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ChatGPTでできる英語の授業準備・テスト作成の効率化

 残暑の折、いかがお過ごしでしょうか。  夏休みも終わり、教員の皆様はのんびりとした雰囲気から急に毎日の授業に追われ、ペースを作るのに苦労していることかと思います。  今回は、私が普段の授業準備でやっているChatGPTの活用方法を紹介したいと思います。皆様の業務効率化、定時退勤にお力添えできたら嬉しいです。  今回の記事ではChatGPTへの命令文は全て英語で作成しています。日本語でも使えますが、英語で命令した方が数段性能が高くなるらしいです。  また、ChatGPT

    • 人はなぜ”推す”のかについての仮説。『推し、燃ゆ』(宇佐美りん・河出書房新社)の感想

       この文章は、”誰かを推している人”にとってはかなり不快な内容かも知れませんので、各自ブラウザバック等ご対応ください。読んだ上での苦情は受け付けません(笑)。  私は、10年ほど前から使われ始めた、”推す”という行為が全く理解できませんでした。というか、未だに共感を持って理解はできていません。2年前に芥川賞を受賞してかなり話題になったこの作品を読めば、それを少しは理解できるのではないかと思ったのがこの本を手に取った理由です。  余談ですが、この本を買ったら、帯にこう書いて

      • "普通の人たち"の暴力性『コンビニ人間』(村田沙耶香・文春文庫)の感想

         『ハンチバック』に衝撃を受けたので、過去の芥川賞作品も読んでみようと思い、2016年に芥川賞を受賞した、『コンビニ人間』を読んでみました。 『コンビニ人間』あらすじ 主人公の古倉は、世の中の多くの人が持っている”愛着”や”愛情”を一切感じることのできない、”普通から外れてしまった人”です。彼女は大学時代から18年間同じコンビニで働いていて、何も変化の生活を送っています。そこに中年男性の白羽が新しいアルバイトとして入って来ますが、彼はいわゆる今で言うところの弱者男性で、”普

        • 健常者であることの原罪。『ハンチバック』(市川沙央・文藝春秋社)の感想

           優れた小説を読んで感銘を受け、それを誰かに伝えるというシーンで、最もよくある言葉は「面白かった」だと思います。芥川賞を受賞した『ハンチバック』は言うまでもなく優れた小説ですが、私は口が裂けても「面白かった」などとは言えません。 『ハンチバック』概要健常者の無意識的特権に対する徹底的糾弾 当事者でなければ想定できないほど徹底的にリアルな場面設定で、露悪的な表現によって語られる文章から、「健常者であることを前提とした社会」に対するとても強い憎悪を感じます。自分が悪びれずに健常

        ChatGPTでできる英語の授業準備・テスト作成の効率化

        • 人はなぜ”推す”のかについての仮説。『推し、燃ゆ』(宇佐美りん・河出書房新社)の感想

        • "普通の人たち"の暴力性『コンビニ人間』(村田沙耶香・文春文庫)の感想

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          意見の分断は人間関係の分断ではない。『ネット右翼になった父』(鈴木大介・講談社現代新書)の感想

           この本は、ライターである著者が、晩年にネット右翼的発言が目立つようになった父を看取った後、父とのやりとりを深く検証してその実像に迫った結果、驚くべき結論に至るまでの経過を記録したものです。 ”泣ける新書” 小説や漫画で泣くことはたまにありますが、新書を読んで泣くという経験はこれが初めてでした。書いてあることは事実とその検証だけなのに、読んでいくほど等身大の父の姿が見えてきて、それを見ようとしなかった著者のやりきれなさ、申し訳なさを痛いほど感じます。  自分とは相容れない

          意見の分断は人間関係の分断ではない。『ネット右翼になった父』(鈴木大介・講談社現代新書)の感想

          2023/07/29

           1年半くらい前からほぼ毎日ギターを弾いて歌っている。コード弾きしかしてないのでアルペジオは一切できない。  これはギターを弾けると自称していいのだろうか。ギター弾ける人には怒られそうな気もする。

          2023/07/29

          2023/07/28 セミ

           どこに行ってもセミが鳴いている季節になった。今日、並木道を車で通り過ぎたら、車外のセミの声が窓を閉めていてもずっと聞こえていた。  何十匹だか何百匹だかわからない大量のセミの声が、全て合わさって1つの厚みのある音になっていた。車で走っていると、一匹一匹のセミは一瞬で通り過ぎてしまうけど、合わさった1つの音は並木道の入口から出口まで同じ音でずっと続いていた。

          2023/07/28 セミ

          2023/07/26 “目標”は必要なのか

           世の中を生きていると、どんな人でも「目標」を持つようにあらゆる方向からプレッシャーを受け続けることになる。そして、多くの人が初めてそれを経験するのが学校だと思う。確かに、部活にしても勉強にしても、「目標を持ってコツコツ努力できる」人が報われるような仕組みになっている(少ない割合で例外は存在するけど)。  しかし、果たして「目標を持て」というのはあらゆる場面で正しい教育的指導であると言えるのだろうか。目標を持つということは、少なくともその目標の方向に毎日少しずつ進んでいくと

