刹那の快楽に負けてはいけない 2020手合い②‐2
1月23日、本因坊戦予選A。潘善琪八段との対局の話。
対局前の四方山話はこちら。
潘善琪八段(白)vs 私(黒)
テーマ図
白1とトバれた場面。ここで私は
1図 実戦進行
相手に愚形を強いるので良い手かと、深く考えず黒1と打ってしまった。
白2、4の形が白いまいちかと思ったのだがしかし、黒5と一回上辺を守らなければいけないので、黒1、3はつまらなかった。ここでは
2図 正しい方向
まず黒1とツナいで強化し黒5の方から迫るのが正しい石の方向だった。
基本方針を誤るとがんばってもがんばってもなかなか良くならない。
むしろ頑張っても無意味だ。
1図の愚形を強いるという刹那の快楽に負けて判断を誤ったのは反省である。
この対局はなかなか良い場面がなく、結局負け。
それではみなさま健康にご留意されてお過ごしください。
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