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ウイポ9 2022 系統確立プレイ#2



1978年

本格的に2系統確立が始まる年で、確立プレイはここからが本番。とはいえやることは大して変わらず、確立に使う馬にGIを取らせつつ世界中の高額賞金レースで稼ぎまくります。

相変わらずの金欠状態

これまで輸入種牡馬を購入する機会はありませんでしたが、78年は年末処理でPrivate化と種牡馬購入に多額の資金を使います。牧場施設に注ぎ込みすぎないように注意が必要です(一度使いすぎでリロードしました)。今年から海外所属の馬が走るので、ミストや研究棟を最低限整備しておきます。

クラブにはエディット強化馬を入れたい

クラブ牧場の早期開設を目指し、クラブにも梃入れを始めます。メイワパッサーとハツマモルはエディット強化済みで、海外のGIレースに積極的に出してクラブの名声値を高めます。

DLC馬のジョンヘンリーは非常に強力ですが、史実セン馬で血統的にも見るべきところがありません。種牡馬にしても確立の邪魔なので3歳で未出走引退。当然種牡馬にはなりませんでした。アファームドとアリダーは1勝のみで4歳まで引っ張り、最低額で種牡馬入りさせます。手元に置いておきたいだけで活躍させなくて良い史実種牡馬は、クラブを経由すると所有枠を使わなくて済むので管理が楽です。

78年も種付けはフォルリとバックパサー。欧はフォルリ産駒のサッチと、ハビタットやラインゴールドを少々。確立予定年からみてフォルリは今年がリミットです。

年末処理

シンザン産駒を一斉に引退。グリーングラス・カールスバットも引退させて、ゲーム開始時の面子はもうほとんど残っていません。

遅め・晩成馬ばかり出てくる

76年に種付けしたアレツの幼駒は今年で1歳。年末処理で入厩させることになりますが、見事に仕上がりの遅い馬ばかり。父親をエディットして成長型を早めにしてあるのに何故……集団馬房を作っておいて良かったです。

バックパサーをPrivate化。カラムーンと二者択一となり迷うところですが、いくつかの理由があって今回はバックパサーを選択。

輸入種牡馬はスティールハート・ゼダーン・ゲイルーザックを購入。バックパサーと合わせて約50億円でした。この年はミルジョージも輸入されてきてST箱庭のプレイヤーには魅力的(金札20億円)。

78年の確立馬はチャイナロックとラウンドテーブルです。

チャイナロック系

メジロタイヨウが引退しても問題なし

チャイナロックが確立。日本5%、母系継承ST系。77年から確立のチャンスがありますが、比較的楽なのは78~79年です。

確立の手順

ツキサムホマレ、マルイチダイオー、トウショウロック、トウカンタケシバをエディット強化。これらの馬およびウィンドドライバーと同世代の馬をほぼ全てエディットで弱体化させ、確実に重賞を取れるようにしています。

ツキサムホマレは76年に必ず引退します。開始時点で競争寿命が尽きていますが、成長型を覚醒にして能力を最大強化、さらに観戦モードでサポートすれば国内GIを複数取ることも可能。とはいえかなり運が絡むようで、今回は宝塚記念しか取ってくれませんでした。

マルイチダイオーはダート馬で、こちらも76年引退。この年のダート路線はスカスカで、強化してもしなくても種付け料はほぼ変わりません。どちらかというとCPU特有の謎ローテ(チャンピオンズカップ(GI)を無視して名古屋グランプリ(JpnII)に行く等)が強敵。

トウショウロックは長距離専門になるようエディット。ジャパンカップ等の中距離レースを取られてしまうと他の確立に支障が出るので、SP等の強化幅は控えめに調整しました。天皇賞春といくつかの長距離GIIを勝っています。

トウカンタケシバは成長型を普通にすることで77年末に競争寿命が切れて種牡馬入りすることがあります。今回はしませんでした(テストプレイでは引退してくれたのに)。マルイチダイオーの引退でちょうど空くダート路線に入ってもらうため、芝×ダ◎にエディットしています。

ウィンドドライバーは初期3歳の架空馬。前回解説したため割愛。

支配率

トウカンタケシバが引退せず支配率はギリギリに

種牡馬数9頭、種付け料合計7450万。確立後の支配率が4.9%だったので相当ギリギリです。チャイナロック牝馬の数がかなり多いため見た目よりも支配率が稼げていますが、安全圏とはいえません。トウカンタケシバのエディット内容をもう少し詰めるなど、まだ修正の余地はありそうです。

確立の影響

なんといっても繁殖牝馬への影響が大きいです。76年シナリオでは国内にろくな繁殖牝馬がおらず、牝馬の多いチャイナロックが確立することで繁殖事情はかなり改善します。因子が瞬発だけなのが玉に瑕。

優秀なチャイナロック牝馬の一例。子出し7の架空馬

ロックフェラ系はチャイナロックの離脱に伴い滅亡一直線。スペシャル種牡馬のフェアーウィンを導入していない場合、数年で滅亡します。フェアーウィン導入済みでも10年くらいしか延命できないため、この系統を活かしたければ自家生産で繋ぐしかありません。とはいえ日本でしか流行っていないハイペリオンの傍系で、血が入っている名馬もほとんどいないので、親化するメリットは特にないですね。

