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Log_2023.05

 

 もうすぐ、夏がくる。


 10年近く心の真ん中に連れ添った音楽がいちばん似合う季節が目の前に迫ってくるこの頃。出会いと別れもあった春の先に待っていたものは何だったのか、そういう答え合わせのような月。

 実は一部だいぶ今とは感情の持ち方が違う気持ちもあるけど、それが日記の醍醐味みたいなところがあるので、あまり書きなおさずに世に出していこうと思う。


・5/3,4 at 下北沢


イカしたリスバンどすなぁ

 そんなに久しぶりではないけど、なんだか久しぶりな気がした下北沢。

 GW、イベントもたくさんあるなかで雑多にアイドルをたくさん見れるフェスを選んだのは直近のさとりモンスター、ツアーファイナルの熱気をどうにかしたかった、という気持ちからだった。

 非日常を理想にしちゃうと普段が物足りなく見えちゃうから、間髪入れずに次を観たい。「ここが最高」という十字架を背負いたくない、という気持ちから割とこういう行動取りがちなのは良い癖なのか、それとも自分を守りたいだけなのかは結論は出ないけど、「良い音楽をたくさん聴いた」と思えるのは少なくともプラス、だし良しとしたい。


 一度見た記憶を辿って楽しめたSOMOSOMO、airattic、Layn、お久しぶりだったNUANCE、いろいろ都合が悪くて実ははじめて見れたきのホ。とだいぶ見たいものをしっかり見れた2日、お目当ての他でいちばんインパクトがあったのはPANDAMIC。

 アイドライズで出会ったフォロワー絶賛のグループ、ということで内見のつもりで観に行ったら圧倒された。 
 パフォーマンスは若々しい、なのに曲は重厚。長く続けて曲の年に追いついたら大化けするんじゃないかと思った。

 そして真打登場。

 さっぱり湯冷めをしたいよねと軽い気持ちで下北沢にやってきたけど蓋を開けたら25分枠を4本、24曲くらいちゃんと観せられたせいでさとモン最高沸点は落ち着くことを知りませんでした。

 全国を下北にして帰ってきたという言葉にウソのないステージをこの2日味わったし、飛び跳ねるのがちょっと難しいくらいパンパンの4本目のシェルターはもはや夏だった。片脚でも寿司Tは、とべます。

 そしてこの日何よりも目を引いたのはあすさんのパフォーマンス。

 6人の中で贔屓目抜きにいちばん調子いいのが高橋あずっていう激レアdayが5月4日だったんだけど、はじめて観たってくらい別人のようにフロアにも笑顔はばら撒くし歌は上手いしホントに誰かと思った。モザイクの音響かと疑ってごめん、2回目のシェルターでも良かった。彼女は無限にのびしろがあってそれを観るのが楽しいって結論づけたツアーファイナルのすぐあとにコレを見せられたらこちらとしても嬉しいしかないです。

 そんな日の締めがハイスコアガールと英雄讃歌。

 突発遠征の名古屋で真に期待していた、観たかったものを一ヶ月越しに観ることが出来たな、そう思って満足と満身創痍のまま翌日の休日出勤に足を向けることになる。湯冷めには失敗。


・5/6 at 下北沢


良いかおです


 そんな湯冷めのいちばんのコツ最適解は、同じくらいの熱をぶつけることだった。

 タイトル未定無銭ライブ、場所は一昨日と奇しくも同じ下北沢。

 「大好きなバンドのルーツ」だった場所に足しげく通うようになる一歩目、それ以来の彼女たちを下北沢で見る機会だった。

 なんだか久々に聴いた、そんな気がする「いつか」からはじまったこの日の70分。

 どうしても展開のために象徴的な曲に偏りがちなリリースイベント期間と、1ヶ月なかなか行けない空白期間が重なった「拗らせ、斜構、変な曲好きがち」の僕が待ちに待った曲がたくさん降ってきた。イントロで息を呑んだ「綺麗事」、このタイミングでやるとは全く思っていなくて不意を突かれたレアトラック「ないしょのはなし」。パンパンのハコで間隙を縫って見える4人があまりにも良い。

