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銀行に勤めてる友人に聞いた話で。

融資条件緩和で、助かってる人達がたくさんいるのは当然ですが、身の丈以上に借りてる人もいる様子。

コロナが収束したとしても、あまり借りちゃうと返済で追い込まれる可能性もあるのに、数年後にどうなることか?
しかも世界中で、同じ事態が起きてますからねえ。

そういえば2008年にリーマンショックが起きた後、モラトリアム法案で延命できた人達は今、どうなってるのかと思って聞いたら「半分くらいは、無事に乗り越えて返済もできた。でも今も利息しか払えてない会社が、半分近くは存在する」とのこと。

なるほどですねえ。
あの法案審議では「本来なら、継続が無理な会社まで救うのは、市場原理がゆがむのではないか」という主張もありましたが、倒産しない=一定数の雇用を守り続けることができた はずで、やらないよりはよかったのでは、と思います。

私は勤務先が倒産した経験があり、その衝撃はかなりのものでした。
私は30代でしたが、会社には50代男性社員もいて、そこからの就職活動は厳しい印象で…。

つくづく、たとえ傾いていたとしても給料をもらえる場所があるのは、ありがたいことだと実感しました。
もちろん、業績が良くない会社は雰囲気もよくないし、先行き不安だらけですが、通勤経路はもちろん、会社は日中を過ごす場所として慣れてるし、ランチの場所、上司や同僚とのつきあいも、好き嫌いはあっても慣れてるので、「できれば、このままでこの先も続いてほしい」と願ってたものです。

倒産して、残務整理をし、就職活動をして新しい会社を探し、自分がそこに馴染めるか?を心配し、通勤経路も変わるし、人間関係も一から構築が必要。

準備をして前向きな転職と違い、突然に放り出されて準備も覚悟もなく、手持ち資金&失業保険の期限をにらみつつの藁をもつかむ心境の就職活動は、メンタルに悪影響を与えるだけでした。

私はその時は、リクルート時代の先輩が経営陣にいる広告代理店にバイトで雇ってもらえたので、本当にありがたかったです。

ただ、入社後に社長のキャラが苦手なタイプとわかり、ちょっと、”失敗した感” がありましたけども(^^;。
焦ると、あまりいい結果になりませんね。

コロナ苦境で倒産したり閉店する飲食店が続出し、仲良くやってた仲間と離れることになって哀しい思いをしている人も多いことでしょう。

世界の経済状況が一刻も早く、立ち直ることを願います。

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