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Log_2023.08

・まえがき


 時は遡り、2022年8月7日

 人生で通ってきたいくつかのターニングポイントがあるけど、間違いなく今の僕に直結するのはここ。いちばん遠くのブロックから本来の目当てを忘れて見入ってしまったあの日、あの人、あのポニーテール。それからもう1年が経ったらしい。


 この一年、予想もつかないくらいに心のスペースを占めるようになった人たちや、音との出会いがあったことを思い出しながら、暑さに9割負けて走ってきた今年の夏、後半戦の記録。かき氷のように思い出が削れて溶けていく前に残しておく。


・8/1 at 渋谷

”無銭” ←強調してんのちょっと好きかもしれない

 人間は愚か、ダメになると分かっていてもその場所に向かってしまうのだから。

 直近のイベントで少し昔を思い出すような出来事があったのに追撃を喰らいに行った日。いちばんヤバい爆弾はなかったものの「ごめん、好きになって」が効きすぎて考えられないくらいのすごい顔でライブを観る人になってた。

キツキツキツキツ…

 はい、私は4月に居なくなった女性の空いた穴を埋めようと面影に焦がれている愚か者です。

 6月、ようやく踏ん切りがついて観に行ったとき、あの子のパートがめちゃくちゃ多いと言っていた横田ふみかさんの言葉を不意に思い出して観ていたら、込み上げる面影とどんどん前に進もうとしている5人のパフォーマンスとの板挟みになってこの日も身動きが取れなかった。


 この前ちょっと重めの話をした引け目があったから、覚えてくれたことと会話の内容の軽さが救いだった。


・8/4 at お台場

良い感じの写真

 一年前のこのイベント、女性声優を追いかけて迷い込んだフジテレビ屋上で出会ったポニーテール。それを追いかけてあっという間に一年が経ったんだなぁと。タイムテーブルと睨めっこして作戦を立てながら、何もかも手探りだったあの日からだいぶ変わったんだなぁと良い意味でも悪い意味でも身悶えするような感覚を覚えた。

・fishbowl

 ひとつ前のPANDAMICから行くつもりが電車が止まりリストバンドを引き換えるよりも先にライブを観ることに。基本的に曲はフルで聴け派閥の僕を唸らせるような繋ぎで持ち時間いっぱい良いもの、楽しいものを2回とも観たという気持ち。「八月」のピョコピョコジャンプの久松さん、とても良い。

 2回目が終わって屋上に向かうとき、ふと記憶の中から去年の「深海」の光景がフラッシュバックして無性に聴きたくなってしまった。来年の宿題①ってことで。

・タイトル未定

素晴らしい景色だった、ほんとうに

 あの日の続きを観れた。そのことだけで充分。

 話には何度も聴いていたのが去年のメインステージのこと。

 ちょうどその直後に出会った自分に、もう一度チャンスがやってきた。一年越しの舞台で新しい装いで新しい曲を堂々と披露する姿、この日2回目、はじめてのZeppを彷彿とさせる大きなステージでの「最適解」。もはや何か偉大なものを見ているかのようだった。

・Kolokol

 直後がタイトル未定だったこともあってなんとなく今の自分に至るまでの過程をなぞってるように感じたし、そのステージで、はじめて聴いた日の記憶として残っている「Story Line」が披露されたのが嬉しかった。

ひとつを追いかけることをやめるきっかけになった人、視野を広げたいと思ったきっかけの人をこの大きなステージで観ることができたのが何より。でもやっぱり長尺で観たいという気持ちはあり。一度観ると連鎖的にこういう欲が出てくるグループなんだろうな。

・かすみ草とステラ

 3ヶ月ぶりに観たけどとんでもなく楽しかった。萌菜コールのタイミングがバッチリすぎて自分でも笑ってた。

 前観たときは人数が増えた過渡期だったから、11人のグループとして場数を踏んできたんだなぁと(アイドル大好きくんの感想)

