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【英語の格言】Miguel de Cervantes:勝利するためのたったひとつの方法

古今東西の偉人の格言を紹介しながら、心が折れそうな時の立ち直り方や、成功するための心構えを思いつくまま書いていくコラムです。みなさんが自分自身を見つめ、満ち足りた人生を送るための支えになれば幸いです。

みなさんは、勝利を手にするために心がけていることはありますか。

誰でも負けるより勝ちたいと思いますし、勝つべきところで確実に勝つことのできるのが、本当の成功者と言えるでしょう。

それは、いわゆる「負ける戦いをせず、勝てる戦いのみを戦う」ということにもつながると思います。

今日は「勝利するための行動」についての格言を紹介しましょう。

To be prepared is half the victory.
― Miguel de Cervantes(Spanish novelist and playwright, 1547 - 1616)
物事において準備を怠らなければ、半ば勝利したも同然である。
ミゲル・デ・セルバンテス(スペインの小説家・脚本家)

この格言を読んだみなさんは、「『準備すれば勝てる』なんて、いまさら言われなくてもわかっているよ」と思うかもしれません。

それでは、みなさんは勝負がかかった場面で、自分の納得のいく事前準備を行っているでしょうか。

実績や成功体験が積みあがってくると、人間はどうしても自らの力を過信してしまうもの。今日のの勝利が永遠に続くように錯覚してしまうのです。常に平常心をキープすること、それが勝ち続けることの秘訣です。

Win without boasting. Lose without excuse.
― Albert Payson Terhune (American author, 1872 - 1942)
勝っても誇るな。負けても言いわけをするな。
― アルバート・パイソン・タ―ヒュー(アメリカの作家)

勝利はその場で嚙み締めてすぐに捨て去り、また1からがんばれる人。そういう人こそが、常に勝ち続けていける人なのではないでしょうか。

「いや、そうはいっても、勝つことがすべてじゃないよ」という人もいるでしょう。

それは確かに正論だと思いますし、勝ち負けだけを人生の指標にするのは寂しい人生になることと思います。

「勝負のリングから降りる」という選択を取り、競争の少ない地方で生きることも一つの方法でしょう。

しかし、どの場所へ行っても、私たちは生きていかなければなりませんし、そのためにはお金を稼ぐ必要があります。勝負を避けても「生存競争」からは逃げられないのです

それならば、日ごろからしっかり準備をして、毎日を全力で生き抜こうではありませんか。

かつてダーウィンは「種の生存」に関して、有名な言葉を残しています。

It is not the strongest of the species that survives, nor the most intelligent that survives. It is the one that is most adaptable to change.
― Charles Darwin (English naturalist, geologist, biologist, 1809 - 1882)
長い歴史の中で生き残るのは強い種でもなく賢い種でもない。変化に対応した種が生き残るのだ。
ー チャールズ・ダーウィン(イギリスの自然科学者、地質学者、生物学者)

コロナウィルスの流行により、それまで比較的安定していた世界の政治・経済が一気に不安定と停滞に突入することになりました。

いかなる大企業や資産家、セレブや政治家であってもこの大きなインパクトから逃れることはできません。

これからは、自分の身は自分で守らなければならない時代です。

先の見えない未来を見据え、いまから準備をしておくことが、生き残るための秘訣だと言えるでしょう。

英語学習ひとくちメモ

前回の説明で、英語学習入門者のための学習手順について紹介しました。

1.中学レベルの単語・文法の習得
2.リスニングによる「耳からのインプット」
3.リーディングによる「目からのインプット」
4.ライティングによる「逐時アウトプット」
5.スピーキングによる「瞬間アウトプット」

