『ホドロフスキーのDUNE』を観て感じた歴史の綾
アレハンドロ・ホドロフスキーの最近の2作品『リアリティのダンス』と『エンドレス・ポエトリー』は面白かったのですが、ドキュメンタリーの方はちょっと二の足を踏んでいて観てませんでした。
映画史上最も有名な未完の作品と言われる『DUNE』についてということでなんだか映画マニア向けなのかなという気がしていたからです。
しかし、実際観てみると、どんなに素晴らしい映画になるはずだったかということが熱く語られているのは当然にしても、中止になったことがそれほど否定的に捉えられておらず、むしろ仕方がなかったし、結果的にその後の映画にいい影響を与えんだということが語られていて、それが面白かったです。
https://socine.info/2020/06/05/jodorowskys-dune/
傑作になったであろう作品が完成しなかったのは残念ですが、完成しなかったからこそ今があるわけで、完成したほうが良かったとは誰にも言えないし、完成しなくてよかったとも誰にも言えない、そんな歴史の綾を感じたのです。
なんかよかったです。
ホドロフスキーの最近の2作品もぜひ。
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