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【日めくりnote】4月22日:今日は何の日?

本日4月22日は、アースデー、良い夫婦の日、カーペンターズの日。誕生花は「エゾギク」、花言葉は「variety(多様性、変化)」「fidelity(忠実、貞節)」「I will think of you(私はあなたを想う)」です。

アースデー

1970年4月22日、アメリカの市民運動指導者で当時スタンフォード大学の大学院生だったデニス・ヘイズ氏が「地球環境を考える日」として提唱し、制定されました。

この年にアメリカで行われた「アースデイ」には、2000万人が参加したといわれ、現在では全世界175か国、5億人が参加する運動にまで成長しました。

実はこれ意外にももうひとつ「アースデイ」があります。

・国際母なる地球デー(国際連合のアースデイ)
1969年、国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)における環境関連の会議でアースデイの概念が提起されました。

最初にその概念を採用したサンフランシスコ市に続いて当時の国連事務総長のウ・タントもこれを支持し、3月21日にアースデーを宣言しました。

2008年の国連総会で「国際母なる地球デー」とすることが決定され、2010年から実施されています。

良い夫婦の日

1994年(平成6年)、国際連合が「国際家族年」を宣言したことをきっかけに、よ(4)いふうふ(22)の語呂合わせで講談社が制定しました。

1年間で話題になった著名人夫妻へ「よい夫婦の日 ナイス・カップル大賞」を送るという講談社が主催するイベントが2010年まで実施されていました。

1994年(平成6年)の第1回には、野村克也・沙知代 夫妻、向井万起男・千秋 夫妻が受賞し、最後となる2010年(平成22年)の第17回には、宇崎竜童・阿木燿子 夫妻、庄司智春・藤本美貴 夫妻、皆川賢太郎・上村愛子 夫妻が受賞しました。

カーペンターズの日

1969年4月22日にA&Mレコードと契約し活動を開始したことにちなみ、2009年にユニバーサルミュージックが制定しました。

カーペンターズは、1970年代に活躍し世界的に人気を博した音楽デュオで、兄リチャードがピアノ、妹カレンがドラム(のちにヴォーカルに専念)を担当し、ロック全盛だった当時としては一線を画す独自のスタイルを築きました。

1971年から1975年の間に多くのコンサートツアーをこなし、テレビ出演も積極的に行っていました。

彼らの人気に反して批評家からは「甘ったるくて退屈」と酷評されてたものの、1970年と1971年にグラミー賞を3度受賞しているほか、1973年には第1回アメリカン・ミュージック・アワードの最優秀ポップ・ロック・デュオにも選ばれました。

4月22日生まれの特徴

4月22日生まれの人の星座は「おうし座」、守護星は「金星」です。

この日生まれた人は、直感力に優れており冷静な判断ができるため、リーダーになる資質を持っている人です。

あなた自身が望むと望まざるにかかわらず周りの人々の信望を集め、クラスの委員長などに推薦されるでしょう。社会人になってからも、企業の役員や組織の代表に選出されることが多いですが、苦労することもなく職務を全うできるので、人々の尊敬を集めます。

それと同時に手先が器用ですので、職人や作家としての仕事に就いても成功できます。

生まれ持った能力の高さから羨望を嫉妬を受けやすいので注意が必要ですが、自分の才能に溺れることなく地道に努力を重ねていけばまちがいなく成功をつかむことができ、輝かしい人生を送ることができるでしょう。

