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たんぽぽコーヒーとマクロビ

マクロビオティック(以降マクロビと記します)という食事法もしくは思想があります。
日本人の研究者が考え、リッツカールトンホテルが採用し、ジョンレノン夫妻やトム・クルーズ、マドンナなどが実践したことで世界中に知られるようになりました。
 
このマクロビを、ブログ企画で1ヶ月間、挑戦したことがあります。
陰陽の原理を取り入れた食事、
たとえば肉や魚、卵など身体を温める食べ物は陽、
トマトやナス、牛乳など身体を冷やす物は陰とわけ、
マクロビでは陰でも陽でもない中庸に当たる玄米、雑穀、豆類、海藻類などを中心に食べていきます。
 
企画を始めるにあたり、スポンサーから、酒も陰性と聞いた際、
「えっ?お酒もダメなんですか?」
僕は泣きそうな顔をしたらしく、ホントはダメだけれど、オーガニックワインだけ許していただくことになったなぁ。
と言っても、決して中庸の食事だけではダメというわけではなく、
陽の食べ物と陰の食べ物をうまく組み合わせるという考え方もあるらしい。
 
それでは曖昧になるのでブログ企画では、可能な限り、中庸に当たる食べ物で過ごすことにしていきます。
 
玄米や全粒粉のパスタが主食とし、スープは海藻、おかずは豆中心。
レパートリーが意外に多く大丈夫でした。
おそらく、その前の企画で寿司1ヶ月90食ブログ(これが話題になったので、次々と1ヶ月シリーズの依頼が舞い込んできたのです)の後だったので楽だったのかもしれません。
食の選択ができることは嬉しい。
 
ただ、陰にあたるコーヒーがダメだったことは悲しかったなぁ。
その代用品として、たんぽぽコーヒーを与えられました。
たんぽぽの根を乾燥させ、焙煎して砕いた飲み物です。
これが麦茶のようで、とてもコーヒーとは思えませんでした。
後から聞いたら豆乳などで割って飲むのがオススメで、
現在は、どんどん進化して美味しくなっているようです。
 
先日、今年、定年になる方との会食で、次にやりたいことの一つの選択肢に「耕作放棄地を使ったたんぽぽ農家」と聞いて思い出したのです。
漢方薬の原料にもなるらしい。

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