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銭湯で出会った幼児

夜、行くことは、ほとんどありません。
午後、散歩がてらか夕方の会食前、もしくは早朝営業があれば行くことも。

銭湯の話です。

東京では10月末まで銭湯を応援する「東京1010(セントー)」キャンペーン中。
無料で入ることのできるモバイルクーポンをいただいていたことを忘れていました。

昨晩、「あっ、まだ間に合う!」と、スマホで、今まで行ったことのない銭湯を探し、立ち寄ったのです。
東北沢の銭湯に向かいました。

番台でキャンペーンのスマホの画面を見せ、
銭湯に与えられている番号を教えていただき入力すると入湯料を支払ったことになります。

脱衣所で服を脱いでいると浴場から、子どもの泣き声が聞こえてきます。
よく響いて気持ちいい。

1、2歳くらいの子がお父さんと入られていました。
洗髪中で、頭にお湯をかけられることが嫌らしく、泣いていたようです。

僕が2つほど離れたカランに座ると、白髪のおじさんが珍しいのか、泣き声が止まり、瞬きしないで、こちらを凝視していました。

彼なのか彼女なのかわからないけど、軽く会釈して、僕は髪の毛と身体を洗います。
お子さんも髪から身体に洗う場所が変わりました。
「アツイ……」
 幼児の発した言葉に、思わず吹き出してします。

「アワ、アワ」、「カケテ!」……
お父さんと幼児のカランの時間は続きました。

もちろんお風呂も温まったけれど、心までホッコリさせられます。
やっぱり銭湯が好きです。

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