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「勝ち馬に乗る」のは必須だけど、”種まき”も大事ですから。

投票してなくても「した」という二枚舌議員も、いる。
自民党総裁選について、元厚労省官僚、元衆議院議員の豊田真由子氏の記事もおもしろいです。
「勝ち馬に乗っておかないと、あとが大変。我が身や属する組織が冷遇されてしまいます。それはきっと、そういう人たちにとっては、ものすごくおそろしいことなのです」。

そして自分が政界をうまく泳ぎ続けるためには「次の有力者」と仲良くなっておくことも、大事です。

代表選で「投票したよ」申告の数より、得票数が少なかった(笑)。
私は2011年8月の民主党代表選で、馬淵澄夫さんの推薦人になり「代表選挙の選対本部」を体験しました。

推薦人は20人で、馬淵さんの得票は24票。
推薦人+本人=21票と、あと3人。
と思ったら、選対の事務局長が「表向きは○○さん支援だけど、実際は馬淵さんに投票した、て言う人が、6人(だったはず)いるんだよ」と!

数が合わない。
推薦人の中で3人が、別の人に投票した?
それとも、こっそり申告してきた6人のうち3人が二枚舌??

未だに、真相はわかりません。
ただ馬淵さんが将来、総理大臣になったら「最初の代表選から投票したよ」と、恩を売る?人が登場するかもしれませんね(笑)。

ところで党の代表選(自民党総裁選)は、公職選挙法は関係ないので「お金をバラまき放題」なんですよ! 
といって実際に配ってるかどうかは、知らないですが(^^;。

例えば、高級ホテルに設置する選対本部の費用は、誰が払うんでしょう?
広い部屋が必要なのでスィートルームを借りますし、秘書さん達が作業する部屋も必要です。

実は、候補本人が払うとは、限りません。
ある民主党代表選の際は、某陣営に詰めてた議員数人がルームサービスで、カツ丼だかカレーライスだかを頼み、ひとつ2000円?(もっと高いかも)で、領収書が回ってきた人(選対費用の大部分を負担したという噂)が「なんじゃこれ!」と怒ってたとも聞きました(笑)。

選対部屋の実態。
馬淵さんの選対部屋では、官僚出身の同僚が、基本政策を詰めたり選挙当日のスピーチ原稿をまとめたりしていて、紙は多いし、差し入れのお菓子とかもあって、常にわさわさしてました。

メディアの取材も来て、投票依頼の電話がけ場面を撮影。
かけた相手がバレると微妙なのでみんな一瞬、躊躇しましたが私がケータイを耳にあて「かけたふり」で「センセー、磯谷です~。さっき留守電にも入れましたがぁ」とフェイク電話をしたら、他議員も追随して大盛り上がり。
いい仕事をした、と思います(笑)。

馬淵さんが3期で推薦人は1期議員が多かったので、代表選の選対本部を経験でき、貴重な思い出です。
普通は、本部なんて近寄れないらしいですからね…。

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