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保護者とPTA

地域の子どもは、自分の子どもと同じという感覚がなくなったと嘆く声を聞きました。
たとえば、日曜日などに両親が仕事や介護で忙しければ、
近所の家族が子どもの面倒を見てくれ、
その家族がどこかへ連れて行くのであれば、一緒に連れて行ってくれたのだけれど、今は、そういった保護者は珍しいらしい。
子どものいない僕でも、その空気は薄々と感じています。
子どもがいないので、あくまで薄々と。

世代の違いなのか、世の流れなのか、様々な状況が絡み合っているのかはわかりません。
 
「上の子と下の子と4年ほど空いています、それで、ここまで変化しているのかと驚きました。
極端な言い方かもしれませんが、わが子がよければそれでいいといった親が多くなっていると思います」
 年の離れたお子さん二人がいらっしゃるお母さんが、おっしゃいました。
 
スポーツ少年団でレギュラーからはずされたりすると、保護者から監督やコーチへクレームが入ることが年々、多くなっている話にもつながるような気がします。
 
「使途不明金」、「会長解職」、「さいたま市脱退」などPTAに関するニュースを目にします。
PTAとは児童生徒の保護者(Parent)と先生(Teacher)とで作られた団体(Association)で、
学校行事のサポートや広報、清掃活動など活動は多岐にわたります。
 
加入するかどうかは任意ですが、昔は、なんとなく全員入っていたけれど、今は加入しない方もいらっしゃるらしい。
他の学年の親や先生と交流が深くなり、その後、一生のつきあいになり、
先生のサポートになり、子どもたちの成長を一緒に見守るなど、学校と連携して環境整備をしていくので大切な組織なのでしょう。
 
とはいえ、PTAの活動も過渡期で、いろいろな問題を抱えていることは想像に難くありません。
次のPTAの会長どころか委員さえ決まらなくて困っているといった話も耳にするのですから。

「あのさぁ、地域の役員が決まらないんだよ〜」
 そこへ全く違う話も入ってきます……ん?どの話も共通しているのか。
考え込んでしまいました。

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