たまには自分をいましめる
ルーチン的に流れてくる周囲のニュース。
今は円安、物価高、そして参議院選挙。
そんな感覚。
あんなに連日連夜、報道していたウクライナの情報も徐々にトーンダウンの様相。チェルノブイリ原発制圧ぐらいが最も緊張感をもって報道されていたように思える。ニュースがないわけではない、検索さえすれば、海外の通信社を含め、わんさか情報を得ることができる。
見ている時間に流れてこないのか、なんなのか。
ニュースってなんのために見ているのだろう。
心を動かすため?
ガムのように味がしなくなったら紙に包んでくずかごへ?
以前、自分が書いていたコラム。おそらく2015年のことだ。とても痛ましい事件が起きる前のこと。
2人の日本人が拘束され、連日連夜、ニュースが一色になっていた。毎日毎日、それを見ているうちに、どこかで映画のような、エンターテインメントのような現実ではないように感じていた。
においも痛みも、湿度も暑さも感じない。ただ、「大変だな」とか「なぜ日本人が」とか、月並みな言葉しか出てこない自分。ネットの感想と変わらない。
このコラムは読者へというよりも、自分に向けて書いた記事。シリアは今、正午。昼は暑いけれど、夜の気温は約1度。切り取られた画面ではなく、現地そのものを知りたくなって書いた記事の一部だ。
これを書いてから変な癖がつき、ニュースに出てくる国の気候や歴史を調べるようになった。
なぜ、そんなに皆が怒っているか、悲しいのかがよくわかる。
ただ、あれほどニュースに触れたシリアの今。知っている人はどれほどいるだろう。
自戒を込めてだけれど。
もうすぐ告知するが、
来月実施する会社主催のイベント。
テーマとするのはSDGs。
考えれば考えるほど、難しいテーマだ。
日本では、モノが高くなってもまだ買える。
車や電車もある。夜はベッドで眠れる。
自分たちは、絶対にまだマシな方。だからつかめないのかな。
小学生の頃、先生に聞いたことがある。
「先生、何で勉強なんてしねげねえの?」
「ユウヒロ、無くなってから気づいても遅いからだよ」
その答えの意味がようやく分かりかけてきたこのごろ。
しっかりと地域に情報を届けられるようになりたい。
まだまだ。
さあ、勉強。さあ、勉強だ。
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