・CYNHN

 2回目のfishbowlを観た後に青セカ待ちで久々に観た青いグループ。

 観たのは一度だけだったけどその時の印象通り、事務所の運営以外とても爽やかで綺麗。4人の衣装の違いが夜のSKY STAGEに溶け込んでいて良かった。ここで観たことも手伝って確保していなかった13日のチケットを取るなど。

・群青の世界

 実はこの日いちばん観たかった、と言ってもいい。月のはじめの定期公演でどうにか明るい気持ちを持って観れるように、話に行けるようにと段階を踏んできたからこそそろそろあの曲を聴いて亡霊からクラスチェンジしたかった。んですが、、、

 できませんでした。
 もうワンステップ挟むことになりました。

 久々の「シンデレラエモーション」、彼女から始動するAメロのダンスがとてつもなく好きだったことを思い出して頭を抱えていた。

 夜、SKY STAGE、屋上、夜空。

 「ステラ」のMVそのままの景色だと気づいたとき、ハッと時間が止まってこの曲を聴いてきた場所、時間、状況が一気に流れ込んできた。群青の世界に出会った日、いちばん目に焼き付き、耳にこびりついた曲。

一年で前進したなぁ〜

 何も遮るものがない視界で久々に身体を動かしてこの曲を聴いて、溢れるものに身を任せることで、変わりゆくもの、終わってしまったものに対して半ば無理矢理に耐性パッチをあてたようだった。

 そのパッチの効果は的面で、その日の夜、終わりゆくものについての報せを受けても「自分が、どうすべきか、どうしたいか」の判断はとても冷静だった。


・8/5 at お台場

着いてすぐの視界

 前日の報せを受け、やってきたお台場。

 少しだけでもこの日に居ないときっとこの先後悔するんだろうな、そう思ったときには既にその日のタスクが終わっていた。今か今かと待ち構えた16時に飛び出してギリギリ見届けられた20分間。

 小さな身体を目一杯使って誰よりも動いている人を遠くから見つめる時間。あの日、あの人を見つけたときのように目が釘付けになって動かない感覚。このデジャブを取り出すのに時間がかかるはずなんてない。

彼女は今まで見てきたいろんな景色の思い出を伴って出てくる。そういう立ち位置の人として見ていたいし、出来れば彼女オリジナルの思い出も残りの時間で作っていきたい。そんな気持ちが固まった時間だった。


・8/5 at 秋葉原

コレは何……

 真夜中の奇祭、開演___

 センチな気持ちからの切り替えに定評がありすぎてすいません。いや、この2グループだからこそ安心して気持ちを切り替えられたみたいなとこはある。

 深夜のさとりモンスターの楽しさは折り紙付き、況や丸1ヶ月ぶりのプワつきをや。異様な雰囲気のままライブハウスの人波から社会の波への船を漕いで渡った一日だった。暴言虚言のお知らせ絶対この日のせいだろ


・8/6 at 新橋

 ボロボロの身体のままおしごと。休日出勤→TIF→仮眠→オールナイトライブ→休日出勤、流石に頭が悪い。恋……咳が止まりません!!!!!→喘息を発症しました。その節は心配をおかけし申し訳ございません

 わりとハードなタスク……のはずが想定の何倍も巻きで終わったのでギリギリ動ける体力を振り絞っておつかいに。スタッフさんと30秒みっちり打ち合わせしたのでとても良い仕上がりになりました。名乗らずすいません。

顧客の求めていたもの
あちあち〜←これすき

 ちゃっかり自分のぶんも撮ったらしい。メイド服の次に浴衣が好きなので仕方ないね、よろふみ〜〜〜

 結構長めに他愛のない話して楽しかったですね。


・8/10 at 豊洲

中はすごいことになってた

 8月、実は日程的に地獄確定だったのでここ以外もう機会無い(し、2ヶ月は観に行かなさそう)なぁと思ったので急遽行くことに。これを突っ込んだせいで4日で7現場とかいう理解に苦しむ過密日程になったけど、fishbowlとタイトル未定双方の新曲が聴けて記憶の補完ができたのでヨシ。


