見出し画像

米の行商旅in軽井沢

下町の面影がただよう人形町の裏路地、
小さなビルの2階に大好きなカフェがありました。
30代の頃、よく通っていた店です。

落ち着いた雰囲気の店内に入り、
フワッと漂うコーヒーの香りを吸い込み、
奥のカウンター席へ。

店主がセレクトした音楽を聴きながら、
彼が丁寧にコーヒーを淹れる姿をぼーっと眺める時間が大好きでした。
水出しアイスコーヒーを教えていただいたのも、この店だったなぁ。
居心地がよく、半日以上、滞在していたことも。

店のご夫妻には公私共にお世話になり、
渋谷でホワイトマンカフェをしていた時、カウンターの中を切り盛りしてくださったこともあれば、
一緒に台湾や沖縄へ旅に出掛けて行ったこともあります。

彼らは10年ほど前、
愛犬と共に軽井沢に移住しました。
僕は何年かに一度、訪れては、滞在させてもらっています。
今回は、お米(ハツシモ)を届ける名目で押しかけました。

今回、米とコーヒー豆の物々交換で、
既に新米とは呼べないにも関わらず、高いコーヒー豆をいただいてしまい、
しかも泊めていただき、
ご馳走にまでなってしまうのですから、あつかましいですよね。
でも、この行商旅は病みつきになりそうです。

この春からコーヒー豆の焙煎屋を始めるらしく、現在、準備中。
絵描き(今回も豆を入れる袋に特別に描いてくださいました。あいかわらず大好きな曲線です)でもあり、
彼の絵でTシャツを作ることもあれば、持ち込みジーンズに描いてくださることもあり、ファンは多い。
今後、作られる彼の描いた豆のパッケージも楽しみです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?