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地域公共人材の地域社会における活躍とは? 40点/100点 不合格 レポート

下記講座「地域公共人材の地域社会における活躍とは?」のセッション①~⑤を視聴し、実際にいる人材を取り上げ、その人が持つ公共マインド(公共心)が何であるのかを説明して下さい。


 講座名:「地域公共人材の地域社会における活躍とは?」


【実際にいる人材を取り上げ、その人が持つ公共マインド(公共心)が何であるのかの説明】

 

 実際にいる人材として、ロシアのウラジーミルプーチン氏を取り上げてみたい。なぜなら、現在、ウクライナとロシアは実際に公共性を飛び越えた戦争という形で、ロシア主権を主張している状況にあり、彼の持つ公共マインドについて考察してみたい。

 公共性の定義に、公共(人々に共通)と説明がなされていた。辞書的[1]な意味としては、【共 (こうきょう)とは、 私 (private) や 個 (individual) に対置される概念で、英語の パブリック (public) を翻訳した言葉。 公共とは社会全体に関すること を取り扱う上において利用される用語であるが必ずしも抽象・理念的なものではなく、「私」や「個」と相互補完的な概念である。 例えば、村に一つの井戸を村人総出で掘って共同利用することは、きわめて 公共性 の高い活動であり、結果として、個人にも私人 にも恩恵をもたらす。 ある種の 協働 や個人的なおこないが不特定多数の他人に、結果として広く利益をもたらすような状況はしばしば観察され、それらの類型がしばしば「公益」「公共行為」と見なされる。】と記載があった。ロシアとウクライナがなぜ戦争しているのかその根本原因はわからないが、ロシアにとっても、ウクライナにとっても、生活している人間は、ここでいう人々に違いなく、国籍や生活している地域が異なっていても、公共のメンバーには違いないだろうと私は思う。他方、プーチン氏に限っていえば、ロシアという国家元首であり、ロシアの国益のみを考慮してロシアファーストで物事を考えることは合理的な事ともいえる。それが、ここでいう公共を伴っていないかと言えば、伴っていないとも言い切れないだろう。なぜなら、自国の利益を優先せずに、他国の公共の目的に貢献する性質を求めたらその国家はどうなるだろうか。領土争いをしている時に、公共性や公共心をもつとどうなるだろうか。それは、自国の主権を放棄することになりかねないのではないかと私は思う。

 不特定多数の利益の不特定というものについて、国境を越えた人種を超えた不特定多数の利益と捉えて果たして良いのだろうか。動画での解説がされていた、共益という概念があり、特定多数(ロシア国民)の利益の実現を考えたのがプーチン氏であると言えるだろう。

 プーチン氏の有している共益が拡大し、仮に、すべての国がロシアとなった場合、その時期に、その共益は、すでに世の中は一国しかなくなった場合、それは公共とよばれるようになるかもしれない。敵対する何かが無ければ共益が公共になるということになるのではないだろうか。プーチン氏の持つ公共性は、自国民の公益性に根差したものといえるのではないだろうか。地域を支えるケースとして、仮に中央アジアのような東ヨーロッパの経済力の小さい国家の問題を解決するには、プーチン氏の持つここでは公共性を発揮し、具体的な国家的支援をする可能性もあるだろう。それらについては、近隣国家への社会的な支援ということなのだろう。

 またウクライナには多くのロシア系の住民[2](ロシア語話者)もいるようであり、地域ごとに1.2~77%程度のばらつきはあるが、東側に多くのロシア語話者がいることが特徴である。領土拡大もしくは復帰を通じて、それらのもともとの地域の伝統文化を再生し、ロシア国民の絆を編みなおそうとしているのも、プーチン氏がもつ公共性の実現なのかもしれない。

 プーチン氏のような公共心を持った場合、武器による物理的な攻撃という手段を選んで解決しようとしており、非平和的な手段であり、それは国際社会から認められる可能は少ないといえるだろうが、日本においても国として国際地域の問題に取り組みことが大切であり、そのためにも、市民レベルで身近な地域での共益的な問題から、公共的な問題まで社会や人々に関することに取り組む姿勢を養っていくことが大切なのだろう。

 プーチン氏が心を開くという性質をもっているだろうか。報道ぶりでは、心を開くような報道がされているとはいえず、ネガティブな印象が報道されているだろう。

 また、繋ぐ心をもっているだろうか。他国にいるロシア系住民にアンテナを張っていることが考えられるが、他国民とつながるという印象をうけることはないといえるだろう。

 多様性を受け入れる、引き出すことをされているだろうか。多様性を認め、合意形成をすることは、自国(ロシア)の利益を損なうという主義と言えるのではないだろうか。

 領土を拡大している状況から、地域資源を搾取するような印象をうける。

 未来を志向する視点はあるだろうか。過去と未来をロシア系人民という限定された視点で志向しているのではないだろうか。地域公共人材の地域社会における活躍の動画を拝聴し、様々な対立や葛藤を武力で解決しようとしている点に一国のリーダである、ロシア人のみの共益性を持ったプーチンについて私の先入観をベースに考察した。

以上

【約2,001文字】


課題は「地域公共人材」についての設問であ るので、回答者が国家のリーダーを取りあげたこ とは適切ではない。改めて地域(グローカルな 視点も可)に焦点を合わせた考察を提出して ほしい。その際に講義の内容を踏まえて「公 益」と「共益」の切り分けを意識して、地域公 共人材は特に地域社会における人々の協働 (行政との連携協力を排除するものではない が)を通じて地域社会全体の人的ネットワー クを活性化し、地域づくりの力を高めをことを前 提として、取り上げた人材の具体的な地域社 会における活動をまとめてください。

[1] 公共 - Wikipedia

[2] ウクライナにおけるロシア語、東部と西部のロシア語人口比率 – Nobuyuki Kokai

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