 めちゃくちゃ言葉責め質問攻め食らったけどTIFの感想をしっかり伝えられて良かった。親御さんにリプライを見せないでください。判定結果ギリアウトらしいし。


・8/10 at 渋谷

状況、ここに正されり。

 この日のメインイベントはコレ。決まった時点で休みを錬成したくらいには楽しみなワンマンライブ、期待を何倍も上回るものだった。

 内容は名古屋が延期になったから深くは触れない(セトリ屋さんsituasion_amiがあげていないから、おそらくどこかで語られるんじゃないかな)けど、3部作として前もってリリースされた楽曲の使いどころや、高揚感を煽る演出も手伝ってアイドルというよりは劇団を見ている感覚に近い、濃密な時間だった。1988のイントロを歌うことは、燃料投下に非常に効果のあるものとされています。

サインにはうさぎがいます

 良い跳びっぷりでした、ライブも、バンジーも。


・8/11 at 渋谷

夕立に濡れて むしろ笑うあの子や
凪まくった土手で黄昏れてるあいつら
絶望的9回裏 そのとき…彼らは!
黒色に花と金魚の柄のなんかいい感じの浴衣と白くて丸い飾りつけて大人っぽくなってほんとにさぁ……

Base Ball Bear 「senkou_hanabi」8/11 ぴぃ高ちゃんremix


 なんというか、その、病気イベント?っていうんですか?そういうの、なかなか触れてこなかったんですけど、これ、なかなかですね。

 詳細は二人の間におさめておくとして、この頃「体調不良のことを”恋”と呼んでぼかす」謎のマイブームがあったのを観測されて「恋大丈夫?」と連呼されたり占い後のらっきーなんとかに「光」と書かれたり、このクラスにはやはりいじめが存在するらしい。

(見返したけど久々に"ホンモノ"の険しい文章書いてた)


・8/12 at 渋谷

 at渋谷って書くのそろそろ飽きた

 前日とはうってかわってライブだといいスイッチが入るからいいね。1期曲を履修していたタイミングで「Letter」→「Silent Sign」の繋ぎを見せつけられると非常に気持ちよくて困った。

 美味しい曖昧さん、タイテが特典会被りでまともに観たのは久々だったけどサプリメをやってくださりありがとうございます。


・8/12 at 渋谷(2)

2日前にも観た柱だ

 こちらもとても楽しみにしていたワンマンライブ。弟の誕生日?そんなもん忘れた

 先週の奇祭以降メンバーもその場にいたオタクたちもボロボロの体調だったけどどうにか開催にこぎつけた一日、多幸感に溢れた、二日前とは全く違った渋谷クアトロの姿がそこにあった。

 マジ女とかいうワードを数年ぶりに脳内に浮かべた新曲からはじまり、1年前と全く同じ流れで披露されていたセットリストの並びはその当時を知らなくても力をつけてきたんだということが伝わって来たし、ツアー、はじめてさとりモンスター目当てで遠征したときの「英雄讃歌」と「ハイスコアガール」の並び、1カ月ぶりに久々に聞けたいちばん好きな曲であるところの「tennage」、特に良かった。

お前さんたちはね、ほんとうに強いサムライになった

  

 アクシデントのような出会いから7カ月。

 前の囲みのときは4/6初対面みたいなものだったんだよな、考えられないな、そう思うくらい全員に対して思うところがあるグループができたんだな、と感慨深いものがあった。

 今後とも後方からよしなに。


・8/13 at 代々木


 君が足りないという感覚、焦らされまくったせいでそろそろ味わいたかったため、ドM根性を発動させて雨の中野外ライブにカッパまで用意してやってきましたが目的は果たせませんでした。「BLUE OVER」と「群青魂」でホントに青セカ観にきた?って思うくらいはしゃいだ。ついに身体が動くようになったんだね……リハビリ担当のふみか先生も喜んでるよ……

 そのあとは声豚時代以来一年半ぶりにクマリデパートを嗜んだあと、アイドルのライブを観ていたはずなのに中華料理店が開店し、卓上調味料をびっくり返したかのような怒りの雨が降り始めたため退場。だだだっ!!!!←退場するときの足音を表現するための擬音であり特定の団体を示すものではありません