今日は3の「リーディング」について解説します。

リスニングの習慣がついてきたら、目からのインプットを開始しましょう。

すでに耳からのインプットで、英語のリズムやイントネーションが感覚としてつかめてきているでしょう。

通勤時間や夜の寝る前の時間などを利用して、YouTubeやPodcastなどで耳慣らしをする一方で、英語の文章を大量にインプットしていきます。

教材として使うものとして、「英字新聞」と「ペーパーバック」を紹介します。

英字新聞はまず「週刊紙」から始める

この段階でいきなり日刊英字紙を読もうとすると、おそらく「三日坊主」確定なので思いとどまった方がいいです。

私の経験をお話しすると、高校の先生が4月の新学期最初の授業で「Mainichi Weekly」という週刊英字紙を紹介してくれたことをきっかけに読み始めました。

週刊紙のメリット
●購読料がリーズナブル
購読料は1か月1,071円で無理のない価格なので、学生さんや新社会人でも始めやすいという利点があります。
●1週間に1回配達でじっくり読み込める
普通の新聞のように毎日届くのではないので、読むのが追いつかないということもないでしょう。
●ニュース以外の様々な企画記事が満載
英字新聞と言うと、ニュースだけだと思っていませんか?週刊紙だとコンテンツのバリエーションも豊富。英作文教室やTOEIC対策、エッセイやクロスワードパズル、4コマ漫画など、様々なスタイルの英語に触れることができ、教養が深まります。
●紙だけでなく電子書籍としても読める
いまどき紙の新聞を持ち歩くのが面倒なら、デジタル購読でスマホやタブレットで読むこともできます。

現在、日本で購読しやすい週刊英字紙は4紙です。

Asahi Weekly
Mainichi Weekly
Japan Times Alpha
Japan Times on Sunday
「The New York Times Weekly」はFujisan経由で行動可

週刊紙で英語を毎日読むことに慣れてきたら、Japan TimesやDaily Yomiuriなどの日刊紙に挑戦するのもいいでしょう。

ただし、紙のJapan TimesにはNew York Timesも一緒に付いてくるので、結構な誌面の量に圧倒されます。

よほど時間と読解力がないとまず間違いなく挫折しますので、気を付けてくださいね(笑)。

ペーパーバックは「Graded Readers」から始めよう

英字新聞で英語を毎日よむ習慣ができたら、いよいよ英語書籍に挑戦です!

ですが、いきなり本屋さんの英語書籍コーナーにあるペーパーバックに飛びつくのは考えもの。

英語を読み始めた初学者レベルだと、語彙力がまだ少ないので読み進められず、これまた挫折してしまいがち。

無理して背伸びするよりも、中学レベルの単語力から始められる「Graded  Readers」という小冊子が、各出版社から発売されています。

ペンギン・リーダーズ Penguin Readers
オックスフォードブックワームス Oxford Bookworms Library
マクミランリーダーズ Macmillan Readers
ケンブリッジ・イングリッシュリーダーズ Cambridge English Readers
スカラスティックリーダーズ Scholastic Readers
ファンデイション リーディング ライブラリ Foundations Reading Library
ラダーシリーズ 
講談社英語文庫

Greaded Readersについての詳しい解説は、次の「英語洋書をスラスラ読むために」というウェブサイトの記事がよくまとまっています。

中学・高校の教科書で読む読書量など、たかが知れています。圧倒的にインプット量を増やさないと「英語脳」を作ることはできません。もちろん、英会話など遠い夢です...。

とにかく「多読」することが読解力上達の近道。かといって、かたっぱしからお金を出して買っていくのも経済的にたいへんですね。

こうした多読用の英語小冊子は学校や公共図書館でも置いてあるところが多いので、探してみてください。

読んでいく中で気に入ったものがあれば、自分で購入してじっくり読み込むのもいいでしょう。

今日は、英語のリーディングに特化した教材の紹介をしました。

でも、「やはり一人だとずっと継続できるか不安」と思ってしまったりしませんか。

NHKのラジオ講座だと、毎日放送を聞くことで確実に習慣化することができますよ。

シンプルな英語でストーリーを楽しむ「エンジョイ・シンプル・イングリッシュ」なら、毎日たった5分間の放送なので、とっつきやすく継続しやすいプログラムになっています。

さあ、思い立った日がベストの日!すぐにテキストを手に入れて、まずは放送を聞いてみましょう。

ラジオでもWebサイトでも、都合のいい時間に聞くことができますよ。


関西在住のWebライター/文筆家のタマゴです。私の書く文章があなたの人生を豊かにすることができていれば、ぜひサポートをお願いいたします。