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【令和4年度 アカデミーハウス 11月レポート】

11月。この月は、中間報告会を終えて得た様々な気づき・アドバイスをもとに、各グループがより具体的な活動に移行する時期となりました。
最終成果発表会まで 5 ヶ月を切り、それぞれの課題解決の目的と目標を再確認して、メンバー間でのコミュニケーションを密にとり、プロジェクトマネジメントを実践しました。
多忙ながらも、2期生全員が協力し合い活動をしていきました。

≪11月の活動≫

1. PBL講座・グループワーク

◆ 11 月 16 日「PBL 11月次進捗報告会 」

毎月、小川先生・2期生メンバーの前で
PBL活動の進捗報告を発表している様子

中間報告会が終了してから早や 1ヶ月が経ちました…。各グループは、参加者の方々から様々なご意見・フィードバックを頂きました。その内容を再度 確認しながら修正したり、行き戻ったりしながら活動を進めています。

⇧ 進捗報告の様子 ⇧
・enJoin ( エンジョイン )・

≪規格外野菜に着目し、山口で ” 和の文化 ” に興味を持っていただく事で山口の活性化に繋げる事を理想として掲げ活動を進めています。≫

PBLグループ活動も残り 5ヶ月を切りました…。今まで議論を重ねてきた事からプロトタイプを実践し、その結果の検証・改善をする…最終成果を出す為の本番を実行に移していく。今回、その進捗報告を実施しました。小川先生からは、各グループに向けて鋭い質問が飛びました。それぞれが受け答えしながら、思考を深めていくやり方は、まさにソクラテス式問答法を見ているかのように感じました。

⇧ 共に生活を送る他チームの仲間からアドバイスを貰い高め合っています ⇧
・オープンサンドイッチ・
「若者の流出」を山口の課題と捉え、若者の定着を図る為に山口県内企業への就職を促す事を目的とし、コンテンツ企画を構想中。≫
⇧ 考案中の企画をプレゼン中 ⇧
・!EATER’ず ( ビックリエイターズ ) ・
" 新しいものや考え方 ” を持っているが、 自分の現状を変える事ができない、行動できない若者達がいる現状を知り、” 行動する ” までのサポートをする事を目標に掲げ、企画を考案中。

◆ 11 月 毎週 2~3回程度「PBL グループワーク」
⇓ 活動の様子を更新していきます ⇓


2. CD講座

◆ 11 月 21 日「CD(キャリア開発)講座 ⑥ 」
CD講座でのねらい
・仕事(学業)に対する意義を再認識し、今後の進むべき方向性を定め、仕事(学業)に対するモチベーションアップを図る。
・これまでの経験や能力や価値観、欲求を振り返り、今後のキャリアの目標や方向性を検討する。

自らの意思で選択した組織で自律的(≠依存・他責)に、人生の大切な一部である ” 仕事(学生生活)” を発展させ、自己成長を実現していきます。

CD講座の様子
※ 講座内容は非公開となっています ※

● キャリアプラン【演習】  
・課題の確認  
・行動計画の作成、まとめ
等々、実施しました。

今回が計 6 回実施するキャリア開発講座の最終回となりました。
これまで受講したキャリア開発で考えた事を言語化し、より具体的に行動レベルまで落とし込み、「キャリアビジョンシート」というものを作成し、今後の行動を起こす第一歩を踏み出すことを、この講座のゴールとしました。
講座中のワークでは、各々のキャリビジョンシートを用いて、二人一組でお互いに質問することで、よりビジョンを具体化させる事も行い、ぼんやりとしていたビジョンをより鮮明に浮かび上がらせるような、真剣だが、笑いもありとても楽しく交流も行い、とても有意義な学びとなりました。

各々が作成したビジョン発表の様子
(2期生みんなの笑顔が印象的です!)
各々が作成したビジョン発表の様子 その2
(CD講座では、AH生同士の交流が沢山あり人気の講座です!)


