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映画とアートは地続きだと『デヴィッド・リンチ アートライフ』を観て思う。

映画監督デヴィッド・リンチは映画以外に絵画や彫刻作品も発表しているそうで、その「アートライフ」の源泉を探ったドキュメンタリー映画。

基本的にデヴィッド・リンチのインタビューのみで構成されていて、現在の制作風景と、過去の映像や写真がそこに被せられていきます。

デヴィッド・リンチを知っている人、ちょっとは好きという人なら、その世界観がどのように構築されていったかを知ることができて興味深く見ることができます。

映画というと今はエンターテインメントという印象が強いですが、アートの領域でも映像作品は多くあり、映画と映像によるアートとの間に壁はないと思っています。この作品はデヴィッド・リンチという映画監督兼アーティストを通して、そのことを伝えようとしているのかも知れません。

なので、デヴィッド・リンチ好きな人より、映像によるアート(ビデオアートと一般的には言う?)が好きな人が見たら面白いのではないかと思います。具象と抽象の間みたいな領域ですかね基本的には。

デヴィッド・リンチにしてはおとなしい作品です。

©Duck Diver Films & Kong Gulerod Film 2016


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