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去年破綻したFTXの創業者とは違うと思うけど、「天才」というのはこういう子か、と思った1999年の話。

1999年の1月31日に私はアメリカに住む友人宅に遊びに行きました。
3か月滞在した間に、4歳の子をもつ友人のママ友達とも親しくなり、幼稚園のイベントのボランティアスタッフもしてました。

ママ友のひとりは大手企業の駐在員で、だんなさんは東京大卒、奥さんは上智大卒。
子どもは3人で、長男が8歳くらい。
賢そうな雰囲気が漂ってました(^^)。

例えば遊園地の入り口で並んで待ってた時に、絵とか写真の看板が展示されてるのをまず「なぜ、ここにこんなものが置いてあるんだろう?」と問いを持つ。
私が「並んでる人が退屈しないように、じゃないのかな」と言ったけど、彼はずっと自分で考えてて「そうか、並んでる人が見てれば退屈しないよね!」と”解明”。

彼の洞察力はすばらしく、私は余計なことを言ったらいかんと思ったものです。

が、その子のママ曰く「ウチの子が2歳の時に16ピースのパズルで遊んでたら、ハーバードだったかスタンフォードだったかの大学教授カップルから『我が子は2歳で100ピースのパズルを完成させてるよ。彼は遅いね』と言われたとか。( ゚Д゚)

「その100ピースの子には将来、世界平和とか地球環境の課題解決とかに貢献する人になってほしいよね~。ハッカーになったらとんでもないね」と言ったものです。

FTXの仕組みは複雑で、天才的な人にしか作れなかったんでしょうね。
破綻するまで絶賛されてましたし。

サム・バンクマン=フリード氏のご両親がスタンフォード大学法科大学院の教授だったとのことで、急に思い出しました。
まさか、ママ友が言ってた子がサム氏とは思わないけど、そういうレベルの人がいるのだと認識する次第です。

記事引用。

経営破綻した暗号資産(仮想通貨)交換業者FTXの創業者、サム・バンクマンフリード氏は、業界内の起業家とは常に一線を画していた。それは同氏のぶかぶかの半ズボンや好みのビデオゲーム作品が理由ではなかった。

 バンクマンフリード氏もワシントンの政策担当者との会合でおそらく言及していたように、両親がいずれもスタンフォード大学法科大学院の教授だったからだ。バンクマンフリード氏が仮想通貨の帝国を築き上げる上で、両親の地位が息子のバンクマンフリード氏にいわば「お墨付き」を与えていた。たとえ、この業界にほとんど価値を見いださないであろう向きにとってもだ。

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