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見える世界は視点によって結構変わる

人の認識っておもしろいもので、同じものを見たとしても人によって捉え方が変わります。育ってきた環境や興味関心の方向性、性格など様々な要因に依存するからです。

自分は常になにかしらのバイアスにかかっている状態であり、他人も同じくなにかしらのバイアスにかかっていることを理解することはコミュニケーションの上で重要な要素なんだと感じます。

自分の例だと、会社で企画している表彰制度の話があります。これまでの表彰制度は別の担当者の人が形を作ってきてオペレーションを確立していた段階でしたが、役割をバトンタッチしてもらってほかのメンバーと一緒にぼくも企画に携わるようになってから、より意味がありより面白いものを志向するようになりました。

そこで自分が企画したのはThanksgivingというコンセプトで、イギリス人がアメリカ大陸に渡って現地で農作物を頑張って作って成果を讃えたという歴史と表彰制度を関連づけて、直属のリーダーがメンバーの頑張りを直接讃える場に仕立てました(これが意味があって面白いのかは今回の論点ではないです)。

後々思ったのは、ぼくは「海外かぶれ」や「知的な要素を出して頭良さそうに思われたい」や「違いを出したい」というような、自分を構成する要素に規定された状態で発想をしているんだなと。

クリエイティビティを必要とする役割においては発想のパターンが単調にならないようにバイアスを外して考えるように意識しないとなと思いました。

他人に対しても、視点やバイアスという観点で括ると同じことが言えるかなと思っていて。

みんな、自分の置かれた状況や担っている役割にとって有利だったりそぐう文脈のメッセージを発しています。ときにはそれが自分本意であったり全体で見ると目的から逆行していたりすることもある。

でも、どこまでいってもその人の視点から言ったら発しているメッセージはその人なりには合理的なはずなので、まずその背景を込みで理解することが大事。その上で、真偽を確かめて必要なコミュニケーションをしていく必要があるんだろうなと学習しました。


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