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📘 #00|DIYは準備編【DIY】

このテキストは、イシムラハウスで日々暮らしながら試行錯誤した、DIY家具のつくりかたを共有する趣味のレシピ集「making for daily life」に向けて書いたテキストです。

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DIYをするにあたって準備はとても重要。とは言え、何を揃えれば良いかわからないものだ。僕も未だにそうだし、作りながらインターネットや職人さんに教えて貰う日々。そこで、事前に準備しておくべきものを挙げていきたい。マンションだとDIYするにもハードルが高いので、僕の経験上になるべく、掃除が簡単で、気軽にできるような方法で。本気でやりたい人は他のサイトを参考にするとよいです。

材木カット・材料の調達は全てホームセンターですませる

材木カットをしてくれるホームセンターは近年増えていて、ほとんどのホームセンターで備わっている機能だと思う。DIYの一番のネックは材木のカットで、その部分のみはプロに任せればつくるハードルが大分下がる。レシピには材木カットの図面もあるので、それをそのまま持ち込んで用紙に書き込んで貰えればカットしてくれる。とは言え、欲しい家具の寸法は人それぞれなので、適宜自分で調整してくださいね。板の勝ち負けを間違えると痛い目にあいます、、、ちなみに、僕は免許は持っているけど、車を運転したくないので、学生時代購入したガラガラをつかって材木を運んでいます。駅の改札も2m以下までなら運べる(駅員さんに長さを測られた!)ので、運転が苦手な人も工夫をすれば運べます。最近は配送サービスもできるみたいなので、便利な世の中になったものだ。

材木カットしてガラガラにセットしている図、なるべく小さく運ぶのがポイント。

床を傷と汚れから守る

マスカーを敷いて、ダンボールを下敷きに出来ると良いです。ダンボールが無い人は近所のスーパーにいくと貰えることもあります。ダンボールは何かと便利なので、ストックしておきましょう。小さいサイズでも、ビス打ちをする箇所だけ敷けば、床に傷がつくことはありません。

アマゾンだとカインズのものなどが売っていました。

ダンボールとマスカー(透明なビニール、端部にテープがついてるので床などに貼れます。)を敷いて塗装してる図。
バルコニーが使える人は外がベスト。簡単な手直しならダンボールを軽く敷くだけでも大丈夫。

材料の固定はコーナークランプで

DIYは二人で出来るととてもやりやすい。しかし、僕の妻は積極的に手伝ってくれないので一人でつくることが多い。そこで、職人さんに相談したら、素人のDIY程度ならコーナークランプがあれば作りやすいよと教えてくれた。ふたつあると、とても便利。

板の固定が簡単!

面倒だけどビスを打つ前は下穴を開ける

僕のDIYレシピはほとんどが合板の12mm。安くて強度がある分、ビスを打つのが少し難しい。そこで、下穴を開けてからビスで固定すると、とても簡単に打つことができる。下穴ドリルは最近では100ショップでも売っているので、ホームセンターに行かなくても大丈夫。下穴ドリルは打つビスより少し小さいサイズの径が良いです。
六角軸テーパー下穴錐

少し手間だけど、穴を開けるととても固定しやすいし、何より木が割れないのだ。

塗装はオスモがオススメ、なぜならやすらなくてよいから

塗装のネックは紙やすりでやする必要があり、それがネックでやすらない人も多いだろう。かつては僕もそうだった。自宅の木天井を自分で塗装する際、やするのがネックだな、、、と思って色々とメーカーさんに相談したら、オスモならやすらなくて良いので、塗りやすいです!と営業の岩下さんに教えて貰いました。他のメーカーに比べれば少し高いですが、手間を考えれば安いもの。塗装した直後は少し毛羽立ちますが、ダンボールや紙でこすると良い肌触りに変わります!とは言え、本気で塗装したい人、高級家具のクオリティを求める人は240番手でやすってから塗装すると表面の傷や汚れがとれるので美しい仕上げになります。僕は適当な人間なので、やすらないでそのままオスモで塗装をしています。もちろん自宅の木の塗装は全てNOやすりがけです。
夏休みの自由研究 | オスモカラーでDIY | 自然塗料オスモカラー | 暮らしの理想をドイツから オスモ&エーデル
エキストラクリアがオススメ。一回塗装なので。塗装の仕方はオスモのHP参考に!

自宅の塗装はオスモの岩下さんと一緒に調合しました。
塗装バケットにマスカーを巻くと繰り返し使える裏技を教えて頂きました。
岩下さんにはイシムラハウスの塗装のお手伝い頂きながら色々と教えて貰いました。プロは凄かった、、、

ピン角は危ないので、その部分だけはやすりましょう

ホームセンターでカットすると直角でカットされるので、いわゆるピン角(先がとがっている角)になります。僕もかつてはピン角派でしたが、毎回ぶつかると痛いし、犬も飼っているので、糸面程度やすってます。
上下糸面とは?

150番の紙やすりあたりでやするとちょうど良い。

ビスはクロメートが良い

ビスはホームセンターで売っているクロメートの細ビスがオススメです。40mmと20mm辺りを購入しておけば何とかなります。何故、クロメートが良いかと言うと、木の色見と揃ってシルバーのビスより気にならないからです。たまに、あえてシルバーのビスにしてビスを強調させる変態もいますが、その場合は目立つのでぴったりとビスを揃えるため、スキルが必要です。

色々と書きましたが、僕も最初からこれら全てを覚えて作っていた訳ではありません。沢山失敗して、詳しい人に相談して、その繰り返しです。色々と失敗はあると思いますが、楽しんでつくることがとても重要です。


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