 この日のピークは間違いなく「僕ら」。

 3月まで何度か聴く機会があった中でぼんやりと「あ、この曲、実はヤバいのでは?」と思いつつもその確証が持ちきれないままだったからその日以来に封を開けたような箱には大量の感情火薬が詰め込まれていて、二日前くらいに味わった目に変な汁が溜まる感覚があった。

 この日、ようやく全員を回り切ったらしい。追いかけはじめて9ヶ月、だいぶ長かったなと。

1人だけ3月なのは気にしちゃダメ


 大事な人に会う、見る場所を、もっと広い意味で大事な場所にしていきたい、そう思ったが故のムーブ。頭打ちになっていたかもしれない好きの蓋をこじ開けたような気がした一日だった。

 それはそうと……谷ヨさん、なんで僕のこと知ってるんですかね。確実になんか悪い話吹き込まれてませんか?????


・5/7 at 白金高輪


 翌日、そんな二組の対バンに行かず何をしていたかというと、コレ。

セレネの目の前のローソンホントに売り切れててびっくりした


 コレまでに経験してきた生誕祭と名のつくもの、フルメンバーじゃなかったり、生誕兼卒業だったり、ちょっとした「負」の条件みたいなものが付いてくるとか、普通のライブのアンコールで祝福するとかだったから、こういう何のしがらみもなく、100パーセント「お祝い」に気持ちを向ける会ははじめて、だったかもしれない。


 この日の感想はコレに尽きる。

 置かれた場所で咲きなさいとはよく言ったものだけど、その場所に自らが肥やしを撒いていくところまでできるひとはなかなかいないよ。終わらない夏、彼女が初夏の初夏産まれだから使える良いフレーズだなと思いながらいい気分で帰ることに。


・5/8 at 渋谷


意外とフードがおいしかった


 今月のノリと勢いで生きてる枠イベント。

 昨日干したほうのライブでMy favorite tipちゃん's songユナイトが消化されたことに対する煽りを受けてしまったのが許せなかったので……

 そしたらやった。なんで???めみちゃん最高かよ(手のひらくるくる)


 彼女の希望通り、終始ゆるゆるな雰囲気のなかで進行しながらも、マイクを握ると初見、いや、はじめて「知り合いの推し」としてどんなもんじゃい、と見たときに印象的だったドスの効いた歌声ではっと心まで握ってくる。
 会場の雰囲気も相まってふと何年か先もこうして彼女は歌ってるんじゃないかな、そういうビジョンが浮かんできた。

 最近対バンの関係とか、もうひとりのツイ廃との絡みとかのせいで彼女と関わることが増えたから思うことがたくさんある。一旦は「踏み込みすぎることは恐らくないけど、歌を聴きたい人」として仮置きしておこうかな、と思う。


・5/13 at 渋谷


 ごめんなさい、大阪には行けません……何故なら好きな女おるけん、の顔付き。

 好きゲージが振り切れた次の週に2日で3回も会えるのは噛み合いの良さというかなんというか、タイミングが大事っていうのは彼女の言葉通りだなあと。しかもワンマンに向けてモチベもりもりのtipToe.との2マンだし相当な楽しみだった。

クレストのこれすき


 世界一平和なジャンケンとかいうよく分からない歌詞の曲を思わせるゆるゆるジャンケンで決まったらしい先攻はtipToe.、なんと言っても「紙飛行機の行方」。
 息遣いすら聴こえてきそうな歌い出しから炭酸水を飲んでいるかのような爽やかな時間だった。なんとなく聴きたかった「ホワイトピース」で跳べたのも良かった。

 そしてタイトル未定さん、crestというハコ、どちゃくそ低音が響くなぁと感じていたのであまりにも「黎明」でクネクネしてしまい申し訳ありません。
 2マン相手を意識してたのかなと思ったのはいつもならあったまったフロアに投下する「鼓動」を頭に持ってきたところ。好きメーターが振り切れた一発目でウォウウォウさせるのずるいよ〜


