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greenzに書いた4本のUPLINK記事で振り返るコロナに対する心境の変化

新型コロナウイルス感染拡大のため外出を自粛し始めてもう2ヶ月になろうとしています。

その中で私がやっていることと言えば家で映画を見ていることだけですが、greenzで4本目『わたしたちの宣戦布告』の記事が掲載されたので、少し振り返ってみます。

STEP1:不安から逃げる

最初の記事は4月6日『顔たち、ところどころ』でした。

なぜこの作品にしたのか、ラインナップの中で一番好きな作品だったというのが一番の理由ですが、好きな作品を選んだのはなぜか分析していみると、不安から逃れようとしていたのではないかと思います。

まだ新型コロナウイルスがどういうものなのか、これから世の中がどうなっていくのかがわからず不安な中で、クリエイティブが示してくれる明るい希望にいい意味で「逃げる」ことだったのではないでしょうか。

STEP2:喪失感に寄り添う

2本目は4月14日の『聴こえてる、ふりをしただけ』

3月29日に志村けんさんが亡くなり、日本全体が喪失感と恐怖に襲われているような感じがありました。そんな中で選んだのが11歳で母を亡くした少女の物語。

大切な人を亡くしてしまった人に寄り添い、自分も大切な人を失うかもしれない可能性を抱えながら生きることに向き合おうという気持ちが湧いていたのでしょう。

STEP3:前を向くために心を整える

3本目は少し時間が空いて4月28日の『聖なる呼吸 ヨガのルーツに出会う旅』でした。

この2週間ほどで、いわゆる自粛疲れに陥り、今自分が本当にしたいことは何ななんだろうと自問したところ、自然に浸ることだという結論に達しました。

でも、遠出はできないし、公園に行ったら子供たちで溢れかえっているし、それも簡単ではない。そんなときに出会ったのがヨガを描いたこの映画。いただけでヨガを通してちょっと自然に触れたような気分になれました。

考えてみれば、状況を飲み込んで前に進むために自分の心と体を整えることを求めていたのかもしれません。運動不足だし。

STEP4:戦い方と自分の役割を考える

そして4本目が今日掲載した『わたしたちの宣戦布告』です。

基本的には、医療従事者を応援したい、彼らとともに戦わなければこの戦いに勝つことはできないということを肝に銘じ、応援するためにこの映画のことを書きたかったという思いでした。

ただ書いてみながら思ったのは、応援するということは自分も最前線ではなくてもこの戦いに当事者として参加することを意味するということでした。ほとんど力にはなれませんが、ある意味チームとして戦うんだと心しておくことは大事なんじゃないかと思ったのです。

そしてそれは戦いの先を見つめる出発点でもあり、ようやく前に進もうと思えるようになったのかもしれないと思ったのです。

NEXT STEP:戦う?

次の作品の予定はまだたっていませんが、いよいよ前に進むのか?それとももうちょっと様子を見るのか?迷っています。

そこで重要なのは、溢れる情報の中で何を信用し、何を選び、何に頼って進んでいくのかということ。そのあたりを少し考えて、次なる半歩を進めたいと思います。

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