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身体の歪みと世界の歪みと

柔道整復師の幼馴染は背中を触った後、右腕のツボを押しました。
激痛が走り、悲鳴をあげます。
 
50年以上、肉体を使っているのですから、不調が出てきてもおかしくはありません。
元々、丈夫な器ではないので。
あまり程度のよくない古い中古車をメンテナンスしながら乗っている感じでしょうか。
 
朝、起きると、
「おいおい、今日は、ここですかぁ。昨日、なんかしたっけ?」
 などと苦笑いしながら、調子の悪い場所をさすることが多くなりました。
たいていヨガまがいのストレッチをしながら、身体をほぐしていくと治るんですが、
先週から右の腰の痛みが、どうも取れません。
 
そこで幼馴染の柔道整復師のところに伺った次第。
身体の歪みを見ながら、背中の張りをほぐし、その後で右腕のツボを押したのです。
草刈機など右手の使い方のひねり癖が、
背中の張りに繋がり、
それを引っ張る腰に負担がかかっているというのが彼の見立てでした。
 
「身体は全部、繋がっているからねぇ」と施術を受けながら、
何かに似ているなぁと思いながらも、途中で考えを放棄し、
うつ伏せでうとうと眠りに堕ちていったのです。
 
今、綴りながら、昨日、思った「何か」について、思い出しました。
おそらく、ロシアのウクライナ侵攻、アメリカの金利上昇、ゼロコロナ政策による中国経済の失速、EUの気候変動政策……海の向こう側の話が、ジワジワと我が家の生活に繋がっていくことと、身体の繋がりが似ていると思ったのかと。
 
写真はラオスにて。
現在、ラオスはガソリン不足でガソリンスタンドが長蛇の列で深刻な状況に陥っているらしい。
スリランカもそうだと聞いたし……心配だなぁ。
 
 

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