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「褒められない上司なんてダメですよ」

そう言われた。

インサイドセールスのマネジメントをしていて、今月から新しく自分のチームに来てくれた人がどんどん成果を上げている状況を見て、素直に褒めることができなかった。

照れが邪魔をした。9個年上の部下に、すごいですね!と当たり障りのない褒め言葉を伝えるのが気恥ずかしくて「お!!」としか言えなかった。

それに対して率直にダメ出ししてくるメンバーに囲まれてある意味幸せ?な状態だけど、ダメですよとまっすぐ言われると少しぐっときた。そんなこと言わなくていいじゃないか、おれだってがんばっているのに。そう思ったりもした。

でも、メンバーの視点だったら本当にそう。彼ら彼女らはずっとオペレーションの業務をやっている中で、課せられている目標を追うことが責務になっている。昨日書いたみたいに、その目線見える世界があって、マネジメントをする立場の人間はそれぞれの目線にそろえて会話をしたり感情表現をしたりしないと色々とずれる。今回の例はまさしくそうだった。

毎日のように率直な言葉を浴びているのでそろそろ慣れてきたけれど、いざというときに「おれだって頑張っているのにもっと優しくしてよ」と弱音を吐きたくなることもある。とはいえそんなんじゃみんなから信頼される上司にはなれないので、コミュニケーションには細心の注意を払い、鍛錬を重ねる日々がつづく。

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