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シンガポールの祝日に見る多民族国家

本日はGood Fridayでした。キリストが十字架にかけられた日ということで、多くの国で祝日になっています。
シンガポールも祝日。多民族国家のシンガポールは、中華系、マレー系、インド系、西欧系の人たちのそれぞれの宗教的なイベントの日を祝日にしています。

何故シンガポールの祝日が気になるかというと、妻の会社がシンガポールにレポートしているから。何だか静かだな〜シンガポールからの矢のような催促メール・電話がないな〜と思ったら、あちらはお休み。
外資系あるある、ですが、ここ10年くらいで、日本支社は直接本社(本国)にレポートではなく、シンガポールにレポート、つまりシンガポールがアジア統括拠点になり、日本は中国や香港、マレーシア、インドなど他のアジアの国と並列で、シンガポールの管理下になっているわけです。
日本のアピアランス低下は、今のところ止まる気配はありません。

それも宜なるかな、シンガポールは税率も低く、欧米人子弟を通わせられるレベルのスクールも沢山あり、街中で英語が通じ、街は清潔・安全、その上各民族を尊重するカルチャーをお上が率先する(この祝日のように)。その結果、アジア中の優秀な人材は彼の地に集まる。
世界の大企業がアジアのヘッドクオーターをシンガポールに置くのも納得です。

当然ですが、シンガポールと日本では、国家としての歴史も成り立ちも規模も違います。専制的な面も垣間見ないわけではないし、単純な比較は出来ません。
ですが、シンガポールのダイナミックなビジョンは羨ましいなとも思うのです。