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映画『ワイルド・スピード』のせいで日本人は一つの英単語を覚えそこなったかもしれない

20年以上続く大人気シリーズ映画『ワイルド・スピード』。

数々の洋画と同じようにこちらのタイトルも邦題です。
原題は『Fast & Furious(ファスト・アンド・フュリオス)』
全然違いますね。

「ファスト」はマクドナルドのような”ファストフード店”などから馴染み深い言葉ですが、「フュリオス」を日常で耳にすることはほとんどないんじゃないでしょうか?
知らないとキャラクターの名前かと思ってしまいそうです。

Furious(フュリオス)の意味は、

怒り狂った、猛烈に怒って、荒れ狂う、猛烈な、激しい

https://ejje.weblio.jp/content/furious

穏やかじゃないですね。
そうそう普段使う言葉ではないです。

その点、『ワイルド・スピード』は「ワイルド」と「スピード」という日常会話でもよく使う単語の組み合わせであり、さらには映画の内容にもマッチしているというベストネーム。
数少ないタイトルを改変して成功した映画の一つでしょう。

……なのですが、あくまでタイトルはタイトル。
内容が変わるわけではありません。
原題のままでも十分にヒットしたかもしれない。

わかりやすい邦題にしてしまったがために、本来なら「映画の『Fast & Furious』って面白いよね! でもFastはわかるけどFuriousってどういう意味?」と疑問を持ち単語の意味を調べる、という知的好奇心を満たす機会を奪われてしまったとも考えられないでしょうか。

映画『ワイルド・スピード』のせいで日本人は一つの英単語を覚えそこなったかもしれない……

そんな屁理屈を思いついてしまった今日この頃です。






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