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ヤギのサカリと冬餌と

黒ヤギ「らら」が逝って9ヵ月。
白ヤギ「りり」も、すっかり1匹のライフスタイルに慣れたようです。
と思ったら、ここ数日、鳴きまくり。

「寂しがっとらへんかね(寂しくなってないかね)?」
 先日、ショートステイのお迎えの車を待っていた母が笑いました。
「らら」がいなくて寂しいと言っているのかと思ったら、
自分が4日間不在になるので、「りり」が寂しいと思っているらしい。
「餌もやらん母ちゃんのことなんか気にするか!」
 突っ込みました。
 
確かに母の言うように「鳴き」が「泣き」に聞こえることはあります。
ただ、それは今も「らら」のことで感傷的になる聞き手の問題。
生物学的に言えば、今の時期は春まで20日に一度、「サカリ」の時期にあたり、鳴きまくるだけのこと。
いつもはだらりと緊張感なく垂れている尻尾がピンと立ち、振りまくります。
 
住宅街の中でヤギを飼いたいと相談がある際、「サカリ」の話は必ずします。
近所の理解がないと関係性が悪くなる可能性がありますよと。
 
それ以外にも、夏であれば、「水くれ~。バケツが空だよ~」、
今の時期のように雑草のない季節は「餌くれ~」的な時も鳴くことはあるかなぁ。
除草目的でヤギを飼う相談を受けることもあるのですが、
その場合、冬の餌確保の話もします。
 
我が家の場合、今の時期は、お隣に住む庭師さんが入って庭を剪定してくださるので半月ほどは剪定材が餌になり、
既にアオキやカシなど好きな葉をご存知なので、
他の家で出た剪定材を持ってきてくださることもあり、
この時期のヤギは、僕と庭師さんと並ぶと迷うことなく、庭師さんの方に寄っていきます。
 
後は、週に一度程、飲食店から出る廃野菜のキャベツを箱ごと届けてくださり、
一応、冬だけJAで牛用の飼料を1袋だけ購入しておき、何もない時はこれで対応します。
だいたい2カ月はもつかなぁ。
よってペットを飼っている方々からすると我が家の餌代は安くて驚かれます。
 
そうそう、みかんなど柑橘系の皮も好きです。
ホントはコンポストで肥料にしたいところですがヤギ優先で。
 
 

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