その努力をもっと良い方に使っていただきたい
なんでもかんでも値上げ値上げでうんざりします。
そんな中でお値段据え置き商品を見かけるとついつい買ってしまいそうになりますがよくよく確認すると量や数が減っているという、いわゆる「実質値上げ」という罠だったりするので油断は禁物です。
消費者もいつまでも同じ罠に引っかかるほどバカじゃないので売り上げは減ります。
メーカーとしては何か手を打たなければなりません。
正々堂々値上げする?
いやいやそれができたら最初からやってます。
量や数を元に戻す?
いやいやそれができたら最初からやってます。
こいつは困った。
そこに現れる悪魔の頭脳を持つ天才。
「値下げすればいいじゃない! ……ただし100gあたりの単価は上げるけどね」
例をあげると、”一袋200gで212円”の商品があったとします。
これを”一袋180gで212円”にしたら従来の「実質値上げ」です。
そこで”一袋160gで185円”にしたらどうでしょうか。
212円から185円になったので値下げには違いありません。
しかし、100gあたりの価格は106円から116円に上がっています。
まさに悪魔の発想。
これが『新・実質値上げ』と呼ばれる企業努力の正体なのです。
「この時代に値下げなんて良心的!」と飛びつかず、一度冷静になってよく確認してから購入しましょう。
どこの企業とは言いませんが、こっすい商売もたいがいにしてほしいですね。
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