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幻の一手 2020手合い①


1月9日木曜日は2020年の公式戦、初対局でした。

碁聖戦の予選Cで河野貴至八段と対戦。

以前ブログでは総譜を載せていた時期もありましたが、こちらnoteでは一手にフォーカスしてやっていきたいと思います。

題して 今日の私の一手。。。んん、どこかで聞いたフレーズですね。そこで今回は、今日の私の「幻の一手」

河野貴至八段(白)vs 私(黒)

問題図 

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私は黒1と打ちました。もし白が2とくればそこで打ちたかった手があります。

私が温めていた手はどこでしょうか?




こたえ


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黒1が今日の私の幻の一手でした。囲碁用語ではいちおう「アテコミ」と言うのでしょうが、このように裏側からのアテコミがでてくるのはとても珍しい。

河野貴至八段は碁界随一とも言われる長考派で、持ち時間の3時間を使い切り、このあたり、すでに秒読みでした。

実戦は時計の声に追われながら、問題図の白2で一路下へ着手。

私はこの手を打ちたくてノドから手がでそうでしたが、実戦ではその進行にならずプチショック。これが打てれば新年早々気持ちよかったのに・・・

本局は序盤で苦しくしましたが、このあたりで少し回復して最後はなんとか勝ち。

今年は年男なので、幸運を信じてがんばります。





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