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市民ランナーに最適なレースってこういうことなんじゃ? せとだレモンマラソン

2024年2月24日に広島県の生口島で開催された
「せとだレモンマラソン」のハーフマラソンに参加してきました
今までに参加した大会と異なることが多く
でも 走ることを楽しむ という点で 市民ランナーに最適なのでは?
と感じたことをまとめました

大会基本情報

開催地  広島県尾道市瀬戸田(生口島)
開催日時 2024年2月24日(土)11:00スタート(ハーフマラソン)
種目   ハーフマラソン(21.0975km)/シーサイドラン(9.1km)/キッズラン(1,800m)

事前送付なし

パンフレット、ゼッケン、計測チップなどの事前送付なし
「ゼッケン番号と受付に関するご案内」が事前にメールで送られてきた

まず メールが簡潔でわかりやすい
受付の日時、場所、駐車場の情報、注意事項が網羅されており十分
フォントの大きさや太字が活用されていて 読みやすい
受付場所や駐車場情報の住所にGoogle Mapのリンクも添付されていて
ストレスなし

次に 荷物が増えない
宿泊込みのレースの場合 ただでさえ荷物が多くなりがち
どうやって荷物を減らすか 毎回頭を悩ませているので
この荷物がないだけでも大助かり

パンフレット(紙の印刷物)なし

パンフレットは電子パンフレットのみ
受付時にもパンフレット(紙の印刷物)の配布はない

まず 荷物が増えない
事前発送がない場合でも 通常 会場受付でパンフレット(紙の印刷物)が配布される
宿泊先でゴミ箱に入れるのも忍びないので
パンパンの荷物の隙間に ぎゅぎゅっと押し込んで持ち帰ることになるのだけど
その悩みから解放された

次に ゴミ削減になる
申し訳ないのだけど いつも大会後のパンフレットや広告類は古紙回収へ直行なので
ゴミに出さなくて良い点は ありがたい
気持ちが軽い

紙コップの給水なし

スタート地点を含め エイドステーションにはジャグ(水とレモン水🍋)が置いてあり
マイボトルかマイカップで給水するスタイル
THE NORTH FACEのせとだレモンマラソンロゴの入ったマイボトル/マイカップを参加賞として受付時に貰える

まず 参加賞のマイボトル/マイカップがかわいい
ハーフマラソンはマイボトル
シーサイドランはマイカップ
これ 大会終わっても使い続けたい かわいさ

せとだレモンマラソン2024参加賞

次に 見た目スッキリ
エイドステーションにはジャグ(水とレモン水🍋)が設置されていてスッキリ
水の入ったコップを求めて さまよう必要なし

最後に ゴミ削減になる
紙コップと液体がぐしゃぐしゃになったゴミ箱を目にすることもない
心が軽い

途中ラップの記録なし

ハーフマラソンのスタートは11:00と11:03の2ウェーブのみで
この時間を起点とし ゴール時のタイムのみ計測
完走証にはこの時間が掲載されていた
計測チップは靴に付けるタイプではなく
ゼッケン裏にホチキス留めされており
ゴール後に回収された

まず 走ることに集中できる
特にタイムを気にして走る方ではないのだけど
それでも気になってたんだな ということに今回気づいた
今回はただただ 走ること と 今ここの空間 を楽しむことに集中できた
びっくりするぐらい透明な海 対岸の造船所 道端のレモン畑
沿道に立って 声援を送ってくれる 地元の人々
こんなにも走っている空間を楽しめた大会は初めて

次に コース上スッキリ
コース途中の計測マット 計測器のアラーム音 計測されたデータを見つめる管理者のデスクがない
ゆったりとした気持ちで走れた

最後に 記録は残る
ちゃんと完走証にはスタートからゴールまでの時間が記載されていて
記念になる

年代別表彰なし

ゼッケンに年代の記載もなければ 年代が記載された参加者一覧もない
もちろん完走証にもないし
年代別表彰もない

まず 年齢は公表する必要はない
ランニングの大会で 年代を明記したり 年代別に表彰したりする必要って?!
という気づき
年代別に表彰する必要がなければ 
年代を確認する必要も 明記する必要もない
ランニングに年齢 必要?

次に 走る目的は人それぞれ
どの大会もタイムの速い人から順に表彰される
それって 速い=正義=エライ という価値観が繰り返し刷り込まれるってこと
確かに世界大会とかプロとか そういう価値観をベースに日々鍛錬されている方々はいるし
その価値観を否定したいわけじゃない
でも 走る目的は人それぞれで 特に市民ランナーだと 速くなりたい人ばかりじゃない
健康習慣を身に付けたい とか 誰かと一緒に走るのが楽しい とか
速くなる以外の目的の人だって たーーーーーーくさんいる
そんな 速くなりたい以外の人も楽しめる大会
すごく いい

大切なものは ちゃんとある

自分の中にあったランニング大会の定義を揺さぶられる 素敵な大会だった

瀬戸田という土地を堪能できるコース
そこに住む人々の 沿道からの声援
エイドステーションの 特産品の数々
せとか ネーブル しらぬい レモン きよみ 弓削瓢柑(ゆげひょうかん)
地元の品々で溢れる マルシェ

走ること そのもの
その土地を 感じること
その土地の人々と 交流すること

今までに出た どの大会よりも ここを走った と言える大会でした