イソベいそ丸

こんにちは、イソベいそ丸ですよ

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歩いて帰ろう。 3

...(5年前) ミーンミーンミンミンミン。いやぁー、暑いですね。なんというか、このジメジメした感じ。日本の夏は、一生こんな感じなんですかねぇ。どうも、この街を守るヒーローこと電信柱です!         「まぁ、動けないんですがね(笑)」 「ママーーーー! はやくーー! きてきてーー!」           「もう、待ってよー和也ってばー!早いよー」 いやぁー、しかしながら今日も和也くんは大きなこえで明るくていい笑顔ですね〜。電信柱の私がいうことではないですが、あの笑顔

    • 歩いて帰ろう。 2

      今日の天気は久しぶりの雨模様でした。雨はいいですね、熱くなっていた私の体温を冷ましてくれます。まぁ、石なんで体温と言っていいのか否や。どうも、電信柱です!「今日もこの街を見守ります」 あっ、そんなこと言っていたらまた小学生が帰ってきました!『あーるこ!あーるこ!私はー元気ー!』いやぁ、いい歌声ですねぇ。子供っていうのは、天気に関係なしに元気なもので、「あっ。和也くんだ、、、ってあれ?」 「和也くーん、今日はおばあちゃんと一緒じゃないのー?」 「。。。」 「ねぇねぇ!」

      • 歩いて帰ろう。 1

        「あるーこ!あるーこ!」 この街はだいたいお昼過ぎになると、近所の小学生たちがランドセルを背負い今日の小学校は楽しかった、あの先生はあーだこーだと、帰ってくる。元気な声にこの街の住民は自然と笑顔になっている。「今日も幸せだ。」 あっ。申し遅れました。私はこの街の電信柱です。だいたい50年近くこの街をおんなじ場所から見守る、ただの名もなき柱です。そんな私も都市開発のおかげで2ヵ月後に撤去になるらしくて、まぁここまで街の電線を支えた私に私から拍手喝采を送りたいものです。「お疲

        • ものいい。

          「あれじゃだめだよ」「違うんだっうて」「これだから素人は困るなぁ」 「ねぇ。いつもあんな感じなのかい、君のお父さんは?」 「そうなんです。なんか気に食わないことがあると、一日中不機嫌になっちゃって。。。もう誰も手をつけられねいんです。」そんな会話をしていたら父がこちらに向かって「なんだい?文句があるのならこちらにきて面と向かって言いなさい。もう君もいい大人なんだから」 「はぁ。。。」 「今日はごめんなさいせっかく家に招待したのに。こんなことになってしまうなんて。」「い

        歩いて帰ろう。 3