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ウイポ9 2022 系統確立プレイ#11


1987年

前年に続き古馬路線は王者不在。どんなに強い馬も基本的に満額種牡馬入りのラインに到達したらレースに出すのを止めて連続放牧しているので、一年を通じて路線を支配する古馬はまず出てきません。今年は春にダイナガリバーが、秋にレジェンドテイオーが大活躍。まさにノーザンテースト全盛の年でした。

欧州ではついに本格化したトニービンが大活躍。自家生産のクリス産駒とトライマイベスト系の史実馬も調子を上げていますが、GIではこちらも本格化したAI所有のムトトに蹴散らされています。

米国ではターコマンやアリシバの活躍でアリダーがリーディングを獲得。ミスプロ産駒も次々と種牡馬入りし、レイズアネイティヴの親化までもう幾ばくもないでしょう。ロベルトの引退年も迫っており、欧米の支配率調整は予断を許さない状態です。

今年のWHCは英チャンピオンSで、プレイヤー所有のミエスクが勝利。キングマンボの母です。固有因子はスピードですが、ヌレイエフ経由でパワー因子を付けることでキングカメハメハのパワー大活性が確定し、種牡馬としてより強力になります。

超良血だがヌレイエフの確立はかなり後

クラブ牧場の強化をひたすら続け、そろそろ建てる施設がなくなってきました。来年あたりですべての施設を建て終え、後はお金が溜まるだけになりそうです。余った資金の使い道がほしいですね。

年末処理

史実産駒のいる欧州のニジンスキー系牡馬をすべて引退させ、さらに日本とアメリカから種牡馬を移動。これで来年にはニジンスキー系が親化します。ロベルトやリュティエの馬も順次引退させていきます。アメリカはシアトルスルー系が順番待ちに入りました。

欧米は種牡馬が溢れていて枠がかなりシビア。架空馬を種牡馬入りさせる際はまったく流行っていない系統だけにしています。一方の日本は高額種牡馬をどんどん確立のために欧米に移しているせいか、まだまだ枠に余裕がありそうです。

輸入種牡馬購入はなし。カーホワイトはカロ系のために買ってよかったかもしれません。Private枠は何に使ったかよくわからず。プレイが適当すぎる!

87年の確立馬はエタンとシャーペンアップです。

エタン系

1勝馬だが血統的には優秀

エタンが確立。世界2%(欧州型)、父系継承無系。国内繋養のため欧州5%での確立はできません。

自家生産すれば82年頃から確立のチャンスがあります。ただ今回のようにPrivate施設で延命し、シャーペンアップのおまけで確立する方が楽です。

確立の手順

事前準備としてエタンをPrivate化します。エタンの引退年は不確定で、何もせずにいると1980年頃から引退してしまうことがあるため、Privateの枠を空けられない場合は種付料が下がらないように工夫しましょう。産駒を1頭だけでも活躍させ、種付料を一定(300~400万円くらい?)以上に保つと、84年に種牡馬を引退します。忘れずに回収しましょう(シンザンと同年引退であることに注意)。

シャーペンアップ産駒のシャープマン・クリス・シャーポ・ダイイシス・キーン、クリス産駒のリーチ・フラッシュオブスティールを欧州で活躍させて種牡馬にします。クリス以外の馬はステータスや成長型に難があるためエディット推奨です。どの馬も早熟の短距離~マイラーで初期設定のままだと4歳までに燃え尽きるため、相手関係を見て手薄なレースを選びましょう。

今回は使っていませんが、エタン直子からバンブトンハーレーとヒロノワカコマも使用可能。ステータスはどちらもかなり低いため、使用する場合はエディットしてください。

エタンにはシャーペンアップの系譜以外に種牡馬がいないため、シャーペンアップ系を確立した場合、数年以内にエタン系は滅亡します。シャーペンアップ以外に後継種牡馬を一頭は作っておきましょう。個人的なおすすめは初年度に固定で登場する架空馬モンテオーカン75。芝も走れるダート巧者で、架空馬にしてはかなりスピードが高い上に子出しは最高レベルです。遅め持続で6歳秋まで走れるため、上述のエタンの種付料維持にも使えます。

血統も能力も優秀。同時期のダートが手薄なのも◎

支配率

エディットした牡馬でゴリ押し

エタン Private
   Sharpen Up 1850万
      クリス 2100万 ☆
         リーチ 1500万 ☆
         フラッシュオブスティール 1500万 ☆
      シャープマン 1500万 ☆
      シャーポ 1500万 ☆
      キーン 1500万 ☆
      ダイイシス 1250万 ☆
      自家生産馬 600万 ☆

