わたしは風俗嬢。 俗に言う職業ヘイトをモロに受ける職業だろう。 なんなら散々受けてきたし、風俗嬢になる前から想像できていた。 じゃあなぜ、風俗嬢になったのか。 #2で理想のわたしの話をした通り、そんなわたしになりたかったからだ。 でも別の仕事でも叶えられたのでは? そう思う人も多いだろう。 なぜ風俗嬢になったのか。 ここでは【#1じふんのしたいこと】よりももっと前の話。#0に当たる話です。 学生時代わたしは特に目立つような生徒じゃなかった。 勉強も中 運動
みんなも知っての通りわたしは風俗嬢だ。 そんな身体を売るわたしが居る一方で、普段の日常をおくっているわたしもいる。 水と油のような対比の日々を送るふたりのわたしが、わたしの中には存在している。 そんな2人のわたしを切り替えるための言わばスイッチのようなものがある。 それは 【名前】 風俗嬢にはだいたい源氏名が与えられる。 自分で決めたり、お店から決めてもらうパターンがあって、わたしはお店に決めてもらった。 その源氏名をわたしは数年名乗っている。 名乗り初めは
風俗嬢という仕事をしていると色々なお客様とお会いする。 普通にセックスをして帰るお客様。 お話だけして帰るお客様。 中にはわたしにマッサージだけしにきてくれるお客様もいる。 そんな中で普段、彼女や奥様に言えない癖をお持ちのお客様が風俗で解消するケースが多くみられる。 今回はわたしの出会った、ひとつの癖を書こうと思う。 これはわたしが風俗嬢になってはじめて特殊な要望を伝えてこられたお客様でとてもよく覚えている。 お客様がご来店されお出迎えをし、部屋まで案内した。
わたしが風俗嬢になって数ヶ月がたった。 週4で出勤し、お金で身体を買われる生活にも慣れてしまった。 だけど良くありがちな心が折れたり壊れたりなんかは一切なかった。 なんなら充実感すら感じていたかもしれない。 『わたしにお金を払ってまでセックスをしにくるお客様がこんなにいるんだ』 と自分でも驚いていた、 ある日、昔の友人に出会いランチをする事に。 当たり障りない昔話をして、そろそろ解散かなと思っていた頃、友人から 「派手になったね」 そういわれた。 自分では
今から数年前。 わたしはあるお店で採用面接を受けていた。 前日までの緊張が嘘のようで、面接当日はかなり落ち着いていた。「これで3件目か…」と心の中で思う余裕まであったことを鮮明に覚えてる。 そして、3店舗全ての面接が終わった。 3店舗ともその場で「採用」とのことだった。 一旦返事を待ってもらい帰路につく。 ただ実はこの時点で自分の中で決めていた店舗があった。 その場で返事をしなかったのは、これらの仕事が世間一般では受け入れられない仕事内容だったから。 ではない。