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あなたが考える平和を脅かすもの(こと)について言及してください。そして、平和を構築する(継続していく)ためにあなた自身ができること

2021年度集中講義「戦争と平和の諸問題」期末試験についてWebclassよりレポート提出をお願いします。課題:あなたが考える平和を脅かすもの(こと)について言及してください。そして、平和を構築する(継続していく)ためにあなた自身ができることについて述べてください。

(注意事項)・字数:2,000字以内(厳守、超過は認めない)・〆切:明日2月5日(土)午後1時・レポートは冒頭に学籍番号、氏名、最後に字数を記載してください。・表紙は不要です。・冒頭に学籍番号、氏名を記載後、タイトルがあれば記載し、本文を書き進めてください。・字数が半数に満たない場合(1,000字以下)は評価しません。・参考文献、引用等があれば文末に記載してください。・字数に参考文献等は含まれません。・提出媒体はWord、PDFいずれも可ですが、上記事項を遵守ください。

以上、よろしくお願いいたします。

 

<あなたが考える平和を脅かすもの(こと)>

 平和を脅かすものは、人間である。人間のおかげさまで平和があるが、一方人間のおかげで平和が脅かされる。この世界では、人間同士が争っているだけに過ぎない。例えば、犬の喧嘩を人間が見たら、どう思うだろうか。ああ犬同士喧嘩しているな。いつものことかという感じで、冷静にみられる時もあれば、犬同士を引き離して興奮を治めるような措置をするかもしれない。犬同士がけんかする理由は単純で、エサの奪い合いやメスの奪い合いだろう。人間は犬と同じとは言わないが、動物の一種であり、極端に言えば争いの根底にあるのはメスである。

 例えば、ドキュメンタリー映画「女を修理する男」の中で、実態として、コンゴ内戦時に秩序を混乱させ、性被害が拡大した根本原因は、フランスの植民地政策の失敗であり、責任放棄と言えるのではないか。さらに、武器を作っている勢力であり、武器ビジネスに加担している多くの国々だろう。男と女の問題にすり替えているようであるが、根本のところをドキュメンタリーとして示さないのは、視聴者を混乱させるだけであり、何か意図的なものを感じる。また、神という概念を用いて、人々が団結しているように見えるが、それは、その人々が冷静さを欠いている証拠だろう。よって、ここでも屈折した性衝動が平和を脅かしている実態である。

 また、教育の大切さを示したドキュメンタリー映画「バベルの学校」では、日本の現状で多民族・多宗教の子供たちを一緒に教育するシステムがあるのかどうかよくわからないが、公共教育は教師不足など混乱が継続しており、自国の国民にもまともに教育をうけさせる余力がなくなっており、義務教育という国の根幹の柱が、腐れかかっている状況にあるといえるのではないか。フランスにおいては、戦略的に移民政策が進んでいることから、のほほんとしている日本とは違い、したたかにフランスという勢力の拡大に文化的教育的、言語拡大的も淡々と実施している印象を受けた。フランスが平和という表向きの顔と餌の拡大を虎視眈々と狙っている裏の姿を感じ取ったところである。

 また、バベルの塔でおなじみのバベルであるが、ウィキペディアによれば、ヘブライ語のbalalごちゃまぜということから、おそらく、ごちゃまぜの学校という意味だろう。

正確には「バベルの塔」という表現は聖書には現れず、「街とその塔(the city and its tower)」もしくは単に「街(the city)」と表される。バベル(𒁀𒀊𒅋𒌋)とはアッカド語では「神の門」を表す。一方聖書によると、ヘブライ語の「balal(ごちゃ混ぜ、混乱)」から来ているとされる。[1]

 人間社会もいわゆるバベル状態であるにもかかわらず、ある限定化された勢力が、効率的に餌と性を得ようとするシステムを作り上げ、それが機能しなくなると、平和を脅かす手段で、奪い合いが始まるという繰り返しである。人間は、自然を壊し人間同士を壊す、現代風に言えばコロナのような生き物である。

ドキュメンタリー映画「ポバティー・インク ~あなたの寄付の不都合な真実~」の中で、ハイチの孤児院では、両親が健在だが貧困の為、孤児院にあなたが優秀だから特別だからという口実で、預けられている現状が描写されていた。ところが、養子縁組を目的として、ハイチに住み込んでいる白人夫婦は、事業展開し今やプレンテーションの地主のように、現地でアクセサリービジネスを展開している。ハイチの貧困や格差社会に拍車をかけるエンジンのような働きをしているといえ、現地の安い労働力を使い、かれらの成長意欲を巧みに使っているといえる。これらも、一見平和を拡大させているようであるが、結局は、争いを生む火種を拡大しているともいえるだろう。

 

<平和を構築する(継続していく)ためにあなた自身ができること>

 私ができることは、単純である。世界を自分の目で見ることである。現地を見ずに知ったかぶりで何かを論じるのは控えていきたい。人間には想像力があり、共感性があり、思いやりがあるが、いずれにしても百聞は一見に如かずということである。多くの争いの原因は、おのれの間違いからスタートするものである。なので、この自分ができることも、間違っている前提で記載している。ただ、間違っていても、そこに突き進まなければならない時もあり、それが人間の性と言えるもではないか。

これからも、自分が間違っている前提で世界を見続けることである。お互いに言論の自由を保障しあい、尊重し、素直に間違いを正していくこと、それを続けることで、人間として、楽しく生きていくことができるのではないか。

(文字数:約1923字)



[1] バベルの塔 - Wikipedia

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