・8/13 at 渋谷

旧衣装×2である

「良質〜!!!」←2組のライブが終わったあと近くにいたフォロワーと顔を見合わせてハモった感想

 TIFで観たことが後押しになって参戦を決めたライブ、青い対バン相手に合わせた「群青と流星」始動のtipToe.は直前で壊さなかった心を壊しにきた。「ユナイト」のInterlude、心の良くない部分をコレほどとまでに引っ掻き回す音。くしゃくしゃになった顔を見られないために下手に位置取ったのは隠れたファインプレーだった。

 CYNHNはとにかく音、音、音のインファイト。TIFで味わった良さをもう一度味わうにはうってつけの機会。いずれまた触れる機会があれば嬉しいな、と思った。


・8/17 at 下北沢

モザイク最後尾界隈

 無職じゃないので主催を観ない対バンことNEO合戦には行かずに有職者に優しい時間の定期公演に行きました。

 この日はリクエストアワーということで我々が合法的にセトリ参画できる機会。なのでハイスコアガールが泣くて号泣した。周年セトリからも干され、ここでも干され、ちゃんと一位から三位まで埋めたのにおかしい(怒)

 つなぎを流れに委ねた企画でもセットリストが違和感なく成立する。いちばんカジュアルに楽しんでいるグループである理由はこのバンドライクな曲の手札にあるのを再認識した時間だった。全曲披露で改めて全部聴いた直後だったもんね。

 夏の制服、流石にどうにかなっちゃったよ〜〜〜(メンカラ赤との会話)(空中つきと書いてもえもえもえと読む)(新曲の歌詞だということに数日後に気付く理解度の低いオタクですいません)


・8/19 at 渋谷

ここに飾ってあったんだよな、何かが

 5ヶ月ぶりにやってきた因縁のハコ。入った瞬間にあの日掲げられていた横断幕とかスタンドフラワーとかを思い出して「見上げる天井 見上げる、水色した心の天井 見上げる天井見上げる、水色した心の天井 かなしさの家 にぎやかな写真」

※わかりにくいネタには注釈を付けるのがマナーです


・𝑳𝒊𝒍𝒚/𝑹𝒊𝒏𝒈𝒘𝒂𝒏𝒅𝒆𝒓𝒖𝒏𝒈

・𝑬𝑽𝑬𝑵𝑻 𝑯𝑶𝑹𝑰𝒁𝑶𝑵→→↓/  𝒔𝒊𝒕𝒖𝒂𝒔𝒊𝒐𝒏 


 ↑この日気持ちよかった曲

・Axelight

 いつも後ろで遊んでる前述の2つが揃っておとなしめのセトリを組んでたからか爆発的に楽しいという表現が当てはまっていた。薄ピンクに母性を感じて柵ジャンプしてるキモを眺めているつもりだったんだけど最後には青でジャンプしてた。

 大阪のアイドルが大好きなのではじめまして、みこちゃん、何とは言わんがホントにすごいよ〜〜〜髪切るなら言ってよ〜〜〜


・𝑯𝒆𝒍𝒍𝒐,𝒘𝒐𝒓𝒍𝒅/𝒕𝒊𝒑𝑻𝒐𝒆.


 この会場で雨の日の曲。その掛け算はどうしても胸に訴えかけてくる光景があるんだよな、と思いながら心臓の痛みをこらえて観てたんだけど、どんどんと彼女たちの表情が優しく明るくなっていく様子を観ていると何故か幸せな気持ちになってきた。そんな曲じゃないのに暖かくて、心地良い。この感覚をできれば伝えたかったけどタイムアップ。後ろ髪を引かれながら次の場所に向かうことになった。

↑この日ホントにこれ


・8/19 at 白金高輪


 この日の前の現場がWWW Xだったの絶対伏線だったでしょ、あーーー、4人並んだ瞬間に分かるもん、なんですかあれ。君が足りなくてじゃねえんだよ、なんとなくこの日聴きたかった「青い光」で嬉しくなった直後にこれだからもう……

