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UPLINK60本全部見る

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UPLINK Cloudの60本3ヶ月見放題の作品を全部見て、その感想をまとめるためのノートです。みなさんの自宅待機の暇つぶしに少しでも貢献できたらいいなと思っています。
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#アレハンドロ・ホドロフスキー

ホドロフスキーが『リアリティのダンス』で現代に投げかける権威と周縁とフリークスと犬と私たちの心

アレハンドロ・ホドロフスキーの最新作『ホドロフスキーのサイコマジック』が4月24日にオンライン先行公開されると聞いて、重い腰を上げてUPLINK Cloudのホドロフスキー作品に手を付けました。 ホドロフスキーと言えば『エル・トポ』。カルト的な人気で、難解な印象があります。 そのホドロフスキーが少年時代をテーマに撮った作品が『リアリティのダンス』。1920年代のチリを舞台にした物語です。 しかし、これが幻想的と言うより幻想。ホドロフスキーの少年時代の幻想をそのまま映像に

ホドロフスキーの創作の原点に触れる『エンドレス・ポエトリー』は予想外に見やすい映画

アレハンドロ・ホドロフスキーの最新作『ホドロフスキーのサイコマジック』の公開は明日に迫っていますので、その前の作品『エンドレス・ポエトリー』も急ぎ見ることにしました。 『リアリティのダンス』の続編で、前作がわけわからないけれど面白かったので、こちらも期待したのですが、予想に反して素直にわかりやすい映画でした。 もちろん、奇想天外な人物が出てきたりはするんですが、ドラマとしてキッチリできていて、見やすかったです。 なので個人的には前作ほど興奮できなかったのですが、ホドロフ