【Quote...Unquote】才能とやる気の関係
みなさんは、人生でこれだけは達成したいという夢や大きな志はありますか。「好景気」が実感できない中では、日々の生活に精一杯でなかなか長期の展望は持てないのが現実ではないでしょうか。
「自分には人から称賛されるような才能もないし」「会社がもっと社員の成長を促すことにお金を使ってくれてもよいのでは」と、環境や才能に恵まれないことを嘆き、なかば諦めの境地にいる人も多いかもしれません。
しかし、人生は思ったほど長くはありません。毎日の雑事に心を奪われていると、あっという間に老いが自分を蝕み、「やらなかったことへの後悔」に苛まれることになります。
今日の言葉は、工場作業員から身を起こし「鋼鉄王」とまで呼ばれるようになった、この人物です。
People who are unable to motivate themselves must be content with mediocrity, no matter how impressive their other talents.
- Andrew Carnegie (U.S. industrialist and philanthropist, 1835 - 1919)
自分自身で自らを奮い立たせることができない者は、他の才能がどんなにすばらしいものであったとしても、凡人に甘んじるしかない。
スコットランド生まれのアンドリュー・カーネギーは、1843年に移民として一家でアメリカに渡りました。
カーネギー少年の父であるウィルソン・カーネギーは、製造業者から材料の委託を受けて仕事をする手織り職人でしたが、当時のイギリスの織物産業は機械化が進み、手織り職人は次第に必要とされなくなっていました。そこで、新天地に活路を求めてアメリカへ移住したのです。
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