3. 哲学カフェ

◆ 11 月 29 日 「第 2 回 テーマ ” 読書とは何か?” 」

哲学カフェの様子
小川先生のファシリテーション

今年度 2 回目の開催となった今回、2期生と地域住民との交流をするとても貴重な時間でした。

哲学カフェでは下記 3 つのルールがあり、これらを守った上で参加者は自由に発言できます。
(1)誰でも分かる言葉を使う
(2)全否定しない
(3)人の話をよく聞く

それぞれの考えを共有、そして吟味していきます。

「読書とは何か?」この深淵なテーマに、様々な意見交換が行われました。
読書という行為がもたらすモノは何か?、どんな状況で読書する?、読書の本質とは何か…。哲学的思考によって掘り下げていきました。
参加者の思索が一体となっていく事こそ、哲学カフェの味わい深さであり、色々な発見を 2 期生と参加された地域住民が共有できた時間でした。

小川先生と話を掘り下げていく様子


≪利用者の感想≫

1. 11月の感想・気づき

・11月の講座では哲学的視点からネーミングセンスを鍛えるのが印象的でした。 ハッとするネーミングには、物事への視点を変えたり、要素を抽出することで意外性のある名前付けをしなければならないと学びました。新たな視点を探すということは、ネーミングだけでなく様々なことで活用できると思います。凝り固まった考えでなく、新しいことに取り組む姿勢を常に意識したいと思います。

・11月は手放すことを意識して過ごした一カ月だった。AHに入居して半年間、当初の目的であった「自分の働く業界で、働く人たちに向けて持ち帰れる考え方や仕組み」を見つけようと、様々な取り組みに足を運んだ。その中で、得られるものよりも消耗する感覚の方が強くなっていることに気づいた。自分の心に空きスペースがなければ、入ってくるものも入ってこない。残された時間を大切にするためにも、一旦手放せるものはすべて手放すことを決めた。今年も残すところあと一か月。心も体もお部屋も大掃除をして、心地よく新年を迎えようと思う。

・事前準備の大切さを認識した1ヶ月でした。 同期でのグループワークにて、どんな落とし所を自分の中で持って取り組めるのか、ワークが活性化するために自分がどんな役回りで取り組めばいいのか難しさを痛感しました。 ただ、自分の中でも役回りの種類が増えればそれがアカデミーだけではなく、仕事でも必ず活きてくるはずです。 試行錯誤を繰り返して、残り4ヶ月走り抜きます。

・11月はイベント開催に向けて参加者集め、イベントの準備に時間をかけました。12月に入り、イベントの第1回も無事開催することができました。しかし、グループワークの参加率に差が出てしまっているのが心配です。集まったメンバーだけでどんどん進めてしまって、情報共有するためのコミュニケーションにも時間をかけられず、メンバー内でもPBLの内容に対する理解度に多きく差ができてしまっています。今後月次報告会、最終報告会に向けても、最低限の情報共有は怠らないようにできたらと思います。
 また今月はキャリアデザイン講座の最終回がありました。進路を考えるタイミングで講座に参加できたことで、自分のビジョンに向かって今後何にどういう風に取り組んでいくとよいのか、とても具体的に考えることができてよかったです。自分の目の前のことにいっぱいいっぱいになってしまいがちですが、「緊急度は高くないけど重要度は高くないこと」「コミュニティのためにやることではなく自分のためにやること」が見えてきて、そのために時間を捻出したいと思います。

・11月は、今まで習ってきたことが活かせる機会が多く自分の成長が感じられる月でした。 プロジェクトや学校生活も含め、活躍できる場が増えたように感じます。 主に、プロジェクトでは日程を逆算しながら急激に進みが早くなったように思えます。 また、CDの授業では自分の個性や本当にやりたいこと、タイプなど就活の自己分析とは違うもっと内面的に様々なことが感じられてとてもいい機会となりました。 今後も、自分の成長に慢心せず、様々なことに努力していきたいと思います。

・今月から本格的にアクションプランに向けて取り組みが始まりました。 グループ内の活気が出てきてよくなってきました。時々、内容が分からなくなってきたりした時には、グループの人が優しく教えてくださるのですごく助かっています。

・【 CDキャリアデザイン講座】
学び→5年後、3年後の将来像を描き、現在の自分と理想の自分の「差」(=課題)を明確にし、具体的な数字を用いて「今」から取り組むことを決める。取り組むこと(=行動)を設定する時は、「何を、どのように、いつから、いつまで」を盛り込んで決める。 1日の内、1時間でも数十分でも良いから時間を捻出し、それを将来のために使うとよい。 1日「1時間」捻出すると、1ヶ月で30時間、1年で360時間、つまり1年間で15日間の差が生まれる。 【哲学カフェ】
感想→読書愛好家同士の会話がとても魅力的だった。私自身、自己啓発本にしか興味がなく、「本は自身のモチベーションを高めたり、直近の悩みを解決したりするためのツール」としか考えていなかった。しかしながら読書愛好家の方々は多様な意見をお持ちで、「本を読む理由は?」という問いかけに対して、「脳を鍛えるため」「妄想を楽しむため」「フォルムを含めて可愛いから」「現実逃避するため」等々とても面白い回答があった。

