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生物の生活 2022.1.27 期末テスト 島にネズミが侵入すると周辺のサンゴ礁の生産力と機能が危機に陥るという論文がある。 問題 どのようにサンゴ礁の生産力と機能が危機に陥るか

島への外来種の侵入

・哺乳類がいない

・天敵不在のため、飛翔能力がない鳥が進化

・鳥に花粉媒体を依存できないため、植物も独自の進化

島にネズミが侵入すると周辺のサンゴ礁の生産力

と機能が危機に陥るという論文がある。

問題

どのようにサンゴ礁の生産力と機能が危機に陥るか、

以下のキーワードをすべて用いて、生産力と機能を

説明しながら内容を解説せよ。

キーワード

繁殖〇

捕食〇

競争〇

植物と動物の関係〇

鳥類〇

外来種〇

在来種〇

植物連鎖〇

有機物〇

島の生態系〇

サンゴ礁〇

魚もネズミに影響を受ける。成長も早くなる。

草類についてもネズミがいない島が繁殖している。

鳥にとってはネズミは天敵。

鳥が窒素を運んでくる。鳥のフンは重要な栄養素。

窒素はサンゴ礁を活性化させる。

回答案

 ネズミが繁殖するためには、鳥を襲うことで、それが餌となり、ネズミたちの繁殖が増す。

 ところが、ネズミに捕食された鳥類は、ネズミが怖くなり、島に近づかなくなり、だんだんと

 来島もしくは在来の鳥類の数が減ってくる。

 ネズミも早く繁殖したいので、自らの種の保存に必死であり、競争するかのように鳥を襲うだろう。

 他方、植物と動物の関係として、鳥類は、島外からも来島することで、

 さまざまな餌を食べて来島している。在来種だけでなく、外来種を餌とすることさえあるだろう。

 その中で、鳥類は糞を島ですることになるが、その糞には、多種多様な栄養が含まれていたり、

 特に窒素系であるとされ、また、消化されない植物の種などもあったりすることから、

 植物の繁殖にも多大な影響をあたえている。

 また草類や魚類においても、ネズミの影響から鳥類が減少することにより、十分な

 窒素系の有機物などのエネルギー源を失うことから、そられの成長や繁殖力が衰える傾向にある。

 そのことから、ネズミが島に侵入すると、

 サンゴ層の活性化には欠かせない窒素が食物連鎖の変化の過程で減り続ける傾向となり、

 島の生態系に変化が生じ、窒素系・有機物などのエネルギー源を失った周辺のサンゴ礁が

 不活性化し、サンゴ礁の生産力と機能が危機に陥ることになる。

以上

【生態学】島にネズミが侵入すると周辺のサンゴ礁の生産力が脅かされる | Nature | Nature Portfolio (natureasia.com)

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