チャイナロック系自体も先細りで、後継種牡馬やその後継がことごとく失敗したため、(ウイポ収録馬では)父系はおろか母系でもほとんど血が残っていません。あまり箱庭に負荷をかけずに確立可能で、序盤では使い勝手がいいですが、繋いでいくメリットには欠けます。ただし母父として入っているニホンピロウイナーをST化できるため、ST箱庭でハビタットの系譜を重用したい場合には重要な役割を果たします。

ラウンドテーブル系

確立の手順

前倒しがかなり楽でありがたい

ラウンドテーブルも確立。世界2%(米国型)、無系。78年から80年の確立が見込めます。

77年末にキングペリノアとアーテイアスが確定で引退するため、76年末にラウンドテーブルをPrivateで回収した上でこの2頭が高額で種牡馬入りすればほぼ確実に78年に確立します。今回は保険として、エクセラーやマニカトといった古馬の強敵をエディットで弱体化させています。

キングペリノアは米所属で、芝ダート両刀かつマイル~中距離の幅広い路線を走ります。元から高能力の上に米所属の古馬であり、後述するアーテイアスと路線が被ると一方的に勝ちまくってしまう(米所属の古馬は冬からレースを使うため春先には闘志が上がっていて万全の状態で欧州に遠征してくるが、欧州の3歳馬は5月頃からレースに出るので古馬と戦う初夏にはまだ闘志が上がりきっておらず本調子ではない)ため、距離適性を狭めたりダート専門にする等、レースが被らないようエディットで調整する必要があります。

アーテイアスは欧州所属の芝馬。77年に3歳で引退するため、走れるGIレースの数が非常に少ないです。限られたレースを落とさないために、能力は王道路線向けにマックス強化で構いません。下手に弱めにすると欧州古馬路線の強敵にボコられて600万くらいで種牡馬入りすることになるため、自重は禁物。

支配率

そこそこ余裕がある

種牡馬頭数10頭、種付け料合計7100万(ラウンドテーブルはPrivate入り前の1500万で換算)。欧米は種牡馬の数が少なく、序盤ということもあって一頭あたりの生み出す支配率が高いので、2頭が満額種牡馬入りすれば確立ラインは簡単に越えられます。確立後にラウンドテーブルを引退させても支配率が1.9%(世界)あったので、確立時点では2.4%くらい?

確立の影響

こちらも牝馬への影響が大きいです。親系統がセントサイモンなのが苦しいですが、史実馬を中心に優秀な繁殖牝馬が揃っており、序盤の自家生産を強力にバックアップしてくれます。母が因子持ちで完全型活力補完を狙いやすいのもセールスポイント。

ラウンドテーブル牝馬の代表格フォアシアー。カーリアンの母

また、カーリアンやサートリストラムの母父、シアトルスルーの母母父に入っており、これらの系統を繋いでいきたい場合には役に立ちます。

一方で、日本12%によるプリンスローズ系の親化を狙う場合、ラウンドテーブル確立=プリンスローズ親化失敗となるため注意が必要です。プリンスローズからもう一系統を確立して親化を狙うこともできますが、ラウンドテーブル以外のプリンスローズ系種牡馬はことごとく小粒で衰退一途のため、労力に見合う価値があるかは微妙なところ。

アーテイアスがサトノクラウンの父母父だったりと今なお日本競馬に影響を与える系統ですが、配合時に4代前までしか参照されないウイポではその恩恵は限定的。親系統セントサイモンによる使いにくさが目立ち、基礎牝馬作りにこそ優秀でも父系を繋ぐメリットは乏しいですね。

余談

本筋である系統確立プレイとはあまり関係のない、プレイ中に気付いたことや気になったことの記録です。

繁殖牝馬探訪: ドクサ系

76年シナリオは時代が早いということもあり、特に日本国内の牝馬は因子がスカスカなことが多いです。一方で海外に目を向けると、非常に優れた血統の牝馬を数多くいます。特に架空馬は収録済み牝馬の半妹などが多く、思わぬ掘り出し物の血統馬を発見できることも。

母父トウルビヨンの馬では随一の完成された血統

母父トウルビヨンの架空繁殖牝馬は開始時点で数頭おり、ほとんどが母Donatellaの姉妹馬。しかしその中で父が確立済みなのはこのウイングドスピアーだけです。

欧州牧場が開放される77年に21歳なのでこの1年しか種付けできない上、牝系保護のために牝馬を産ませようと思うと次の年の繁殖牝馬枠を一枠潰す(幼駒を産んだ後の22歳牝馬は売れないし種付けもできません)ことになりますが、そうしてでも確保する価値がある気がします。子出しも7あるらしく、配合時には年齢でマイナス補正されるにしても魅力的。

ちなみに祖母Adargatisはラトロワンヌの5歳下の半妹。本ゲームにおけるドクサ系(ラトロワンヌ独立後)は全部Adargatisを経由しています。ゲーム序盤にして既に絶滅寸前のドクサ系を保護する基礎牝馬として、本馬の娘(父ハビタット)には頑張ってもらおうと思います。

次回は79年……のはずでしたが、諸事情により番外編です。


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