・5/13 at 恵比寿


いい夕陽だった


 2本目。恵比寿ワンマン。リキッドを埋めたアーティストがクレアートとかいうハコを取るのを取り締まるべきだろ。

 普段は「顔見れたらまあいいかな、、、」くらいの気持ちでいるので4列目とかでヘラヘラしてるんだけど、なんか空いてたので札幌のワンマン以来の最前に陣取ることに。普段見えない繊細な振付というかフォーメーションまで味わえたのが良かった。「栞」の入りとか、あんなに良い顔するんだな。

 ただ、この日いちばん鮮明に焼き付いているのは冨樫優花さんの衣装の裾。前じゃなかったら気付かなかった、あんなになるまでステージを重ねているんだと思うと胸が詰まってしまった。(後日、見たときは直っていた)その勢いでお話に行ったらポーチについてたなまがきに興味津々でした、いいギャップ、大切にしてください。



 いつも変に目立つ人間が目立つ場所に居るのなんかおもろいらしい、悪口だろって思ってたらその直後に「あんまり褒めないよね、もしかしてコミュ障?」とか言われたの未だに許せませんね……


・5/14 at 渋谷


 楽しい時間はあっという間で次が最後のライブになります……

 というわけでぴったり一ヶ月ぶりにやってきました、お姫様の居た場所WWW。なんだかんだこの日も柵を握ってましたね。fishbowlで。何故か大阪で観たワンマン以来だったけどこのグループ、ホントに万病に効くしフロアの雰囲気もとても良いなといつも思う。

 やっぱり木村日音さんのダンスなんだよなぁと思っていたところにハイトーンの歌声良さを味わう。圧倒的な武器を観たいと思わせる人の違う良さに気づくのもまた一興ですよね。

カメコの真似事をするなどしたけどなかなかよい


 そしてお目当てのタイトル未定。
 この日が終わってほしくない、という気持ちで好きなグループを、いやライブ自体を観るのは久々だった。
 「僕ら」から「灯火」の繋ぎ、なんだかセンチになった気持ちを引き戻すかのよう。他の場所にない独特の沸かせ方を持ってる2つを観てとてもほっこりした気持ちになった一日だった。


 そんなこんなで女性といつも通り話に行ったところ、事件が起きました。

 この世で最も需要のない生き物、メンヘラの、誕生_________


・5/18 at 下北沢


なかなかに良い視界

 メンヘラに効く薬は多動といい音楽!!!
 なのでやってきました、今月のさとりモンスター定期公演。

 ただ「動くぞ~~~」と構えてたメンヘラを刺すteenageはホントにやめてくれ。ずるいよホント。このせいでソーラン節と万里菜ちゃんに寿司で煽られた以外記憶飛んでる。

 ちょっと気持ちは落ち込んでたからあんま元気あるわけではなかったからちゃんと話せてなく申し訳なさ。ただ元気にはなれた、間違いなく。

 ただTwitterやめたらいいよ、結構おすすめだよって吹き込んだ数日後にホントにいなくなるのは流石に想定外でしたが。


・5/19-21 at 鹿児島


 メンヘラに効く薬は美味い食事といい布団!!!と言いながら帰省。ここから飯テロです。

 マジでこの国、飯は本当に美味い、食事と布団とワルキューレは裏切らないんだよな、、、

 ここでなんだかんだ俗世というか、毎週末イベントに行く生活から離れてリフレッシュしたのが良かった気がする。運転だ草刈りだ店の手伝いだ墓掃除だで忙しかったけどそれはそれで。

 ママ、ごめんなさい、声優オタクはやめられたんだけどね……


・5/24 at 渋谷


 はい、ぼくは平日17時開演のライブに行く無職です。

 某モンスターはいつも以上に身体をいじめてくるセットリスト。
 この日喋ったみやゔぃゆりさんに多動を指摘されてゲラゲラ笑われた。無職しかいなくて後ろが広かったんだもん……

 この日以降フロアで沸くのがさとモンの楽しみ方みたいになっちゃったせいでステージの記憶が時代になくなってすまない……ヤツがメンヘラ期終えてビジュアルが良くなるという謎仕様のせいでまともに観れてないのは内緒