4月22日生まれの有名人

イサベル1世(カスティーリャ女王、1451~1504):夫フェルナンド二世とともに第二次カスティーリャ継承戦争に勝利し「カトリック両王」の称号を受ける。1492年にイスラム国家グラナダを陥落させ、レコンキスタを完成した。
イマヌエル・カント(哲学者、1724~1804):ケーニヒスベルク大学の哲学教授であり、「純粋理性批判」、「実践理性批判」、「判断力批判」の三批判書を発表し、認識論における「コペルニクス的転回」をもたらした。
ウラジーミル・レーニン(革命家、1908~2002):ロシア社会主義民主労働党を率いて1917年に十月革命を成功させ、人類史上初の社会主義国家「ロシア・ソビエト共和国」を建国した。その後共産党一党独裁体制を確立し、ソビエト連邦の成立に深く関わった。
冨田勲(作曲家、1932~2016):慶應義塾大学文学部時代に音楽理論を学び、在学中からNHK音楽番組の仕事を開始。多くのラジオやテレビのテーマ音楽を作曲し、シンセサイザー音楽を世界的なヒットを飛ばすとともに、情報芸術分野の人材の育成に尽力した。
ジャック・ニコルソン(俳優、1937~):3度のアカデミー賞受賞と9度のノミネートで知られるアメリカ映画界を代表する俳優。20世紀美術の有名なコレクターであり、NBAのロサンゼルス・レイカーズの熱狂的なファンである。

【編集後記】音楽の小箱:Carpenters - Superstar

今日は、冒頭でも紹介した1970年代を代表するデュオ、カーペンターズについて、独断と私見たっぷりに語ってみたいと思います。

1970年代の音楽シーンは、僕の個人的な記憶だと「ビートルズ」と「カーペンターズ」で席巻されていたように思います。

当時はまだ小学生だったのですが、クラスの中でも「ビートルズ派」と「カーペンターズ派」に分かれているぐらいで、それぞれの「派閥の長」は、だれかれ構わずクラスメートをひっつかまえては

おまえ、ビートルズとカーペンターズとどっちが好き?

などと問い詰めていました。

例えて言えば、戦国時代の武将が自分の領地を広めるために隣国に攻め込むようなものです(ちょっと違うか)。

僕の趣味からすると、当時ロックにはまったく興味がなく、断然カーペンターズのほうが好みだったのです。なにせ、子供のくせに日頃からイージーリスニング(これもまた今となっては死語扱いですが)ばかり聴いていたぐらいでしたから。

あ、ちなみにイージーリスニングというのはこんなカンジの音楽です。

え?これはマジックショーの時にかかる曲じゃないのかって?ちゃいますよ!このおヒゲのよく似合う指揮者のポール・モーリアさんは、ご自分の楽団を持ちよく日本にもコンサートツアーでいらしてたんですから!

戯言はこのぐらいにして、1970年代のカーペンターズはビートルズと人気をを二分しており、ビートルズとはちがった熱狂的なファン層が日本にもいました。

カーペンターズの音楽の特徴は、なんといってもそのハーモニーでしょう。まるで「天上から降ってくるのか」と思えるぐらいの完璧な音程と和音は、どんな悲しみや苦しみも洗い流してしまうほどの力を持っていると感じます。

その点では、現在のような全世界がパンデミックで悩み苦しみ希望をなくしている時代にこそ、音楽のチカラを頼ったらいいんじゃないでしょうか。

そんな素晴らしい音楽で世界中にファンを持つカーペンターズも、1983年に妹のカレンが新造麻痺と拒食症によって死亡したことにより幕をとじました。

多くの人たちに愛され商業的にも成功したアーチストは、ほぼすべてといっていいほど悲劇的な最期を遂げるものです。

マイケル・ジャクソンプリンス、ZARDの坂井泉水もそのような道をたどっています。

やはり、神様から愛でられた人というのは、はやく天に召されてしまうものなのですね。


1981年6月発売のカーペンターズ最後のアルバム「メイド・イン・アメリカ」は、商業的には失敗だったので知っている人は多くないかもしれません。

ですが、当時健康状態がかなり悪くなっていたはずのカレンの歌声には変わりがなく名曲ぞろいで、大学生だった僕はウォークマンでいつも聴いていました。

アルバムが発売されたのと同じ爽やかな季節になってきましたので、この機会にぜひリチャードとカレンのハーモニーを堪能してみてください。


関西在住のWebライター/文筆家のタマゴです。私の書く文章があなたの人生を豊かにすることができていれば、ぜひサポートをお願いいたします。