・この一か月で一番身に染みて感じたことは、感覚の確認が非常に重要であると改めて思いました。グループワークで議論している際に、同じ議論をしてきたはずであるのに少しずつそれぞれの認識がずれているということが数多くありました。話していることの主語が何を指しているのか、どこにかかっているのか、同じベクトルで議論が行えるように、各人が何を見ているのか、を常に周波数を合わせていくことが大事であると強く思いました。これからようやく各プロジェクトが動き出そうとしているところです。議論の場面展開が増えてくると余計に視点にバラツキがうまれると思いますので、そこを上手くコントロールしていきたいと思います。

・11月は個人的に忙しい月で、思うようにアカデミーハウスの活動にコミットできなかったことが悔やまれます。その中でも1番印象的だったのが、キャリアデザインの講座です。これまで長くやってきましたが、私自身も進路が決まりより具体的に将来について考えるきっかけになったので非常にいい機会だったと思います。

・この1か月間は、主にPBLの活動をしていました。 12月から私たちが開催するワークショップでは、「私が担当する!」と任せてもらった役割があります。 11月はその役割をより十分に果たすために、準備をする期間になりました。 準備をすればするほど、準備が足りないなあと感じます。 私たちのワークショップは、参加者に「自己啓発」を「長期間」「時間とお金をかけて」取り組んでもらうものとなっています。 だからこそ「自己啓発」に関することを調べていき、ちょっとしたセミプロにならないとワークショップに参加してくれる人に、ワークショップで”何かしら成果があった!”と 思ってもらえないだろうと予想しています。 よりいいワークショップを参加者の人に体験してもらうためにも、 たくさん調べて準備したいなと思います。


2. AHでの5カ月を振り返り、改めて”自身が思い描く理想のチーム像とは”について

※ 5、8月の感想でも同様の問いをしています。果たして利用者それぞれの考えに変化はあるのでしょうか。

・私が理想とするチーム像は、メンバー全員がプロジェクトを少しでも良くする為に行動・思案できるチームです。その為にはリーダーの意思表示や目標設定が大変重要です。最近の若者は一つ一つの指示の意味や背景が分からないと、自主的に活動を行わないと聞きます。逆に言えば、リーダーの姿勢や未来のビジョンを共有出来れば、チームのパフォーマンスは大きく向上されると思います。リーダーがチームの行動を一つ一つ徹底管理するのではなく、メンバーの自主性を認め、全員で物事を改善して行動するのが、私の理想とするチーム像です。

・入居半年を経ても「志を共有するための努力ができるチーム」が私の理想だ。9月の報告で挙げたようにあえてチームを組んでいる、という部分が私にとっては重要である。私の理想のチームを具体的に表現すると、チーム員が金太郎飴のような一律のパフォーマンスを発揮することは重要ではない。また、特定の個人が問題や仕事を抱え込むのであれば、チームを組む必要性はないとも考えている。向かいたい目的や志を常に意識し、そのために必要な目標を、適材適所で取り組んでいく、それが私の理想である。なぜチームでいるのか、その根幹をなす部分を共有し続けようとすることが、私が望む状態であり、つくっていきたいチーム像でもあるのだ。

・当初、理想のチーム像は、同じ方向にベクトルが全員向いているチームと思いました。 そしてそれは今は変わりません。 ただし、追加でそこには一人一人の個性が活かされているということが大事だと思います。 人それぞれ様々な背景、価値観、考え方があると思います。 その中で自分には何ができるのかを各々が試行錯誤し動けるチームが理想のチームと考えます。 各々が違う価値観を持ちながら、根っこの部分は繋がっているというのが理想です。

・8月度のレポートでは、理想のチーム像に関して以下のように記述をしました。
①メンバー全員が納得感を持ったうえで、あらゆる形でチームに貢献できている状態
②全員がチームの目指すビジョンを自分自身の言葉で咀嚼できている状態
③お互いに刺激を受け合い成長ができる状態
④メンバー全員の役割が明確であり、それをお互いに最低限把握し手助けができる状態
現在との相違点は特にありません。