 この日いちばん観たかったのは実はQuubi。

 アイドライズの好感触を確かめに。
 音楽の趣味的には好き系統なんだけどアイドルでここまで徹底してミクスチャーロックを貫けるものは意外にも手札になかったからまた観たい。

 あとようやく藤宮紬さんの声を認知できた、SNSの様子から、予想通りのふわふわ面白人間だったことも知れて良かった。本日のはじめまして枠を消化……

 した、と思ったんですけど。

 視点ってホントに急に生えてくるから怖いなと。

 1回目のはじめましてを終えてヘラヘラと好みの会場の雰囲気を浴びにtipToe.を観に行ったら完全にノーマークだったものにグッと掴まれてしまった。まるであのTIFのときのような感覚。どうやら僕という人間は、どんな曲調でもパワフルさが前面に押し出されたパフォーマンスをする、ほんのちょっと小柄な人に、どうやら弱いようにプログラムされているらしい。そんな感想を話していたら「なら行ってみなよ!」と猛プッシュしてくる知らないオタクに唆されて、予定外の黄色い札を握ることになったのであった……



 ワンマンライブの直前にしてあまりにも出来すぎた噛み合い方、友人の好きをなぞっていたはずの場所に「視点」が出来た想定外の一日になった。

 そんな一日の締め、JAPANESE HORROR STORYを回収して退散。この日も結局、TOKYOと名前のつくグループを東京で観ることはないまま、ホクホクした表情で帰りましたとさ。


・5/27 at 下北沢


 ※とても頭の悪い3日間です。読むと頭が悪くなるかもしれません

シャングリラ〜
午前2時半くらいのシモキタの空
おにゅーのかんばん!


 そんなこんなで下北沢。Thistimeの20周年記念サーキットでたくさんバンドとかも集まったイベント。それなのにアイドルばかりを観てしまい大変申し訳ございません。流石に閃光ライオットのオタクとしてとけた電球くらいは観たかったなぁ……

 この日はオールナイトイベントもあって身体の限界まで3本のさとりモンスターと2本のsituasion、プラスアルファを浴びた一日だった。airatticときのホ。が休憩になるイベントって正直おかしいと思うんだ。


 まずは視点が生えたtipToe.から触れていくんだけど、TLで最近繋がった人がとにかく言っていた「あらんちゃんは「星降る夜、君とダンスを」だよ」という言葉に従って予習バッチリで臨んだら予習を超えるものを見せつけられた。

 あとこの日の自然光オフショット、あれ、すごい。翌日大阪で会った薄ピンクコレクターも「これは完全にislanddirty334顔」と舌を巻くレベル。なんで1件のブックマークしかないんだよ俺以外も入れろよとんでもなく可愛いだろアレ

 シチュアシオン、This is situasion.

 この一言に尽きる。楽しみ方を知れば知るほど深夜の脳汁の増加に呼応するかのように身体を揺らして楽しんでいた。オールナイトの開幕に例のイントロで大きな声を出して申し訳ありません。

 さとりモンスター、実は結構3本目以外は冷静に観てた。複数のメンバーが「変わった」と言っていた振り付けをしっかり見たかったこともあって。はっきり変化が分かったのは「雨、やむな」と「ゴーインマイウェイ」の2曲だったかな。あのツアーファイナルを終えてなお変化を求めようとするのは素晴らしいな、と思った。ということをなのぴとは話した。

 ここからは特定のモノに絞った誉め言葉なんだけど、あすさんって実はゆったりとした曲ほど良くなるという面においては実は6人で唯一なんじゃないかなって思う。

 対バンじゃ湧き曲が多くなるからなかなかその一面が見えないんだけど、持ち時間が増えて1曲そういう曲を挟めば見える強み、みたいなもの。よくよく思い返すと初見であすさんをなんか良いなって思ったのは「といととい」のときの顔だったしなんとなく納得。


