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【ゆるふわコラム】日本人の課題:日本人が世界で存在感を取り戻す3つの方法

本日のポイント

  • 就業時間外で勉強する日本人は社会人全体の2.3%しかいない

  • 自社への忠誠心も転職・起業の意向もない「単なる歯車」は激動の現代には対応できない

  • 自分の得意と好みを生かした「天職」に就くことが日本の停滞を打破する鍵になる

「日本の存在感復活」のためには「昭和の価値観」を捨て去ることから

昭和の経済成長期からずっと、日本人はいったん学校を卒業したら定年までずっと一つの会社に勤めるのが普通でした。

ところが1990年代にバブル経済が崩壊してからというもの、日本経済は長く低迷期に入りました。給料も物価も上がらず消費も盛り上がらない「デフレ経済」のトンネルに入り込んだのです。

日本人の仕事に対するマインドも同じように冷え込んでしまい、自分の会社や仕事に対する熱意も失われていきました。

こうして、ビジネスに対する熱意や経営トップのバブル期での失敗により、日本は「日没する国」にまで落ちぶれてしまったのです。

では、なぜここまで世界のトレンドに遅れをとってしまったのでしょうか。その理由は下記の3つです。

  1. 失敗を極度に恐れ新しいことに挑戦しない

  2. 前例にないことに反対する

  3. 社会人になって自己実現や教育に予算を割くことをしない

それでは、日本人の競争力を取り戻すための3つの方法について考えてみましょう。

①「得意」「好き」「稼げる」キャリアを構築するために学ぶ

生活に必要なお金を稼ぐ手段としてだけに仕事をするのではなく、自分の適性や強みにフォーカスし、社会で求められる新たなスキルを身につけることが仕事や人生の不安を払いのける一番の方法です。

②リスキリングで新しい成長産業に必要なキャリアに転向する

自宅にいながらにして仕事ができる環境が整いつつあるなか、古い衰退産業から脱して新しいスキルを学ぶことで、人生や家族との関係を幸せなものに変えていくことが可能になります。

③非効率な時間の使い方を見直し家族との関係を見直す

満員電車での通勤といった不健康でムダな時間がなくなることにより、自分の大切な人たちとの時間を増やし、良好な関係していくことが幸福を感じられる近道になります。

日本の企業社会は「就社」から「就職」への転換を迫られる

これまで日本の社会人は「就職」ではなく「就社」だと言われてきました。自社に特有の業務システムや企業文化に精通することが、出世や昇給の必須条件だったからです。

こうした日本企業のあり方が日本人を「なんでもそこそここなすゼネラリスト」を大量に生み出す原因になりました。

リモートワークの普及により「その場の空気を読む」ことや「役職の権威をちらつかせる」などといった精神論的な風潮が通用しなくなっています。

最近よく言われる「メンバーシップ雇用」から「ジョブ型雇用」への転換が日本でも今後進むことになるでしょう。

そうした企業社会では「自分にしかできない専門性」を持つことがなによりも重要になります。

変化に対応し自分の可能性に挑戦しつづけることが競争力回復のカギとなる

今日は、日本人の競争を取り戻す方法について考えてみました。

この記事をお読みくださっているみなさんも、これからの日本の将来や世界情勢について大きな不安を感じていることでしょう。

そのときに頼りになるのは、会社や政府ではなく自分自身。

普段から自分の強みや得意なジャンル、これまで培ってきたスキルを「棚卸し」しておき、社会のトレンドに合わせて柔軟に方向転換できるよう、準備をしていきましょう。


関西在住のWebライター/文筆家のタマゴです。私の書く文章があなたの人生を豊かにすることができていれば、ぜひサポートをお願いいたします。