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ボランティアの高齢化問題

雑草の勢いが凄まじく、三角形の刃がついた「三角ホー(僕の住む地域では「だちきり」と呼びます)」だけでは対応できず、草刈機も出動されていました。
安八百梅園の除草ボランティアは、春から秋にかけては月2回、それ以外は月1回。
 
僕は月1回参加できるかどうかの怠け作業者ですが、
長く続けていると、それぞれ除草する場所が、たいてい決まってきます。
1時間ほどですが、黙々と作業している時間は気持ちよく、「除草瞑想」と呼びたくなるほど。
 
いつも僕の隣のブロックは、高齢者の女性グループが作業されていました。
最近、お見かけしないなぁと思っていたのですが(怠け作業員が言う資格はないけれど)、
全体的に人が少なくなっているように感じます。
昨日、作業終了後の雑談でも、その話題に。
たいてい20~30名ほど参加されていたのですが、昨日は10名ほどでした。
 
Aさんの身体が弱って入院している、
Bさんは免許返納され、足がなくなったなど、高齢が原因で辞められた話を耳にするようになりました。
7年前、僕を誘ってくださった先輩も80歳を超え、
おそらく除草ボランティアの平均年齢は70歳を超えていると思います。
たぶん。
もし、間違っていたら、次回、いつもの二倍除草するので、お許しください。
 
そこに加えて、コロナの3年間。
除草ボランティアだけではなく、これを機会に引退を決める方の話も多い。
いざ、「さぁ、アフターコロナです」と言われても、一度、外に出る習慣がなくなると、億劫になることは想像に難くありません。
これで激減してしまったらしい。
 
定年したばかりの新しい人材を入れましょうと言っても、
定年が65歳、いずれ70歳となることを考えると一筋縄ではいかず、
根本的な考え方自体を変えていかなくていけないのでしょう。
 
除草ボランティアだけの問題ではなく、町内のカルチャーセンターや老人会にまで話は及ぶでしょうし、
安八町だけの話ではなく、日本全体で起きていることなのかもしれません……と偉そうな話を綴っていますが、その前に自宅や田畑の除草しろよと言われそうです。

畑は雑草を活かした自然農法とうそぶき、
庭はヤギにまかせっぱなし。
「りり」、今日もよろしくね。

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