・5/28 at 大阪


 はい、私はバカなので、下北沢の野外でオールしたあとに朝8時には新幹線に乗って大阪に向かっていました。

 (これ梅田で見つけて一生笑ってた)

 ただ、この日だけはどう転んでも外しちゃいけなかった、と思う。一定以上の好きが振り切れた人の大事な日には立ち会いたいし、Kolokol自体もご無沙汰だったから。

 ぼんやりと「聴きたい」と思っていた「スコール」から始まって何かのスイッチが押されたかのように楽しんでいた一日。Kolokol以外の場所で見つけた楽しいときの動きをここでも出来た。これはこの場所もまだまだ全然楽しめるよ、ということ、それが分かっただけでも嬉しかった。

 いままで味わった生誕ライブっぽさが無い、普段着のKolokolに近いな、そう感じたのは、揺らぐことなく5年間を4人で歩んできた彼女たちだから作れる雰囲気なんだなとも思った。
 カバーの選曲や、最後にこのみさん、あきほさんの好きな曲で締めるところも含めて。これは決して悪いことじゃないし、大切にしてほしいな、と思う。

 生誕衣装を身を纏った高橋あきほさん、ホントに綺麗だったし、久々に顔を合わせたらやっぱり心が跳ねる存在なんだなって思った。

コレホントにビジュアルバケモン


・5/29 at 恵比寿


 フッ軽式秘技・とんぼがえりで即座に東京へカムバック。今月最後のイベントは恵比寿LIQUIDROOM、怒涛のtipToe.ラッシュの最後を飾るワンマンライブ。

 チケットを握ったときには「ユナイト」を聴きたい以外に目的がなかっただったはずの場所に、いつのまにか観たい人が出来て、聴きたい曲が増え、日増しに楽しみが膨らんでいった。

 ホントにどこを切り取っても良いライブ。

 疾走感溢れる「春の風速、帳が揺れて」からの流れ、空気が変わった「茜」から海の底を思わせるかのような展開、その最後に置かれたお待ちかねの「ユナイト」は久しぶりに「ライブで初めて聴く曲」で涙が出てきた。その昂った感情を上塗りするように楽しく跳ねる曲、「星降る夜、君とダンスを」の入りのあらんちゃんをしっかりと見届けて新曲、アンコール。ホントに良いものを観たな、という気持ちでいっぱいだった。


 この日真っ先にそのことを伝えに行ったのはめみちゃん。ありがとうと伝えたら「もうすっかり沼ってるよ」というお言葉。あながち間違いではない。

 そしてあらんちゃん。オタクが何かを吹き込んだのかすぐに覚えられたようでびっくり。黄色の棒を握って前進する化け物が増えて申し訳ありません

 今までなかなか観ることができなかった場所を、より戻しのように通った1か月の終わりに相応しいワンマンライブ、良いもの、良い景色だった。


・総括


 鬼の居ぬ間に洗濯って表現、鬼=女性みたいな言い草になりそうだけどコレしか浮かばなかったね。

 前半に自分の好きが振り切れた場所2つをいったん置いて、新しい場所への好きを育てる後半。多重人格の極みのような1ヶ月。

 出生地ガチャの結果のせいもあるんだけど、昔から「コレ知ってるの、俺だけ」みたいな状況が多くて、自分の好きは自分で見つけて掘り進めるものだと信じて生きてきたから、誰かの好きをある程度なぞって楽しむことも悪くない、そのことに気づけたひと月だった。


 tipToe.、ちょうど1年くらい前、交わらなかった道が1年を経てこうやって交わるんだからホントに何が起きるかわからないよな、と。

 いつも汚い声で叫んでるけど文字通り「やっと見つけたお姫様」みたいなもの。彼女たちを追いかけている人たちは「期限」に敏感だけど、4月のお姫様は3日間だけだったことに比べたら全然長いと思ってしまうのはまだまだ「浅い」が故なんだろうな。

 とはいえ一度乗ったこの船、一年間自分のペースで楽しめたらいいなと思う。もちろんここまで育ててきたものも一緒に。





 もうすぐ、夏がくる。

 このフレーズにまた会えるなんてね。

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