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【五十路MAN日記】5月29日(火):ちきしょう、転職...いや、手に職や!

面接落ちた。日本...は結構好きなのだが。

しかも、2社続けてだ。今度ばかりはほんとうに頭にきた。いや、自分が落ちたのはもちろん自分が至らなかったからで、それはいい。50過ぎで正社員になれるとも思っていなかった。でも、いくらなんでも、もっとちゃんとした断り方があるってもんとちゃうんか?

1社目は、京都に本拠を置くタクシー会社。ここは仮に、M社としておこう。といっても、京都でMから始まるタクシー会社といえば1社しかないので、「どこが仮名やねん!」ということになるが。

わざわざ足や営業所まで言って面接と運転技能のチェックをうけて、「3日以内には必ず連絡しますから」って面接官から聞かされて、それっきり1週間たっても何の音沙汰もない。

もう1社はきょう電話で断りの返事をもらったS社。全部で3回も面接をやるという。1回目は森ノ宮で人事担当者と、2回目は箕面店で人事担当者プラス営業・マーケティング・直属の上司になる予定のマネージャー。3回目で社長面接。

そもそもこの話は雇用側が切り出してきたものだった。もともと自動車の営業マンでがっちり稼いでやろうと、外車メーカーとして有名なB社とB社を選んで応募した。

え?どっちがどっちかわからないって?だって、2大外車メーカーといったら、どっちも「B」から始まる社名なんだもん。青い色のエンブレムとそうでないエンブレムという違いはあるが。

結局、両方とも営業としては落とされたのだったが、後者のB社だけが「納車・洗車担当社員としてどないでっか」なんて言ってくるもんだから、その話に乗っちゃたわけなんだよ。そうさ、僕が悪いんだ。

要するに、向こう側から勧めてきた仕事だったのだ。なのに今日かかってきた人事担当者の言うことがこうだ。「受け答えもしっかりしていて面接担当社には非常に好印象だったんですが」。そんな枕詞いらんっちゅうねん。

「前にディーラーで同じような仕事をしていた別の応募者がおりまして、そちらを即戦力として採用したので、残念ながらご縁がなかったということで」。即戦力が必要なんだったら、なんで実務経験がない僕を2次面接まで引っ張っとんねん。それはあまりにも残酷ではないか。期待させた上に面接のための時間と交通費が泡のように消えてしもうたやないか。

ちきしょう、こうなったら、転職だ。あ、いや違った。もう給与生活者はこりごりだ。非効率で、時間の感覚がなくて、周りの空気ばかり読んで、うっぷんを酒でごまかして、自主性も、自分の意見も、自分の大切な家族との時間も犠牲にして、いったい何のために生きるというのか。

ようし、今度こそ、手に職や!テクノロジーの力を借りれば、現代なら何だってできる時代だ。ブログも、メルマガも、自分のWebサイトも、電子書籍で自分の本だって出版できる。メールで会いたいって言ったら、有名人でも会ってくれないこともない、そんな時代だ。僕らは素晴らしい時代に生きているのだ。

一人で生きる。営業も、マーケティングも、Webデザインも、グッズ販売も自分一人でこなしていける。そして、自分の時間を楽しみ尽くす。それが今を生きる者の特権だ。さあ、踏み出すぞ。必ず勝つ。そして近い将来、目先の欲得を選ぶ老いぼれた組織人ではなく、礼節を知り自分を磨き続ける個人がこの日本を動かす日が、きっとやってくるだろう。

関西在住のWebライター/文筆家のタマゴです。私の書く文章があなたの人生を豊かにすることができていれば、ぜひサポートをお願いいたします。