 ただこの日のおかげでやっと普通のファンに戻れた気がしたのは事実。「行きたい」と思える現場には「視点」がつきものだから、5カ月の治療でようやくその「視点」が生えて、「視点」となるべき人の節目に居られたのは間違いなくいい変化だったと思う。

 アンコールの「真夏のヘリオス」。

 「ライブ中いつも笑ってる人」という彼女のbioに嘘がないことを見せつけられて、新しい形になったグループで好きになった既存曲と入場特典の缶バッチを抱えて帰っていった。(と、言いながら前の「視点」と出会ったのが冬だから夏の曲聴いたことないだけ、ということに気づいてちょっと発症しかけたけどまぁ、、、いいか!)

良い景色


・8/20 at 新宿

逆でウケる、こんなときに斜構?

大怪獣セイユウスキー、復活____。

一度何かを好きになるってことは、それが続いている限り、いつでも戻って楽しめる場所がある、ってことなんだよね。

 この人たちの武器だと一年前酸っぱいほど言ってた曲、3か月くらい聴いてなかったけど、久々に浴びると血沸き肉躍るもの。またいずれ交わる日を心待ちにしたい。


・8/25 at 渋谷


 8月の締めははじめまして。あまりにも咳き込む僕を見て心配した上司による早上がりプレゼントをアイドルさんのフリーライブに使ってしまって申し訳ありません。現場行くときは都合よく咳が止まってすいません。

 ギターの音というものは歪んでいれば歪んでいるほどよいという思想を持つ僕にとってairatticの音はだいぶ癖なのでこの日初めて聴いた新曲、フリッカーズ・ハイが性癖のど真ん中をついてきてハイになって霧島連山から転がり落ちた。改めてとんでもない合同会社だこと……

 ギターの音は歪んでいればいるほどいいし、はじめましてするアイドルさんの髪は短ければ短いほどいいものって古事記にも書いてた。次回、秋葉原での決闘を申し込んで退場___。


・総括


 夏は何でも季節のせいにしてもいいらしいので懺悔します、この夏の罪を。

罪状1:顔面大量罪

カードパワーを感じる

 この夏を乗り越えるデッキ集めがしたかった、との供述。

 6月7月は軸として回りたいグループがひとつ固まっていて、その合間で観たいものを拾っていくようなムーブだったけど、8月は一年前この世界に飛び込むきっかけになったTIFがあり、TIFで見ることのできなかったグループもワンマンライブ、生誕祭、良いメンツの対バンがあり。

一定以上「良い」と思って触れてきたものを総ざらい出来るように動いた結果、こうなった。

 この一枚見返せば「あ、この人をはじめて見た場所はここで、次は、、、」みたいな続きまで浮かんでくるような魔法のログ。この数は来年になったら増えているのかな、どうなのかな……


罪状2:回顧罪

 ここ、余罪が多すぎる。

「好きだったもう会えないアイドルの置き土産とか残り香を拾いに何回か通う」とか「かつての主戦場だった女性声優現場に行く」とか「髪の短い女性にはじめましてする」とか。(最後はシンプルな好みだろ、自己紹介で好きな芸能人本田翼って10年言い続けるのやめたい)

 真に新しく得た感動ってものがどんどん少なくなっていくと、一度得た感情のデジャブを追いかけてそれとの類似点や差異に感動するようになる。8月何度もデジャブを経由しないと得られなかった感動体験を味わったせいで、どこかその、悪く言えば二番煎じからはじまる感動を受け入れられるようになったんだと思う。


 夏のせいで抱えたこの二つの罪。できれば無罪放免とさせていただきたい。好きな芸能人は誰にしようかな……3番目の罪、8月10日、豊洲で「夏が来れば」を聴きながら考えたこと、これこそがいちばん罪深いかもしれないから。

「夏が来ればまた君に会える」って歌ってるけど、「夏が来ても、もう君に会えない」ものなんて、いくらでもあるかもしれないじゃないか。


 このナナメの思想の禊のように、この週明けから多忙、多忙、多忙、のピークがやって来るのであった。次回、9月、宇都宮から___

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