脱毛期間中の日焼けがなぜ危険なのか

夏になると日差しが強くなり、多くの方が紫外線を避けまたはケアしながら生活していますよね。脱毛期間中は主に日焼けを避けていただくように口をうるさく注意しますが、そもそもなぜ『日焼けをしてはいけないのか』とその『危険性』更に、僕個人的な日焼けの見解を述べていきます


● 何故、脱毛期間中に日焼けをしてはならないのか?

結果から言うと、

・脱毛効果が落ちてしまう

・やけどのリスクが上がってしまう

・そもそもシミの原因 ⇒シミができた後に脱毛すると効果は落ちてしまう可能性

以上です。危険なのはやけどのリスク、お客様にとって損をしてしまうのが脱毛効果が落ちてしまうことです。


では、それぞれの理由に迫っていきます。


A. なぜ脱毛効果が落ちてしまう?

そもそも脱毛の光は「可視光線」といわれるものです。イメージとしては目で見える光で太陽からの光も「可視光線」を含みます。※太陽光は正確には「紫外線」「可視光線」「赤外線」を含んだものです。

★光というのは熱を持ち、さらに黒いものに集まるという特性があります。

脱毛は光のこの特性を使い毛に光を当てていきます。

脱毛の光を当てるとき本来であれば色素を持つ黒い毛に対して光を当てたいのに、肌細胞が日焼けによって色素を強く持ってしまうと脱毛の光が分散してしまいます。本来当てたいはずの毛に光が集まらず肌細胞に光が集まってしまう。これはもう脱毛効果は間違いなく落ちてしまいます。

更に、毛に対して十分な熱がいきわたらず、毛が活性化していきより太く強い毛に成長してしまうリスクも十分に考えられます。


A. なぜやけどのリスクがある?

日焼けの状態にもよりますが、ある程度落ち着いて肌細胞が色素を持った状態で脱毛の光を当てると、場合によっては肌細胞に強力な光エネルギーが加わってしまい強い熱を与える可能性があります。これがやけどの原因です。

日焼けの状態が落ち着いておらず、まだ肌が赤くほてっているような状態はまだ肌細胞は色素を持った状態ではないですが、それぞれの細胞や肌の中に熱がたまっている状態です。その状態では、肌細胞に脱毛の光が集まる可能性は低いですが、熱がこもっているお肌にさらに熱を加えるとお肌へのダメージ、やけどの可能性がかなり高いのでその状態では脱毛はできません。


A. なぜ日焼けによってシミができるのか?シミがある状態で脱毛すると効果が落ちてしまう?

しみがある状態で脱毛すると効果が落ちてしまうことはここまでをしかっり読んでいただければ理解できていると思います。シミも肌細胞が色素を持った状態ですので脱毛の光が分散してしまうということです。

じゃあなぜシミができるのか? これ説明した方がいいのかな?って思いますが一応書いていきます。メラノサイトとかチロシナーゼとか専門的な言葉はなるべく省きます。なるべく。さらに僕の見解を多く含みます


●日焼けによってできるシミのプロセス

1、紫外線が肌にあたる

紫外線は肌の奥の真皮層まで届きます。真皮層には肌を生成するための大切な組織が多くあります。そして紫外線は肌細胞のDNA組織を壊してしまいます。※傷ついた細胞は修復機能がありますし、肌のターンオーバーによって外に出ていく事になります

2、肌細胞(特に真皮層)を守るために、表皮細胞に色素を持たせる

真皮層にあるメラノサイトという組織がメラニンを生成し表皮にある肌細胞に色素を持たせます。この肌細胞に色素を持たせることこそ真皮層にある組織を守るための動きで「日焼け(肌の黒ずみ)」=「真皮層を守るための防御機能」と僕は考えます。

3、肌のターンオーバー機能の低下

ここの理由は様々ですが、食生活や外的要因、老化などで肌の代謝機能が低下していきます。メラニンによって色素を持った細胞が外へでずそのまま肌内で停滞してしまい、シミになってしまうと考えられます。


これはあくまで一例としての流れですが、他には紫外線の浴びすぎによってメラニンの過剰分泌⇒肌のターンオーバーが間に合わないケースなどが考えられます。


肌のことを知っていくと意外と面白いと感じてもらえてらうれしいです。

僕的に一番の感動は「日焼け(肌の黒ずみ)」=「真皮層を守るための防御機能」ということで自分の体は自分の知らないところで守ってくれているんだなぁと。そう考えると自分の体もっと大事にしたいななんて20代後半で考えているのでした。

最後に、、やはり危険なのはやけどのリスクです。ただそれだけでなくても効果が落ちてしまうことなどを考えると脱毛期間中の日焼けは全くお勧めできるものではないです。

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