☆は所有馬

種牡馬頭数10頭、種付料合計13,300万+Private。ほぼシャーペンアップ系の種付料だけで世界2%を確保しています。所有した史実馬の中で史実産駒がいないのはシャープマンだけで、種牡馬入りを弾かれる可能性がほとんどないため、しっかりエディットさえしておけば確立の障害はありません。

確立の影響

84年シナリオでは無系で確立済み。プリンスキロやクレイロンが未確立なのにエタンが確立しているというのは、正直なところコーエーの意図がよくわかりません。

種牡馬としてのエタンは1年のみのアイルランド供用時代にシャーペンアップを出した程度で、概ね一発屋といっていい成績。日本で重賞馬2頭のほか、桜花賞3着馬を出しましたが、基本的には父としても母父としても振るいませんでした。シャーペンアップ経由で欧州馬の母系に入っていることがありますが、4代前までしか参照されないウイポでは影響を与えられる史実馬は多くありません。

ネイティヴダンサーの直子であり、親系統4本・牝系持ち・SP因子が4連続しているなど牧場の根幹牝馬の父としてはかなり優秀。レイズアネイティヴすら経ない傍系なので、ミスタープロスペクターが分離する90年代になるとエタン牝馬はインブリードと血脈活性化を両立できるようになり、ミスプロ産駒の受け皿になれます。

父ネイティヴダンサーの芝適正は米国型ですが、シャーペンアップ系派生での確立の場合エタンは欧州型になります。エタン牝馬を繁殖に使っている場合、確立前後で走れる芝が変わるので注意。

シャーペンアップ系

非常に希少な母父ロックフェラ

シャーペンアップが確立。欧州5%、無系。牡馬産駒の活躍年代が固まっており、確定で種牡馬入りする馬も多いため、確立は非常に簡単です。

確立の手順

ほぼ上のエタン系で書いたことと同じ。シャーペンアップ産駒とクリス産駒をエディット強化して欧州で走らせるだけです。

シャーペンアップはこの年、1987年で引退。産駒はシャープマン以外種牡馬入りが確定しているので、引退忘れにだけは注意しましょう。

シャーペンアップの種付料を上げたい場合、牝馬からペブルスを所有するのも有効。非常に強い上に息長く活躍し、父の種付料を底支えしてくれます。

支配率

エタン系の表から2頭抜いただけ

 Sharpen Up 1850万
      クリス 2100万 ☆
         リーチ 1500万 ☆
         フラッシュオブスティール 1500万 ☆
      シャープマン 1500万 ☆
      シャーポ 1500万 ☆
      キーン 1500万 ☆
      ダイイシス 1250万 ☆

☆は自家生産馬

種牡馬頭数8頭、種付料合計12,700万。完全に過剰援護で、おそらく欧州6%はあるでしょう。とはいえ父エタンと同時確立するためにはこのくらいの支配率は必要。シャーペンアップだけ確立するなら満額種牡馬が1頭減っても大丈夫です。

確立の影響

主に欧州の短距離路線で活躍馬を出しており、繁殖馬の父としても名を残したため、現在でも母系にはしぶとく残っています。母父としてカドージェネルーやデインヒルダンサーを出していて、特に後者は子出しも高く、母系の零細ぶりから非常に使いやすい種牡馬です。エイシンフラッシュやトゥザヴィクトリーの母系にも入っていますが、距離が遠いため芝適正の変更くらいしか影響はなさそう。

父系は完全に先細りですが、クリスとダイイシスの全兄弟は一定数の産駒が収録されており、子出しも悪くないため確立を狙ってもいいと思います。母父としてインヴィンシブルスピリットやネオユニヴァースを出したクリスの方がやや優先度が高いでしょうか。

後継馬候補。母系の因子不足がややネック

自家生産馬の父として見ると、初期状態ではハイペリオンが2本(オーエンテューダー・ロックフェラ)入る上、成長型が早熟なしでかなり扱いづらい印象を受けます。今回はオーエンテューダーを親化したために親系統が4本となり多少使いやすくなっていますが、それでも積極的に母父として登用したい種牡馬ではありません。

確立難易度が非常に低く、ネイティヴダンサーから芝適正欧州型の零細系統を作れる点はメリット。将来的なミスタープロスペクターの蔓延を考えてインブリード目当てで母系に仕込んだり、インヴィンシブルスピリット産駒の走れる芝を広げたりと、長い目で見ていくことになりそうです。

次回は88年です。


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