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難民と移民

国連難民高等弁務官事務所によれば、「難民」は世界で7000万人以上。
7年ほど前、「移民」をテーマに外国人が経営する料理店を巡る日本旅の際、内戦や紛争、迫害などで故郷を後にしなければならない「難民」と、生活のために移動を選択した「移民」とは根本的に違うことをとことん教わりました。
 
日本は難民認定率0.4%で、難民の受け入れに対して厳しいと言われています。
偽装難民が増えたことによって、規制を厳しくしたという経緯もあり、
それでも低すぎるだろうといった意見もあり、
これは賛否両論あるのでしょう。
 
公開中の映画「ファヒム パリが見た奇跡」。
バングラディシュからパリに難民として逃れ、チェスのチャンピオンになったファヒム少年の実話を映画化した話です。
 
難民センターでの暮らし、
通訳が自国(映画ではインド人の通訳)の利益のためにつく嘘、
難民の日常性が垣間見えるフランスの子ども達のやりとり、
不法滞在者の生活など、
リアルで興味深いシーンも多い。
 
「フランスは人権の国ですか?それとも、単なる「人権宣言」の国ですか?」
 ラジオ番組で女性が電話で首相に尋ねる台詞は心に残りました。
 
地球上で同じ空気を吸い、水を飲み、飯を食らって住んでいるんだから、みんな一緒なんだけどなぁ。
こんなことをつぶやくと、お花畑みたいなこと言ってらぁとバカにされるんですけどね。
 
写真は博多にあるバングラディシュの薬膳カレーの店にて。

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