パパと母ちゃん
我が家では亡き父を「パパ」と呼び、母を「母ちゃん」と呼びます。
アメリカは「マミー」、「マム」を使うことが一般だけれど、スペイン語も中国語もロシア語も「ママ(マーマ)」だと聞き、
日本は、「ママ」と「母さん」が主流と、どこかのアンケートで見かけた気がします。
10年ほど前のドラマ「woman」。
普段、「お母さん」と呼ぶ子どもが「母ちゃん」と呼び、笑い合うシーンがあります。
親しい間柄の人に普段、呼び慣れていない呼び方は照れくさい。
我が家でも似たことがありました。
小学生の頃、「お母ちゃん」と呼ぶのが、カッコ悪いと思った時期があり、
「お母さん」と呼んでみることにしたのです。
「気持ち悪いでやめやぁ(やめなさい)」
と母に言われ、あっけなく終了。
それより、「パパ」を「父ちゃん」か「お父さん」にした方がいいという話になったっけ。
しかし、父の呼び方が変わるうんぬんの前、小学校の頃、「パパ」のまま亡くなってしまいました。
その時で父との時間は止まっているので、
今も母と父の想い出話をする際も「パパ」のままなんですよね。
仏壇や旅先で、心の中で問いかける際(特に様々なピンチに陥り、神さまに頼み事をしたくなる時、僕は神さまより父にお願いすることが多い)も「パパ」と呼びかけます。
もし、今、生きていたら、僕は父をなんと呼んでいたんだろう。
「パパ」とは呼んでいないと思います。
「母ちゃん」の対で、「父ちゃん」になりそうですが、どうもしっくりこない。
「父さん」と呼んでいるのかなぁ。
先日、僕はフィリピン人に間違えられた話を綴りましたが、
父は、インド人のような濃い顔をしていました。
写真の人のように。
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