・自分が考える理想のチーム像は、結局自分がどれだけ楽しめて周りを引き込めかと思いました。 今までは、自身が思い描く理想のチーム像は様々な形があり、どれも正解で間違いはないと思っていましたが、それはチームメンバーのやる気や知識技量、プロジェクトを理解しているかチームにとって良い影響か悪い影響かを全体として考えていましたが、それは客観的に周りのメンバー考えていて自分がどう動けばいいかの主観的な発想ではなかったのかなと感じます。 今後は、自分が中心に楽しんで周りを巻き込めるようにできるチームを自分から作っていきたいと思います。

・5月に回答した理想のチーム像と、現在考える理想のそれは変わっていない。 以下、5月に回答した理想のチーム像。
●「やろう」と言った人を応援できる
●オンオフをしっかり切り替えることができる
●常に変化し続ける(進化でなくてもOK)
●一生懸命に楽しむ(Fanではなく、Interestingを追求する)
●一人一人がリーダー意識を持つ(周囲の状況を考え、指示待ちではなく進んで行動する)
●ポジティブ思考で物事を捉えられる
●周囲から応援したいと思ってもらえる
●周囲の方に加わりたいと思ってもらえる
●同じ方向を向いて目指している
●適材適所

・私が思い描く理想のチーム像は、それぞれがお互いを尊重しながら全員が意見を出して議論が行える環境を作ることができるチームです。その全員が議論に参加できる環境を作ることができるリーダーが存在していることが、チームにとって一番の理想的状態であると考えております。私たちのチームは、まだ完全にはなっておりませんが、少しずつ全員が発言できるようにはなってきたかなと感じています。しかし、それを促すリーダー的な存在がないため、グループワーク中においてもお見合い状態になることもしばしばあります。プロジェクトも動き出すのでよりスピード感をもって議論をおこなっていきたいので、理想的チームとして機能するように場づくりが必要であると考えています。

・チームで動くとなると、報連相はもちろん大事だと思いますが、やはり思いやりのあるチームが理想のチーム像だと思います。 なぜ思いやりが大事かというと、ピリピリしていたりしたら、言いたいことも言えないチームになってしまうと思います。それでは、チームで動く時に困る部分がたくさん出てくると思います。

・各々が当事者意識を持って取り組めるチームだと思います。チームで活動しているとどうしてもやる人、やらない人が出てきます。また、みんながやっていたとしてもその精度は人によりばらつきがあります。その中で、自分の意見が採用されるつもりで考えてくる、当事者意識が重要になるのではないか、と思います。

・ ”自身が思い描く理想のチーム像”は… やっぱり今のチームで足りないところであると考えてしまいます。 今のチームにあったらもっといいなと思うことは…1人1人の「やる気」がより高く、同じになることです。 一緒に何かをするときに積極的に動くか、受動的に動くか…ということよりも 「やる気」がみんな同じくらいで、かつ高い「やる気」をもっていると チームとして、よりいいパフォーマンスが生まれるんだろうなと思います。 なんか、二人三脚みたいに! じゃあ「やる気」ってなんだろうなって思います。 私がグループで「やる気になる」ときっていつだろう… その逆は「やる気がなくなる」んだろうな… など、まだまだ考え中です


≪概要 プログラムの説明≫

1.アカデミーハウスについて

地域の次世代リーダーが住まう、キャリア開発型シェアハウス。
「自律」「実践」「時間の共有」をテーマに掲げ、予測できない事柄や未来の社会情勢に立ち向かえる次世代のリーダーを育むための共同生活空間です。ともに生活し、グループ活動を行う中で、ここでしかできない経験、自己研鑽を目指します。

学びの様子

2. P.C.T プログラムについて

アカデミーハウスで生活する1年間で、他者・地域との共生や、専門家がバックアップするPBLやキャリア開発プログラムを通して、哲学的思考や多様性の尊重など、さまざまなスキルや経験の獲得をもとに、自己肯定感・自己効力感を高め、人間性を育み、人生の充実につなげることで、新しい時代のリーダーとなる人材を輩出します。

≪SNSのご紹介≫

2期生インスタグラム

⇑【公式Instagram】⇑
アカデミーハウスの紹介(理念や、ここでしか学べない「P.C.Tプログラム」など)、イベント情報 2期生目線で、どういう事を学び・実践しているのか、活動・生活の様子を発信していきます。


HP

⇑【公式ホームページ】⇑
アカデミーハウス利用者募集中!! ぜひ エントリーをお待ちしております!


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