          2023/07/26 “目標”は必要なのか

          2023/07/25

           これといって不安なことは特に何も無いのに、「何かやばそうだなあ」という不安がどうしても拭い去れない時がある。今まさにそんな状態である。  夕方にちょっとした仕事上のミスを発見して焦ったけど、なんとか処理して、これ以上面倒が起こらなそうな状態まで持っていったのだけど、なぜかモヤモヤが無くならず、却って余計に大きくなるようであった。  こういったことは過去に何度も経験している、というか、だいたい1ヶ月に1度くらいはあるような感じがする。だけど、このなんとなくのモヤモヤとした

          2023/07/25

          このアカウントの今後について

          皆さんお久しぶりです。酷暑の折、いかがお過ごしでしょうか。 私は先週から職場が夏休みに入り、のんびりと過ごしています。 noteは最後の記事を書いてから4ヶ月以上経過していますが、毎週それなりの数のアクセスがあり、嬉しい限りです。 新しい記事については、元会社員現教員として書きたいことは沢山あるのですが、いかんせん立場上書いていいことといけないことの選別が難しく、二の足を踏んでしまっている状態です。 ただ、現場に入ってみて改めて、企業勤務経験のある教員の役割の重要性も感じ

          このアカウントの今後について

          パワーアップしたGPT-4に大学レポートを再び書かせてみた。

          はじめにGPT-4とは何か  GPT-4はOpenAIが開発した最新の大規模言語モデルで、AIテクノロジーを利用して質問に答えたり、文章を生成したりすることができます。前回、私はGPT-3.5を使って大学のレポートを作成する試みを行いましたが、今回はさらに進化したGPT-4を使って同じレポート課題に取り組んでみたいと思います。 前回の記事の結果  前回、私はGPT-3.5を使って「英語科教授法について」の大学レポートを作成しました。その結果、AIを上手く活用すれば、ある

          パワーアップしたGPT-4に大学レポートを再び書かせてみた。

          日大通信 スクーリング/メディア開講数は増えたのか、減ったのか

           Twitterで、スクやメディアの開講数が減ったというツイートをちらほら見かけたので、実態としてどう変化しているのかを調べてみました。  最初に書いておきますが、記事には大学を批判する意図はなく、考察部分を除いてただ事実のみを書いています。 考え方令和3年度から令和5年度までの3年間を対象期間とする 1単位開講、2単位開講は考慮せず、いずれも1科目として数える 前期・後期および期毎の開講はそれぞれ分けて1科目として数える データ元は「スクーリング開講科目予定表」

          日大通信 スクーリング/メディア開講数は増えたのか、減ったのか

          30代サラリーマンが通信制大学で教員免許を取るまでの記録

           まだ単位を取っただけで免許を取ったという訳では無いですが、免許が届くまで待っていると全て忘れてしまいそうだったので、日記を見返しながら忘れないうちに記録しておこうと思います。  細かい日程等に記憶違いがあるかも知れませんがご容赦ください。同じ境遇の方に参考にしてもらえたら嬉しいです。 編入前2021年1月 教員になろうと決意し、入学申し込みをする   この頃、ちょうど海外で新型コロナウイルスの感染者が増え始め、テレビでは毎日海外から帰国した感染者の数が報じられていました

          30代サラリーマンが通信制大学で教員免許を取るまでの記録

          大学のレポート課題をAIにやらせてみた

           最近色んなところで耳にするChatGPT。AIテクノロジーを活用して会話形式の質問に答えてくれるサービスで、これを使って歌詞や小説などを書かせるという様々な試みがネット上でなされています。  今回はこれを使って、大学のレポート課題を書けるのかどうか試してみました。 ChatGPTとは ChatGPTは、Webで提供されているチャット形式のサービスで、AIテクノロジーによってあたかも人と会話しているような形で質問に答えてくれます。例えば、「サッカーとはなんですか?」という

          大学のレポート課題をAIにやらせてみた

          公立教員になりたい社会人が考えておくべきこと5つ

           私は、来年4月からの学校勤務を控えて準備をしている社会人大学生です。2021年4月に通信制大学に編入し、働きながら免許取得のための単位と実習、教員採用試験対策などを進めてきました。  会社勤務から教員に転身することは、言うまでもなく多くの変化が伴います。この記事を読んでいる方なら、その変化への不安を少なからず抱えていると思います。  今回の記事では、そういった不安を少しでも和らげるために、どんなことを考えておくべきかについて整理していきますので、参考にしてください。 はじ

          公立教員になりたい社会人が考えておくべきこと5つ

          日大通信にこれから入る人が知っておくべき事5つ

          はじめに こんにちは。私は日本大学通信教育部に在学中の社会人です。日大通信には、教員免許の取得のために2021年4月に編入し、2023年3月に退学予定です。  この記事は、これから日大通信に入ろうと考えている人、または入ってすぐの人に参考にしてもらうために、個人的に入る前と後で認識のギャップが大きかったことを、感情を排除して事実ベースで書いていきます。学位取得や免許取得という目的達成のために、参考にしてもらえれば嬉しいです。  なお、私個人としては日大通信に入って良かったと思

          日大通信にこれから入る人が知っておくべき事5つ