145)15/10/よろしく哀愁

ミュージックステーションが35周年だそうで、特番をやっていた。

郷ひろみさんや松田聖子さんが出演してるのを見ていると、往年の歌番組を思い出し、懐かしかった。
私たちの世代が聞いてきたヒットソングの数々は今や昭和歌謡と呼ばれている。
Adoさんの“うっせぇわ”も時が経てば、令和歌謡と呼ばれるのであろうか。

その昭和歌謡、イントロからすでに世界観が構築されるための導入が出来ている。1コーラスは短いが、1番だけでもその曲の物語の大筋はわかるし、曲全体を通して聞けば、私や俺=主人公の気持ちの起承転結を楽しむことができる。
詩先なのか、曲先なのかは曲によってさまざまだろうが、歌手の声や、イメージを想定して、詩曲とアレンジのハーモニーが絶妙な歌謡曲を、知らず知らずに楽しんでいた我々の世代は、本当に恵まれていたなぁと思った。バンザイ!昭和歌謡!である。

情景描写から想像させるものもあれば、郷ひろみさんの“よろしく哀愁”のように、もっと素直に僕の愛を信じてほしい、という告白から入ってドキッとさせるようなものもある。
僕の愛をなぜ信じてくれないのか、疑問を投げかけられるAメロ、会えない時間が愛を育てるんだよと説得してくるBメロ…切ない気持ちや、一緒にいようという決意などをまとめて、最後に“よろしく哀愁”とは…!そりゃタイトルになるよな、このキャッチーな言葉!そして、郷ひろみさんにしか歌えないこの言葉。Mステでは、郷さんに歌ってほしい曲を5択から携帯で連打して決める、という企画で、“よろしく哀愁”も入っていたが残念ながら4位…。
1位が“言えないよ”だとは、郷さんも意外な表情で面白かった。

昭和歌謡と言われると、年取ったなとは思うけれどたくさんのヒット曲を思い出すだけで幸せな気持ちになれる。何より、同じ世代の人がみんな知っててみんな歌えるのが、素晴らしい。

郷ひろみさん、50周年で555曲のサブスク解禁したらしいし、好みの昭和歌謡プレイリスト作ってみようかな。

#よろしく哀愁 #郷ひろみ #昭和歌謡 #歌謡曲




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