島ばっばの手しごと

日本海に浮かぶ小さな島-海士町 島の食文化をついできた ばっばの手しごと風景をお届け

島ばっばの手しごと

日本海に浮かぶ小さな島-海士町 島の食文化をついできた ばっばの手しごと風景をお届け

最近の記事

試食会とデザイン紹介

朝10時に集合して試食会と商品デザインのお話会が始まりました。 1つ目の試食はあじの干物です。 冷凍していた干物を冷蔵庫で解凍して焼いてみました。 島のばっばの焼き加減ポイントは表面の色味はもちろん、裏の皮の焼け具合を見ているようです。 ジュワジュワと音を立てながら干物のいい香りがしていました。 お箸で魚の身をほぐすとふかふかとしていて見た目からも干物の素晴らしさが伝わっている感じです。お味は・・・ 白米と相性度150%を到達するほど魚の塩分加減が良くて、口の中が幸せ

    • 試作品のお話

      島ばっばの手しごとの試作品を作ってみました。 今回は漁師町ならではの魚を使った手しごとです。 作り方はシンプルですが島ばっばの長年の知恵も加えながら進めていきます。 最初にあじは頭をそのまま残した「小田原開き」で捌いていきます。 見た目はなかなかシュールですよね。  島ばっばは手つきが素早く、あっという間に40匹のあじが綺麗に干物用に捌かれていきました。 開いたあじは食塩水に9時間ほど漬け込みました。 その後、干すために電動回転機にあじをセットします。 回転機がぐ

      • 「島ばっばの手しごと」をはじめたきっかけ

        前回の続きで私たちが「島ばっばの手しごと」を始めることになったきっかけについて話していこうかなと思います。 「島ばっばの手しごと」をはじめたきっかけ この島には、たくさんの「じっじ」と「ばっば」、おじいちゃんやおばあちゃんたちが暮らしています。「ばっば」たちは、昔から続く保存食や乾物作り、野菜作りの手しごとを大切にしながら生活しています。 昔は、大鍋でたくさんの料理を作り、近所の人たちや家族に振る舞いながら食卓を囲んで楽しくご飯を食べていたそうです。時が経って、子どもた

        • はじめてのnote 離島生活と手しごとのお話

          はじめまして。 私たちは、島根県隠岐諸島の海士町(あまちょう)という小さな離島で生活しています。隠岐諸島は日本の本州から約60km北に離れており、国境有人離島として4つの島があります。その中でも島前(どうぜん)の3つの島に1つが海士町です。この島にはコンビニもチェーン店もなく、海と山の自然に囲まれたのどかな島で毎日を過ごしています。でも、ここでの生活には独特の魅力がたくさん詰まっているんです。  離島生活として気になるのはやっぱり衣食住ですよね。まずは『衣』からお話しすると

        試食会とデザイン紹介